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ビジネス選書&サマリーのバックナンバーをご覧いただけます。
2007/02/25
本書は、マスマーケティングの終焉と、その後に来る次世代のマー
ケティングについて、分かり易く説いた本です。著者が次世代のマ
ーケティングとして提唱するが「五感マーケティング」です。
インターネットの登場で、TVやラジオのコマーシャルなど、マス
マーケティングが限界に達しつつあります。このことは、色々なビ
ジネス書が警告している通りです。
だからこそ、次世代のマーケティングが模索されているのですが、
そのヒントになるのは、本書も主張するとおり、企業の押しつけで
なく、生活者の共感を引き出すものであるようです。
しかし、それが具体的にどのようなものなのかが、これまで見えて
きませんでした。
その点、本書は「五感を刺激せよ、そのためにマーケティングに物
語を導入せよ」という明確なメッセージを持っています。さらに、
具体的な手法にまで詳しく説明しています。
2007/02/23
本書は、人は「お金」よりも、むしろ「承認」や「名誉」によって
動機づけられるという前提に立ち、 職場などの組織で、どうすれば
人を動機づけることができるのかを研究した本です。
特に、日本の特殊事情を前提に考察しているところがユニークです。
日本では、認めてもらうことを熱望していても、口に出しにくいと
いう土壌があります。
「出る杭は打つ」「奥ゆかしさを美徳とする」といった日本で、露
骨に褒められたり、認められたりするのは迷惑です。周囲から叩か
れたり、仲間はずれにされたりするからです。
そうした日本の社会の特殊性の中でも、働く人に承認や名誉を与え
て巨大なパワーを引き出し、しっかりと業績を上げていくための具
体的な方法を満載しています。
サラリーマンは「お金で動く」ものだと誤解されがちです。その象
徴が成果主義です。しかし、それが間違いだったことは、成果主義
の多くが見直しや撤回を余儀なくさていることを見れば明らかです。
もちろん、お金でなく「褒める、認める」ことでやる気に引き出す
方法も以前からありました。しかし「褒めて動かそう」という意図
が見透かされると、これも機能しなくなります。本書は、この点も
考慮した、人を動機づける方法を説明しています。
2007/02/16
本書は、勉強熱心なビジネスパーソンに向けて、仕事をしながら勉
強することの意義を説き、その具体的な方法について、解説した書
籍です。
著者の大学入試や資格試験の体験に加え、予備校や社会人への指導
経験を活かして書かれているだけに、紹介される方法は、いずれも
具体的かつ説得力のあるものばかりです。
たとえば「脳が慣れてしまうので、同じやり方で覚えるな」「最初
は浅く、反復しながら深くのスパイラルで暗記せよ」「小学生の参
考書で勉強せよ」などです。
また、ビジネスパーソン向けと言うことで、モチベーションの維持
や、勉強時間の捻出法についても触れています。「迷いが出てきた
ら、エポケ!と10回唱えよ」「挫折しないために、1日30秒でいいか
ら毎日やれ」など、こちらも具体的です。
ビジネスパーソンであっても、勉強は不可欠です。特に昨今は、厳
しい時代を反映して、誰もがその重要性を痛感しています。スキル
アップがブームのようになっているのも、うなずけます。
しかし、ビジネスパーソンは時間が限られています。最近は人手不
足もあって、平日の業務で疲れ切っています。経験した人なら、解
ると思いますが、勉強を続けるだけでも相当強固な意志が必要です。
実際、資格試験や英会話に挑戦しながら、挫折した経験をお持ちの
方は少なくないと思います。だからこそ、本書のように、社会人の
読者を意識した、勉強法に関する書籍が支持されるのです。
もちろん、ここで紹介されるノウハウは、資格や英会話など、いわ
ゆる勉強はもちろん、仕事や趣味の分野に至るまで、あらゆる勉強
に応用できるものです。ビジネスパーソンに広くお薦めします。
2007/02/09
本書は、ビジネスで成功する上で、また、人生を豊かに送るために
不可欠な良質な人脈の築き方について、人脈の達人、藤巻幸夫氏が
語る本です。
著書藤巻幸夫氏は、経営不振に陥っていた足袋の「福助」を復活さ
せたことで有名です。このマガジンでお馴染み「伝説のディーラー」
藤巻健史氏の弟さんでもあります。
彼の携帯電話のメモリーには、いつもメモリー一杯の1000人のアド
レスが登録されているそうです。そんな人脈の達人も、陰で相当な
努力をしていることが、本書を読めばわかります。
そんな、著者の人脈構築術を惜しげもなく公開するのが本書です。
「人脈は変遷する」「ポイントは期待値」など、著者の人脈に対す
る思いから、メール、電報、ポストカードの活用法など、誰でも真
似できるテクニックまで、幅広く扱っています。
語り口もソフトで、まるで職場の上司や先輩社員が、若い部下や後
輩に、居酒屋で諭すように書かれています。中には「テクニックよ
り志」「自己研鑽を欠かすな」など、著者の熱い人柄が伝わってく
る箇所もあり、好感が持てます。
レイアウトも工夫されています。タイトルに「図解」とあるとおり、
左に文章、右に図版ページとなっていて、見開き1ページで各項が
完結するようになっています。好きな箇所から拾い読みもできます。
ユニークなレイアウトに加え、要所要所に人脈にまつわるコラムを
豊富な写真とともに掲載するなど、随所に飽きの来ない工夫がされ
ています。
もちろん、中身はしっかりしていて、ビジネスにも、プライベート
にも役立つ内容です。すべてのビジネスパーソン、特に、20代、30
代の若いビジネスパーソンにおすすめします。
2007/01/26
本書は、成功を手にする上で朝が重要であることを説き、その重要
な朝を効果的に過ごすためのちょっとした習慣を紹介する本です。
誰にでも簡単に始められるものばかりです。
著者は、都心で効果的な学習法を伝授する塾を主宰されてきた方で、
現在は夢実現ナビゲーターとしてご活躍中です。仏教や医学の分野
の知識も豊富で、ノウハウのベースになっているようです。
そんな著者自身の教育現場での経験やバックグランドをベースに基
づいて編み出され、実績をあげてきた習慣が、本書にはなんと52個
も紹介されています。
構成は見開きに1つの習慣ということで、大変読みやすくなってい
ます。また、扉には癒しを与えてくれる写真が掲載されていたり、
香りが付けられていたりと、ユニークな工夫が色々されています。
世の中には、「早起きの効用」を説く本はたくさんありますが、本
当に知りたいのは、効用よりも「早起きの方法」ではないでしょう
か?良さはわかっても、実行が難しいのが早起きだからです。
その点、本書にある方法はスッキリ目覚める習慣のために有効な方
法ばかりです。たとえば、起きたらすぐに正座するとか、ガムをか
むとか、グレープフルーツのにおいをかぐなどです。いくつか取り
入れれば、きっと早起きの習慣が手に入るはずです。
なお、本書は夜バージョンも同時発売されています。タイトルは『い
い明日がくる夜の習慣』(中経出版)です。朝のコンディションを
決めるのは睡眠ですから、併せてお読みになるとさらに効果的です。
絶対に成功したいと考える方、人生をより豊かに、楽しくしたいと
考える方、どうしても起きることができないという方など、朝の価
値を知る前向きなビジネスパーソンにお勧めします。