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2010/05/21
「社長のヘッドハンター」が教える成功法則

「社長のヘッドハンター」が教える成功法則

大リストラをしている会社が、一方で採用を強化している。大量解雇しながら、会社を再浮上させる力を持つコア人材をピンポイントで採用している。それが実態だ。この不況下こそ、会社を再生したり、会社を伸ばしたりできる優秀な人材が求められている。つまり、キャリア選択の自由が、格段に上がっているのだ。


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■今週の選書
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【1】

大リストラをしている会社が、一方で採用を強化している。大量解
雇しながら、会社を再浮上させる力を持つコア人材をピンポイント
で採用している。それが実態だ。

この不況下こそ、会社を再生したり、会社を伸ばしたりできる優秀
な人材が求められている。つまり、キャリア選択の自由が、格段に
上がっているのだ。

問われるのが「本質的な能力」だ。言われたことだけこなす、マニ
ュアル通りに行う仕事のやり方では「本質的な能力」は養えない。
それしかできない人は、常に最低限の収入しか望めない。

必要なのは、小手先の仕事術や、転職テクニックではない。自分の
時間と労力を投資し続けて、キャリアを最短で最大化し、結果とし
て生涯年収を最大化することだ。

つまり「長期的キャリアゴーイングコンサーン戦略」の視点だ。ゴ
ーイングコンサーンとは「継続企業」「企業の継続可能性」の意味
だ。

自分自身を「会社」に見立て、その永続性を保つために「本質的な
能力」を身につけることだ。それにより経験の浅いビジネスマンで
も会社にとって「必要とされる人材」に成長できるのだ。

【2】

最近、大手企業や中堅・ベンチャー企業でよく聞くエピソードがあ
る。それは、かつてビジネスマンの第一関門突破だった課長職など
役職者への昇進人事を断る人がいるというのだ。

役員職になるより、給料や裁量が上がらなくても気楽な平社員のほ
うがいいというわけだ。これが現在のビジネスマンの本音だ。ビジ
ネスリーダーには「なれない」し「なりたくもない」というわけだ。

しかし、ビジネスマンはリーダーを目指すべきだ。なぜなら、リー
ダーこそが「真の自由」を獲得できるからだ。仕事のできる人イコ
ール「仕事上の自由を獲得している人」なのだ。

リーダーになることは、年収を上げるために欠かせない要素だ。そ
れ以上に、自分の仕事をより自由に、より楽しくさせる最短経路な
のだ。

【3】

2008年度中に3万2400人の社長がデビューを果たしている。その
うち約1割程度が、外部から招聘された「転職社長」だ。

さらに、戦後に創業した企業群が後継者問題を抱えている。なんと
数十万社が、後継者を探せない場合、廃業せざるを得ないと言う。
つまり、今、社長を求める椅子は数十万席あるのだ。

この社長の下には、数倍の役員や事業部門トップの椅子がある。さ
らにその下には、部長などリーダー職の椅子がある。社長、役員、
リーダーへの道は、大きく開かれているのだ。

これを考えれば、リーダーになることは決して難しいことではない。
だが、その椅子に座る力を持った人材が、圧倒的に不足している。
これが実情なのだ。

【4】

社長の椅子を得るに足る人材とは、派閥競争や出世競争に勝ち残っ
た人でも、カリスマ性を備えたブランド経営者でもない。そういう
例は、ほんの一握りに過ぎない。

数多くの成功した経営者やリーダーは、意識的に「出世競争から、
早めに降りた人たち」なのだ。「そんなことをしたら、自分のキャ
リアが終わるのでは」と思った人は、いずれ危機にさらされる人だ。

出世競争からは降りるべきだ。理由は3つだ。まず「自立した働き
方を得ることができる」からだ。今、会社の寿命は10年だ。一つの
会社に留まらないことを前提にキャリアを構築するほうが得策だ。

つまり、出世競争から降り、自分の職務能力・レベルを客観的に見
つめることで、ポータビリティのある職務能力の習得を始めたほう
が確実なのだ。

また、出世競争を降りたほうが、現職での交渉力が高まる。社内政
治から降りれば、真に顧客に向き合い、仲間と苦しみや喜びを分か
ち合い、価値ある事業・サービスの提供に徹することができるのだ。

そうなれば、あなたの役割・報酬について正々堂々と見合ったもの
を会社に要求できるようになるはずだ。さらに、高い職務能力を武
器にできれば、外部にもキャリアが切り開ける。

そうなれば、もはや一つの会社にしがみつく必要がない。多くの会
社がそういう人材を求めているからだ。そうなれば、自分にベスト
なキャリアを選択することができるのだ。

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ビジネスパーソンのキャリア形成の考え方と方向性を解説する本で
す。キャリアを形成しながら、確実に年収を上げる必勝法を教えて
くれます。

著者は、ヘッドハンターとして5000人以上のエグゼクティブと対面
してきた方です。その経験から、ビジネスパーソンの年収は瞬時に
査定できるそうです。

そんなプロフェッショナルの視点から、この厳しい時代にビジネス
パーソンが確実に年収を上げていく方法、そして真の力をつける方
法を紹介します。決め手は「出世競争を降りること」だそうです。

もちろん、気ままにサラリーマンをやれということではありません。
一つの会社で出世することへのこだわりを捨てながらも、実力と経
験は積み、本当の実力を身につけるのです。

具体的にどんな力を身につけるべきか、そのためにどんな努力をす
べきなのか、そのあたりが詳しく書いてあります。特に、コアにな
る「経営者力」については、チェックリストで詳しく紹介されます。

タイトルから、社長向けを連想するかも知れませんが、そうではあ
りません。社長になるほどのリーダーシップを身に付けることを、
すべてのビジネスパーソンに勧めるのです。

語り尽くされたテーマですが、本書は「なるほど」の連発です。「年
収は業界と社長のケチで決まる」とか「35歳は限界でなく、テビュ
ーの年」「ダジャレ好きが名言を生み出す」などです。

これまでの何となく信じてきたキャリア形成の常識が覆ります。若
いビジネスパーソンからベテラン社員まで、あらゆる年代の、あら
ゆるポジションの方が早めに読んでおくことをお勧めします。

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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