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藤井が、日々の気づき、学びをテーマごとに綴ります。

名前: 藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム代表
(株)アンテレクト代表取締役

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒103-0023
東京都中央区日本橋本町2-6-1
日本橋本町プラザビル2F
Tel.(03)5651-1553
Fax.(03)5651-1554

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赤っ恥学―目立て!転べ!笑われろ!大富豪への黄金ルール

2004/07/30

私の人生は波乱万丈だった。今でこそ六本木ヒルズに住むダービー
オーナーだが、ずっと失敗の連続、赤っ恥の連続だった。会社は2
度倒産させている。不可解なクーデターにより、社長の座を追われ
たこともある。
だが、成功に浮かれた状態で、変化や進化を遂げることなどできる
わけがない。バブルを思い出してみてほしい。あの頃、どれだけの
日本人が自分自身を見つめ、高めることができただろう。


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■■       ビジネス選書&サマリー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<読者数 23210部>━
=今週の選書=
■赤っ恥学―目立て!転べ!笑われろ!大富豪への黄金ルール
■関口 房朗 (著)
■宝島社
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■■  選書サマリー

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六本木ヒルズに住むダービーオーナーであり、口ひげ、ちょんまげ、
ド派手なルックスで知られる異色経営者、関口房朗氏の生き方論です。

【1】

私の人生は波乱万丈だった。今でこそ六本木ヒルズに住むダービー
オーナーだが、ずっと失敗の連続、赤っ恥の連続だった。会社は2
度倒産させている。不可解なクーデターにより、社長の座を追われ
たこともある。

だが、成功に浮かれた状態で、変化や進化を遂げることなどできる
わけがない。バブルを思い出してみてほしい。あの頃、どれだけの
日本人が自分自身を見つめ、高めることができただろう。

「どうすれば金持ちになれるか」と聞かれたら私はこう答える。「と
にかく行動して、失敗しろ。話はそれからだ」と。「失敗しないこ
と」と「成功すること」は同じではない。

本当の成功に至るには、困難にぶちあたり、転んではまた起き上が
らなくてはいけない。失敗こそ成功の近道なのだ。だから私は若者
たちに「どんどんチャレンジして、どんどん失敗しなさい」と説く。

失敗から立ち上がったとき、彼らの目の前にはまったく新しい光景
が広がっているはずだ。ところが実際に実践する人はあまりいない。
なぜなら、失敗とは恐ろしいものだからだ。

【2】

日本人が失敗を恐れるのは、「失敗」に対する考え方に原因がある。
失敗の本質についてもう一度考えてみてほしい。失敗はそもそも「何
かにチャレンジしたけど、転んでしまった」ということを指す。

ほんとうにつらいのは失敗の痛みではない。周囲の目や非難、中傷、
嘲笑の声だ。つまり、他人の目の前で失敗することの恐ろしさが、
われわれ日本人を捕らえているのだ。

この恐怖の正体が「恥」だ。人は「バカにされたくない」「嫌われ
たくない」と思って生きている。だから余計な言動を控え、他人と
同じ顔をして消極的に生きるのだ。

だが、消極性の根底にある「恥」を受け入れ、恐怖を克服していく
と、やがて本当のチャレンジスピリットがわいてくる。

まずは率先して恥をかくことだ。それから恥を克服し、チャレンジ
精神を身につけるのだ。これが「赤っ恥学」だ。単なる「失敗学」
とは違う、率先して恥をかくノウハウなのだ。

【3】

日本の文化は「恥の文化」だ。もちろん、昔は「恥の文化」にもよ
い面があったにちがいない。だが、最近は企業や政治家の不祥事な
ど、弊害のほうが多いようだ。

たとえば議員の金銭トラブルが発覚したとする。彼はいったん議員
職を退いておいて、その後また立候補をする。欧米人の目にはさぞ
かし理解しがたい行為に違いない。

日本人は「みそぎを終えたんだから、本人もさぞかし反省している
ことだろう」などと考える。金銭トラブルを「罪」ではなく、「恥」
ととらえている証拠だ。

子育てでも然りだ。母親は「そんなに泣いていたら、みんなに笑わ
れるわよ」などという。笑われることの恥ずかしさを、事あるごと
に教えようとするのだ。

【4】

こうして善悪よりも、恥への恐怖が行動の基準となっていく。また、
「旅の恥はかきすて」ということわざがあるが、これなども日本の
恥の文化をよく表しているといえる。

つまり旅先は自分の属する「ムラ」ではないので、どんな愚行を起
こそうとも誹謗中傷されずにすむ、というわけだ。

社会に出てからも、恥の意識は培われる。教育現場や企業でおこな
われている「減点法」のせいだ。たしかに他人を管理するには便利
な方法だろう。

しかし、長所を育てることもなく、ひたすらミスを監視するこのや
り方には弊害があまりに大きい。「自分がどうしたいか」より、「ほ
かのみんなはどうしているか」を気にするようになるからだ。

こんな人は、いつもミスしないよう、監視の目に引っかからないよ
う、無難な人生を選ぶに違いないのだ。

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■■ 選書コメント  
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本書は、六本木ヒルズに住むダービーオーナーであり、口ひげ、ち
ょんまげ、ド派手なルックスで知られる異色の経営者、関口房朗氏
の生き方論です。前作「金持ち学」はベストセラーになりました。

金持ち学
→ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796638253/tachiyomi-22

これまでは、著者の特異な出で立ちから、正直、うさんくささを感じ
ていました。しかし本書を読んで見る目が変わりました。とにかく
生き方の教科書として、一読の価値ありです。

著者の武勇伝もさることながら、恥に関する考え方はユニークです。
本書のタイトルでもある通り、この恥との関わり方こそが、本書の
テーマであり、著者の生き方のベースにあります。

そもそも「日本文化は恥の文化」と言われるほど、恥は日本に根付
いた価値観です。実際、日本には、恥にまつわる教えや言葉が少な
くありません。たとえば「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」「旅
の恥はかき捨て」「末代までの恥」などです。

著者は、普通は美徳とされる、日本の恥に対する考え方こそ、日本
人をダメしている元凶だと一刀両断しています。理由は、恥の文化
は価値判断の基準を自分でなく外部に求めているからです。

確かに上記のことわざからわかるとおり、日本では恥をかくことは
やってはいけないこととされています。ところが著者は、自分を成
長させる機会として、むしろ積極的に恥をかけと説きます。

私は、問題は「誰に対して恥ずかしいと考えるか」にあると思いま
す。周囲に対してでなく、自分に対して恥ずかしいと思える人が少
なくなってきたことが、問題なのではないでしょうか。

自分自身に対して恥ずかしいと思えれば、対面を保つためだけに繰
り返される大企業の不祥事など、それこそ恥知らずな行為は、減る
と思うのですが、いかがでしょうか。

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