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ビジネス選書&サマリーのバックナンバーをご覧いただけます。
2007/04/06
本書は、あのマクドナルドを世界的なチェーンに育て上げた、起業
家レイ・クロックの自叙伝です。彼は、偉大な起業家として世界中
の経営者から尊敬されている人物です。
レイは、何と52歳の時、ミキサーの営業マンとして全米を旅する途
中で、マクドナルド兄弟のハンバーガー・レストランに出会い、魅
了されてしまいます。それが、マクドナルドの誕生のきっかけです。
本書では、彼が若いころ、紙コップのセールスマンと、ピアノの演
奏で身を立てていた時から、一大でハンバーガー帝国を築き上げる
までの立身出世物語を、全編一人称で語っています。
2007/03/30
本書は、新聞やテレビなどでお馴染みの経済ニュースを題材にし
て、会計の基本を修得することを目指した本です。
連日のように経済関連のニュースが報道されています。しかし、
ビジネスの環境が複雑化しているせいもあって、報道の本質を見
抜くことは以前よりも難しくなっています。
結局、ニュースを視ていると言っても「経営者がどんな家に住ん
でいる」とか「誰と結婚した」とか「年収はいくら」とかと言っ
たワイドショー的な楽しみ方だけという人も少なくないようです。
経済ニュースの本質を理解する上で欠かせないのが、会計の知識で
す。しかし、会計関連の書籍は、数字ばかりで面白くないし、言葉
も難しいために、敬遠したくなるのが普通だと思います。
その点、本書はこれまで話題になったニュースを事例に取り上げ、
それを解説しながら、会計の基本を理解させるという作りになって
います。
2007/03/23
大量生産の時代は終わり、付加価値競争の時代になったと言われて
久しい月日が流れています。そんな時代に勝ち残るには、企業は社
員の創造性を引き出す必要があります。
それなのに、多くの企業は従業員の創造性を活かすことが苦手です。
社員の貴重なアイデアや画期的な思いつきを、単なるたわごとと片
づけて、台無しにしていることは、一度や二度ではないはずです。
もしかしたら、そうしたアイデアの中から、将来その会社の収益の
柱になるような事業が生まれていたかも知れません。だとしたら、
アイデアや思いつきを活かせなかった損失の規模は測り知れません。
アイデアをダメにするのは、他の社員をはじめとする先入観や組織
文化です。本書は、そんな、企業を蝕む先入観や文化を明らかにし、
それらを取り払い、創造性を根付かせる具体的な方法を紹介します。
2007/03/16
本書は、世界を代表する超一流の成功者9人から、彼らの成功の秘
訣を聞き出したものです。タイトルには「セミナー」とありますが、
実際はラジオのインタビューを収録したものです。
アメリカのラジオ番組『マイク・リットマン・ショー』の司会者、
マイク・リットマンが、著名な億万長者をゲストに招き、インタビ
ューしたものを書き起こしたものです。
同じような書籍は他にもありますが、本書は登場人物が魅力的です。
たとえば『実践!億万長者入門』のロバート・アレン、『ゲリラ・
マーケティング』のジェイ・C・ロビンソン、『金持ち父さん、貧
乏父さん』のシャロン・レクターなど、お馴染みの人ばかりです。
こうした、世界的に有名な成功者が、自身の成功の秘訣について赤
裸々に語ったもののエッセンスですので、極めて密度の濃い内容に
なっています。
2007/03/09
本書は、フロリダで買った1枚5ドル99セントのTシャツの一生を
さかのぼり、綿の生産現場から繊維工場、小売店、古着の流通など
を追って世界を旅する中で、グローバル化の問題を考察する本です。
著者は、ジョージタウン大学の国際経済学者ピエトラ・リボリ教授
です。彼女は、自分のTシャツの生い立ちを追い、自らテキサスの
綿農園から中国、最後はアフリカ大陸へと移動し、Tシャツという
素朴な商品から政治と経済の実態と、その歴史に迫ります。
たとえば、原料である綿の生産地が、米テキサス州産であることを
知り、綿作りのように単純な川上産業が、米国経済で繁栄できてい
ることから、米政府の補助金制度の影響力を突き止めます。
また、製造過程を担う中国・上海に出かけ、中国が世界の繊維・衣
料品産業に君臨できている理由が、戸籍制度の下で従順な労働者を
供給している事実に到達します。
このように、Tシャツの「一生」を追いかける旅から、政治による
保護や介入の事実を明らかにし、グローバル化を引き起こしている
のは、政治や歴史であるという結論に至ります。
先入観や常識に捕らわれず、机上の空論に終わらずに、学者自らが
たった一枚のTシャツのふるさとを訪ねて世界を旅し、新事実を突
き止めることで、本来は退屈な論文になりそうなテーマを、迫真の
経済ドキュメンタリーに仕上げています。