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2004/05/07
金持ち父さんの予言

金持ち父さんの予言

金持ちのビジネスオーナーや投資家になりたければ、ノアの方舟の
教え、すなわち、未来への展望を持ち、展望に基づいて行動する信
念と勇気を持つことが必要だ。
信念と勇気と展望がなければ、近づいてくる変化は見えないし、変
化に備えて行動することもできない。それが見えたときにはもう手
遅れということになる。


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■■       ビジネス選書&サマリー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<読者数 21710部>━
=今週の選書=
■■金持ち父さんの予言
■■ロバート・キヨサキ、シャロン・レクター(著)、白根美保子(訳)
■■筑摩書房
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■■  選書サマリー

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ベストセラーのシリーズの第6弾です。今回は年金問題に迫る話題
作です。さらに株式の大暴落を予言します。

【1】

金持ちのビジネスオーナーや投資家になりたければ、ノアの方舟の
教え、すなわち、未来への展望を持ち、展望に基づいて行動する信
念と勇気を持つことが必要だ。

信念と勇気と展望がなければ、近づいてくる変化は見えないし、変
化に備えて行動することもできない。それが見えたときにはもう手
遅れということになる。

1974年、アメリカではエリサ法という名の法律が制定された。この
法律は、年金制度を変える法律で、401Kプランはじめ、アメリカの
いくつかの年金制度の誕生に一役買った。

制定された当時、たいていの人はその存在すら知らなかった。それ
から30年経った今、人々はその法律のほんとうの意味を知ろうとし
ている。

【2】

2002年1月、優良企業の中でも最大級と言われた会社「エンロン」
が倒産した。その結果、同社の従業員のほとんどが、引退後に備え
て用意しておいたお金のすべて失ってしまった。

これをきっかけにして、アメリカの何百万というベビーブーマーが、
自分たちが老後に備えてきた投資信託と企業の株式からなる401K
などの年金プランが、自分たちが思うほど、また専門家が言うほど
安全でないことに気がついた。

彼らの多くは、エンロンの従業員と同じプランを持っている。エン
ロンの崩壊は他人事でないのだ。自分たちの引退後の生活は、これ
まで思っていたほど保証されたものではないことがわかったのだ。

エリサ法の狙いは、国民に年金資金を自分で貯めさせることだ。国
民は好むと好まざるとに関わらず、引退後に備えたプランを自分の
責任で立てなければならなくなったのだ。

【3】

この法律の最大の欠陥は、国民に引退後のファイナンシャル・プラ
ンを立てる責任を負わせながら、そのために必要な教育を与えよう
としなかったことにある。

彼らの多くは、泳ぎ方を身につける前に荒海に投げ出されたような
形になった。代わりににわか仕込みのファイナンシャル・プランナ
ーがごっそり現われた。彼らはひたすら「長期の投資をしろ、買っ
て持ち続けろ、分散投資をしろ」と唱え続けている。

国民は専門知識がないのでやむを得ず彼らにすがっている。だがフ
ァイナンシャル・プランナーの中には、自分たちの商品を売りやす
くするためだけに、こうしたアドバイスをする者も少なくない。

国民の多くはまだ、自分の老後の生活が百パーセント、自分の投資
能力にかかっていることに気付いていない。だが、この問題はこれ
から先、25年間の間にどんどん深刻化するはずだ。

【4】

エリサ法に限らず、いつも法律の変化には気をつけなければならな
い。法律が変われば未来が変わるからだ。たとえばエリサ法は、い
ずれ世界史上最大の株式の大暴落を引き起こす可能性がある。

なぜならこの法律は、人々が所有している株を、ある時から引き出
すことを強制するものだからだ。法律の変化を知り、それに備えれ
ば、いつでも良い生活を送れるのだ。

また、法律の変化に加えて、統計上の事実にも目を向ける必要があ
る。たとえば今、アメリカでは8300万人が一斉に年を取りつつある。
またその大部分が親の世代より長生きすることが見込まれる。

このうち、引退後の生活が心配ないほど資産を蓄えている人は、わ
ずか40%に満たない。彼らの老後の生活や医療に必要なお金を払う
ために、アメリカ政府は税金を上げなくてはならなくなるだろう。

もちろん、これらは予言に過ぎない。当るかどうかわからない。問
題は、仮にこのような予言があたった場合、自分はそれに対する準
備がきちんとできているかどうかだ。

今、しっかりしたプランを立て、行動を起して準備すれば、史上最
大の株式暴落が起きようが、国の財政が傾こうが、お金の面であな
たの将来の見通しは、ずっと明るくなるはずだ。

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■■ 選書コメント  
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本書は、累計130万部を突破した、ご存じベストセラー「金持ち父
さん貧乏父さん」シリーズの第6弾です。今回は年金の問題に迫り
ます。

日本でも年金は今、非常にホットな話題です。政治家や芸能人の未
払い問題はさておき、制度の改定に伴って、若い世代を中心に老後
に対する不安が次第に広がりつつあります。

もちろん、本書の話はアメリカが舞台ですから、日本とは法律も制
度も異なります。しかし、日本の仕組みは、いつももアメリカを参
考に作られます。

そのため、日本も次第にアメリカ型の自己責任社会になりつつあり
ます。そう考えると本書の内容は外国の話と割り切れません。だか
らこそ、その教えも当然、大変参考になります。

本書のなかでひときわ目を引くのは「私は方舟をどうやって作った
のか」という章です。本章では、著者自身のこれまでの不動産投資
について詳しく語っています。

われわれ読者の最大の関心事が、実はこの部分でした。すなわち、
著者がいつごろ、何を、どれくらい買い、どのように現在の富を手
に入れたのかに関するサクセスストーリーに興味があったのです。

ところが、シリーズのこれまでの書籍では、このあたりがあいまい
で、読んだ人の中には、不完全燃焼感をいだいた人も多かったよう
です。本書はそんな声に応えています。

もちろん著者の投資をソックリ真似たところで、著者のような億万
長者になれるわけではありません。ただし参考にできることがたく
さんあることは間違いありません。

また本書には、従来の著作の集大成の側面もあります。これから投
資をしたい方でシリーズを一冊も読んだことの無い方は、本書を一
読されることをお勧めします。

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
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