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藤井が、日々の気づき、学びをテーマごとに綴ります。

名前: 藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム代表
(株)アンテレクト代表取締役

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒103-0023
東京都中央区日本橋本町2-6-1
日本橋本町プラザビル2F
Tel.(03)5651-1553
Fax.(03)5651-1554

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上司のすごいしかけ

2006/03/24

「社員をやる気にさせるには、何が必要か?」これまで何千社とい
う悩める社長や上司と話してきて「いい本はたくさんあるけど、実
行するのはどれも難しいんだよね」という声をずいぶん聞いてきた。
そこで、編み出したのが、社員をやる気にさせ、社内を活性化し、
さらには社長や上司自身も尊敬される存在になれる「すごいしかけ」
だ。これは、実行するのも簡単なところが特徴だ。


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■■       ビジネス選書&サマリー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<読者数49,346部>━
■今週の選書
■上司のすごいしかけ
■白潟敏朗/中経出版
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社員をやる気にさせて、かつ、自分も尊敬される存在になれる「す
ごいしかけ」を紹介します。

【1】

「社員をやる気にさせるには、何が必要か?」これまで何千社とい
う悩める社長や上司と話してきて「いい本はたくさんあるけど、実
行するのはどれも難しいんだよね」という声をずいぶん聞いてきた。

そこで、編み出したのが、社員をやる気にさせ、社内を活性化し、
さらには社長や上司自身も尊敬される存在になれる「すごいしかけ」
だ。これは、実行するのも簡単なところが特徴だ。

だれだって「むずかしそうだなぁ」と思うものには手を出したくな
い。簡単に見えるものなら「ちょっとやってみるか」という気持ち
になる。ただ、あんまり簡単すぎるものは効果がなさそうだ。

もし、簡単なのに抜群な効果が得られ、しかもその効果が継続する
となれば、やらない手はないだろう。ここで紹介するのは、それを
可能にする魔法のようなしかけだ。

【2】

1つめは「みんなの前でパチパチ表彰」通称「みんパチ」だ。部門
ごとや、社員全員が出席する朝礼や会議で、がんばった社員を発表
してみんなで拍手をするのだ。

このしかけ、思った以上に効果がある。心が喜ぶ「心の報酬」だか
らだ。人のやる気はお金ではないのだ。

みんなの前に立たせてワッと拍手してあげる。それだけのことだが、
だれもがもう大感激で、なかには泣き出す社員もいるくらいだ。仲
間に認めてもらえる喜びは、かけがえのない喜びなのだ。

これには1円もかからない。すでにやっている会社も多いが、やっ
ていない会社は、ぜひ「みんパチ」を今日から実行してみてほしい。

【3】

つぎは、名づけて「一石二鳥のお客さまの喜びの声」紹介だ。まず
は営業マンに「既存のお客さまの喜びの声を集めてきてください」
などと声をかける。

日ごろお客様と接点のある営業マンやサービス担当者がお客様を訪
ねたときに「我が社の商品・サービスのどんなところが良かったで
すか?」と聞いてまわり、メモをとるのだ。

それで、喜びの声が集まったら、それを壁や掲示板に貼る。営業マ
ンが手書きで書いた紙を、そのまま食堂や社員みんなが通る場所に
ペタペタ貼っておく。ポイントは、みんなが見える場所だ。

社員はそれを見たらうれしくなるはずだ。「うちの会社、商品、社
員って、意外とお客様に喜ばれているんだ」ということがわかれば、
誰もが喜びを感じるはずだ。

その結果、今までお客さまとの距離が遠かったのが、グッと近くな
る。するとやる気が違ってくる。人間欲張りだから、また「喜び」
がほしくなる。気がついたら、社員みんながお客さまのほうを向い
ていたということになるのだ。

ウチの会社では、毎月1回、全体会議で「みんなでパチパチ表彰」
略して「みんパチ」と「お客さまの喜びの声」発表をあわせてやっ
ている。効果てきめんだ。

たとえば「お客さまの喜びの声」に個人の名前が書いてあったら、
その社員を前に出させて、上司が読み上げ、みんなでいっせいにパ
チパチーっとやる。社員たちはすごく喜んでくれる。

【4】

「朝礼で社員が一人ひとり、順番にみんなの前で話をしてもらう」
というしかけだ。これもすでにやっている会社もあると思う。

ネタとしておすすめなのが、「私の思い」とか「私の自慢」「最近
よかったと感じたこと」「うれしかったこと」などだ。このような
テーマで順番にしゃべってもらうと、思った以上にみんなの心にし
みるものだ。

20人の部署なら、月に1回ぐらいまわってくる。今までの朝礼とは
一味ちがってくるはずだ。人前でしゃべる練習にもなるから、プレ
ゼン力もついてくる。

こんなちょっとしたしかけで「めんどうだし、意味ないなぁ」と思
われている朝礼が活性化し、みんなが朝からワクワク感いっぱいに
なる。やらない理由はないはずだ。

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■■選書コメント  
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本書は、社員や部下のモチベーションを高め、組織を活性化するた
めのしかけを「これでもか」と紹介した本です。

上司に悩む部下は多いと思いますが、同じように、上司も部下に悩
んでいます。上司の立場を経験した人は少ないのですから、部下が
上司の気持ちを理解できないのはわかります。

しかし、上司は部下の立場を経験しているわけで、部下の気持ちく
らいわかってもよさそうなものです。ところが、それができないの
が組織の難しさです。こうして上司も部下に悩むのです。

そんなわけで「社員や部下のやる気を高める」という触れ込みの手
法は、色々開発されてきました。しかし、導入にお金がかかったり、
自分の権限では実行が難しいものが少なくありませんでした。

さらに「要は人格者になることだ」などと、キャラクター改造を要
求するようなものまでありました。「それができれば、苦労しない
よ!」とツッコミの一つも入れたくなります。

その点、本書に紹介されているのは、予算や権限が無くても、超人
や人格者でなくても、実行できるものばかりですから安心です。た
とえば、「やりたいことアンケート」や「みんなでパチパチ」など、
その気になれば、明日からでも始められます。

ベースになっているのは、コーチングやPDCA、360度評価など、
よく知られた手法ですが、重要なのは「知っているか」でなく「や
っているか」です。本書は、そんな「知っているけれど、やれてな
い」ことを誰でもできる「しかけ」に落とし込み紹介してくれます。

「社員や部下がやる気を出してくれない」「思い通りに動いてくれ
ない」と悩む人はもちろん、この春、人事異動でマネジメントの立
場についたばかりという人にも、一読をオススメしたい一冊です。

★本書の詳細、お買い求めは、→ http://tinyurl.com/ehosl

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