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2004/03/12
自分マーケティング!

自分マーケティング!

自分を見つめ、評価し、ビジョンをつくる。それが「自分マーケテ
ィング」だ。自分を徹底的に分析し、ブランドを構築し、未来に働
きかける人だけが、自分のポジショニングを優位にできるのだ。
これは就職活動中の学生だけでなく、今を生きるすべてのビジネス
パーソンに不可欠な知恵だ。顧客にとって魅力のない自分をいくら
売りこもうとしても徒労に終わるだけだ。


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■■       ビジネス選書&サマリー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<読者数 21270部>━
=今週の選書=
■■自分マーケティング!
■■HRインスティテュート (著) 野口 吉昭 (編集)
■■日本能率協会マネジメントセンター
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■■  選書サマリー

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4P分析やSWOT分析など、「売れるジブンづくり」の技を紹介
します。

【1】

自分を見つめ、評価し、ビジョンをつくる。それが「自分マーケテ
ィング」だ。自分を徹底的に分析し、ブランドを構築し、未来に働
きかける人だけが、自分のポジショニングを優位にできるのだ。

これは就職活動中の学生だけでなく、今を生きるすべてのビジネス
パーソンに不可欠な知恵だ。顧客にとって魅力のない自分をいくら
売りこもうとしても徒労に終わるだけだ。

「売れる自分」をつくるには、商品・サービスと同様にマーケティ
ングの仕組み・仕掛けが有効になる。たとえば、マーケティング・
サイクルにあてはめれば、ポジショニングは自分の位置の客観化だ。

また、ストラテジーは、あるべきマーケティング目標、具現化のた
めの戦略構築、プロダクトは、ターゲットを決め、売りをつくると
いうことになる。

プラットフォームは、自分を売るための仕組み、チャネル、ロジス
ティックス、プロモーションなどの基盤をつくること、ロイヤルテ
ィは、顧客から指名してもらえるブランドや顧客サービス、アフタ
ーメンテなどを確立させることになる。

【2】

自分マーケティングは、まずとことん自己分析をおこない、ポジシ
ョニングをすることから始める。最初に行うのは棚卸作業だ。これ
までの自分のキャリアをよく思い出してほしい。

その上で「したいこと」「すべきこと」「できること」を洗い出し、
円の中に入れてみる。3つの円が重なった部分に自分の「アイデン
ティティ」が見つかるはずだ。

さらに、このアイデンティティを深めるために「何を大切にしてい
るか」を考えてみる。あなたは普段、どんなことを考えながら仕事
をしているだろうか。

たとえば価値観が「誠実さ」「献身」なら、綿密で間違いのない仕
事を行っているはずだ。また相手の立場に立って作業をしているは
ずだ。価値観が「発明・発見」「創造」なら、つねに新しい仕事の
方法を考え出したり、新企画を打ち出したりしているはずだ。

こんな仕事へのこだわりは、じつはあなた自身の中の深い価値観か
ら生まれてくるものなのだ。だからこれを知る必要があるのだ。

【3】

次に考えるのは「変化の不動点」すなわち「キャリアアンカー」だ。
いわば自分というブランド、コンセプトの核にあたるものだ。キャ
リアの原点といってもいい。

これは社内で異動しようが、転職をかさねようが、決して変わるこ
とはない。たとえば本田総一郎はエンジニアになったきっかけにつ
いて「小学生の頃かいだオイルの匂い」という原体験を語っている。

彼のメカに対する執着は、彼を生涯動かし続けた。彼はいつも経営
者である前にエンジニアであり、開発者だった。本田宗一郎のキャ
リアアンカーはエンジニアだったのだ。

キャリアアンカーは、自分のキャリアにエネルギーを注ぐ泉のよう
なものだ。あなたにもこれまでの人生の中でこうした体験を積んで
いるはずだ。これを見つけて欲しい。

【4】

さらに「ジョハリの窓」の手法を用いて、本当の自分の姿を分析し
てみるのもよい。第1の窓は「知られている自分」だ。自分の姿を
さらしているほど、この窓が大きい。大きいほど、周囲からはよく
理解されていて、周囲の無理解に苦しむストレスがない。

第2の窓は「知られざる自分」だ。誰にも、他人は気づいているの
に自分は気づいていない「盲点」があるものだ。自分でも意外な自
分の姿について、聞く耳を持ち、謙虚に情報を集めてみるべきだ。

第3の窓は「隠された自分」だ。知りたくない、明らかにしたくな
い部分が自分の中に潜んでいる。そこには「本当はできる」「本当
はしたい」という能力や願望が秘められていることもある。この窓
を開くことで、自分の意外な可能性に気づくこともあるのだ。

第4の窓は「無意識の自分」だ。当たり前と思っていることを止め、
自分を別の角度から見つめてみる。例えばルーティンワークを止め
るだけで、それまで思いもよらなかった自分を知るかもしれない。

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■■ 選書コメント  
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本書はもともと就職活動を控えた学生や、転職を考える若いサラリ
ーマンが、職を得るためのガイダンスとして書かれた本です。その
ために、自分を知り、磨き、伝える手法を詳しく解説しています。

具体的にはマーケティング理論を応用し、自分の市場価値を高め、
企業に評価してもらい、結果的に採用してもらうことを目指します。

労働市場において、自分は商品ですから、マーケティングの原理が
応用できるのは当たり前です。顧客を、志望する会社の人事担当者
に置きかえれば、就職活動はまさに自分マーケティングの場です。

さらに自社内においても、上司や人事担当者を顧客と考えれば、自
分は商品になります。つまり、やはりマーケティング手法を用いて、
社内における自分の評価を高めることができるのです。

他にもマーケティングは、ビジネスの様々な局面で役立ちますので、
一度、基礎は勉強しておくべきだと思います。本書ならその基礎も、
そして自分への応用も学べますから、一冊で済みます。

この「自分の市場価値を高め、高く売る」という発想は、私のよう
に経営コンサルタントのような仕事をしている人間にとっては、ご
く当たり前の発想です。

何せ、商品は文字通り自分です。だからいつも価値を高め、高く買
ってもらえるように心がけざるをえません。しかもコンサルタント
の仕事は、請われて引き受ける仕事であり、自ら売込みできません。

だから、ひたすら書籍、セミナー、メールマガジンなどで情報を発
信し続けます。こうして声がかかるのを待つのです。おそらく優れ
た人は、組織の中でも、こうしたマインドを持って行動しているの
だと思います。

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
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Tel.(03)6273-7950
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