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2009/04/10
格差社会論はウソである

格差社会論はウソである

日本の未来はそんなに悲観的か?マスコミに流布されるのは、日本がどれほどダメかという議論ばかりだ。そう信じ込ませようとしている社会グループがあるからだ。


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■今週の選書
■格差社会論はウソである 
■増田悦佐/PHP研究所
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日本の未来はそんなに悲観的か?

【1】

マスコミに流布されるのは、日本がどれほどダメかという議論ばか
りだ。そう信じ込ませようとしている社会グループがあるからだ。
一つは財務省の役人、もう一つはマスコミを支配する知識人たちだ。

知的エリートたちは焦っている。世界中ほとんどの国で、知的エリ
ート層が大衆をコントロールしているのに、日本ではその知的エリ
ート階級が、崩壊しているからだ。

だから、自分たちの存在価値を示すために悲観論を唱え脅しつけて
いる。そうして大衆を支配下におこうとあがいているのだ。一般的
に、世界中どこの国でも知識人・文化人は危機と悲観論を好む。

彼らは「一般大衆を教え導いてやらなければならない」という選民
意識を持っている。また、大衆の側も戦争などの異常事態や、将来
が暗いと脅かされたりすると、彼らの話をおとなしく聞く。

ただ、日本の知識人・文化人は、自分たちの経済的豊かさや社会的
地位、知的能力に自信がない。欧米で流行している恐怖キャンペー
ンを真似するだけだから、つい極端なことを言いがちなのだ。

【2】

もちろん、日本の現状は手放しで礼賛できない。名ばかり店長とし
て過労死した青年、生活保護を受けられず餓死した中年男性など、
社会的公正に関する憤懣があちこちで噴出している。

こうした現実に立ち向かおうとしない格差社会論批判は論外だ。た
だ、それ以上に大切なことは、この現実にどう立ち向かうかだ。方
法は2つある。

一つは「日本は悲惨な現実を放置するひどい国だ」と自己憐憫の泥
沼に沈み込む道だ。これは社会正義のようで通りがよいが、統計な
どをしっかりチェックしないと、すべて掛け値なしの真実と思い込
まされてしまう。要注意だ。

もう1つは「日本はなんと要求水準の高い国か」と新鮮な驚きで、
要求にどう応えるかを模索することだ。課題は困難だが、積極思考
で正面から取り組めば、世界一の国を作るための条件は整っている。

【3】

生活保護を無理やり辞退させられたため飢え死にしたなどという事
件が起きるのは、言語道断だ。しかし、それは日本だけで起きてい
るわけではない。世界各国でも、とんでもない事件は起きている。

人道主義的には、こういう問題で数値データの国際比較をすること
は不愉快かもしれない。だが、たとえば日本は、先進国の中で極貧
生活を余儀なくされている人が最も少ないのも事実だ。

欧米では、国民の1~2割が極貧層を占めている。それに対し、日
本はそれを4~5%に抑えている唯一の先進国なのだ。最近、話題
の地域間格差も、世界的に見れば日本は折り紙つきの優等生だ。

OECD27カ国の統計では、日本の地域間格差は、ジニ係数ベース
で最小のスウェーデンに次ぐ2位だ。直近の数値では、さらに格差
が縮まっている可能性が高い。

それでも、日本では地域間格差が深刻な問題だとされている。それ
だけ日本人は、要求水準の高い国民なのだ。

【4】

世界約200の国や地域の中で、人口が1億人を超えているのは中国、
インド、米国、ブラジル、日本など11カ国だけだ。日本と米国以外
の9カ国は、国民1人当たりの国内総生産が日本よりはるかに低い。

国の経済的、社会的、文化的豊かさなどについて国際機関からさま
ざまな指標が出されているが、それを読むにあたっては、この11
の大国とそれ以外の国や地域の二つに分けて考える必要がある。

なぜなら、経済や外交など、あらゆる問題について、大国は小国よ
りもはるかに難しい答えを求めなければならないからだ。

そうした中で、世界平和への貢献度や、経済への影響など、様々な
国際指標を見ると、日本はこの「1億人クラブ」内で圧倒的な優等
生なのだ。

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■■選書コメント
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本書は、最近なかなかお目にかかることのできない日本肯定論です。
マスコミを通じて流布される情報は「格差論」を筆頭に日本の先行
き不透明なところばかりを伝え、不安を煽っているようです。

テレビも雑誌も、雇用不安、ワーキングプア、非正規社員・派遣の
問題、生活保護も受けられない困窮生活者など、日本が「格差」社
会であることを裏付けるような報道ばかり垂れ流しています。

しかし、本当に日本は格差だらけの社会なのでしょうか?メディア
の情報はそのまま信じてよいのでしょうか?本書は「真に受けては
いけない」と警鐘を鳴らします。

理由は、データに基づいて冷静に判断すれば、日本の素晴らしさが
わかるからです。さらに、国民は勤勉で成長志向が浸透しています。
さらにすばらしい国になれると指摘します。

データを論拠にするため、たくさんの統計資料や文献なども引用さ
れていて、分厚い本です。その分「堅い、読みにくい」という印象
を持つかもしれません。

しかし、理論が明快で読みやすく書かれています。しかも、マスコ
ミで幅を利かせるエスタブリッシュメントたちをバサバサ斬るので、
痛快にどんどん読み進むことができます。

著者によれば、ケータイ文化も、オタク文化も、預金好きな国民性
も、学校教育も、みんな日本の良いところになります。多くの識者
が「欧米と違う点は、全部日本の悪い所」と言うのと大違いです。

何事もバランスです。世には悲観論ばかりが溢れていますから、こ
こで本書のような前向きな本を押さえておくべきです。昨今の悲観
論に首を傾げる冷静なあなたにお勧めします。


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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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