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2017/10/06
超ホワイト仕事術

超ホワイト仕事術

超ホワイトな仕事術

「ブラックな会社」「ブラックな職場」「ブラックな仕事」「ブラック」の捉え方は、立場によってさまざまだ。重要な事は「実際に働いている人にとってどうか」という視点だ。「ブラック」の定義は「社員が常に働きにくいと感じている状態」
だ。逆に「社員が常に働きやすいと感じている状態」なら、それは「ホワイト」と呼ぶべきだ...


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■超ホワイト仕事術
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超ホワイトな仕事術

【1】

「ブラックな会社」「ブラックな職場」「ブラックな仕事」「ブ
ラック」の捉え方は、立場によってさまざまだ。重要な事は「実際
に働いている人にとってどうか」という視点だ。

「ブラック」の定義は「社員が常に働きにくいと感じている状態」
だ。逆に「社員が常に働きやすいと感じている状態」なら、それは
「ホワイト」と呼ぶべきだ。

社員の生産性とモチベーションを上げることができていて、結果的
に業績が上がっているという、まっとうな働き方ができているなら、
社員は「ブラック」とは感じないはずだ。

【2】

世間で言う「ブラック」の基準は「社員の生産性とモチベーション」
で決まる。社員の生産性とモチベーションをコントロールし、業績
を上げる役割は、マネジャーが担っている。

つまり、その会社が「ブラック」とされるかどうかは、経営トップ
を含めて、マネジャーの力量で決まるのだ。組織を「ブラック」に
するのも「ホワイト」にするのもマネジャー次第なのだ。

さらに、組織風土を作るのも、そのために必要な適切な異動や人事
評価もマネジャーの役割と言える。会社の機能の重要な部分は、す
べてマネジャーが握っている。

「ヒト・モノ・カネ」は、会社の資産であり、経営資源だ。マネジ
ャーの裁量権は、上位になるほど、経営資源のかなりの部分を手に
できる。

だが、職位の上下に関係なく、すべてのマネジャーが握るのが「ヒ
ト」だ。ヒトこそが、最も大切な資産なのだ。マネジャーが、ヒト
をどう扱うかが「ブラック」を解消し「ホワイト」にする鍵なのだ。

業績を上げることは必須だ。加えて、働きやすいチームを作る努力、
仕事を通して人を育てる気持ち、相互に尊重し、理解し合えるコミ
ュニケーションがあれば「ブラック」な職場は生まれないのだ。

【3】

ホワイトな職場にするには、マネジャー自身がホワイトな働き方を
するべきだ。自分ができないことを、メンバーにさせるのは無理だ。
マネジャーが体現し、言葉で説明できることが大事だ。

「サイエンス」は、再現性がある。だからメンバーに対して説得力
がある。自分の言葉でメンバーに説明するためには、論理的で再現
性がある「サイエンス」であるべきなのだ。

まず、マネジャーが一度、限界までチャレンジし、自分だけのデー
タを手に入れてみる。限界の先で経験と知識が体系化され、仕事を
サイエンスの目で捉えられるようになるはずだ。

大切なことは、メンバーと一緒に経験と知識を積み重ねることだ。
そして、体系化されたサイエンスの幹を太くしていくことだ。そう
することで、見えなかったことが、はっきり見えるようになる。

【4】

「ブラック」な働き方の代表が残業だ。残業の原因は2つある。突
発的な仕事が発生したか、残業が前提になった働き方になってしま
っているかだ。

問題は後者、すなわち「構造的」な残業だ。これをさせるマネジャ
ーの言い訳は経済的合理性だ。人を雇わなくても、既存のメンバー
が残業して仕事を回せば、コストが安く済む。

しかし、これはマネジャーの甘えだ。「この仕事を計画に沿って遂
行するには、これくらいの能力の人が何人いる」ということを会社
に提言し、それを実現する努力をする。それがマネジャーの責任だ。

短期間なら、特別な負荷をかけ、あえて残業もさせるというマネジ
メントはありだ。決算期直前に、どうしても売上目標に足りない。
2週間だけ無理をして2倍働いて目標を達成するケースだ。

この場合、メンバーの理解を得るために、明確で論理的な裏づけと、
合意を得るプロセスが必要だ。ただ「構造的」でないから、メンバ
ーが納得すれば、その残業は「ブラック」に受け止めらないはずだ。

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■■選書コメント
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マネジメントの本です。マネジメントのプロが、現代のマネジャー
にマネジメントの方法と考え方を伝えます。 生産性とモチベーショ
ンの高い職場を作る方法が分かります。

日本の会社は、質の高い労働力を持ちながら、生産性は極めて低い
状態にあると言われています。これは、マネジメントが原因である
とし、その改善の方法を具体的に紹介していきます。

具体的には「人に仕事をつける」方法から「仕事に人をつける」こ
とへの意識改革です。これを可能にする具体的な仕組みの作り方を
解説してくれます。

具体的には、働き方を「ホワイト」にする前提にはじまり、 マネジ
ャー自身の働き方、チームをホワイト化する仕組み、チームの効率
化の方法、メンバーの意識を変えるコミュニケーションなどです。

これらを、52の項目にわけて紹介していきます。いずれも4ページ
完結しています。気になったところ、知りたいところから読むこ
ができ、手に取りやすいと思います。

各項目も、実践が容易なものばかりです。たとえば「自ら休みをと
る」「判断は報告をすべて聞き終わった後」「優秀なメンバーは3
年で卒業させる」などです。気付けば、読破していると思います。

なお、一番の特徴は、論理的で再現性がある点です。だから、誰が
やっても結果が出ます。もちろん、合理性一辺倒でなく、日本企業
の事情や、良いところ、悪いところも踏まえて書いてあります。

ホワイトなマネジメントを目指しながら「部下が育たない」「定着
しない」「生産性が上がらない」と悩むマネジャーは少なくないと
思います。そういう人たちにこそ、一読をお勧めします。

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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2017
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
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