HOME > ビジネス選書&サマリー > 無料版・バックナンバー > 40歳からの仕事術

ビジネス選書&サマリー

無料版・バックナンバー

解除ご登録

ビジネス選書&サマリーのバックナンバーをご覧いただけます。


f

2004/05/14
40歳からの仕事術

40歳からの仕事術

今や、書店のビジネス書コーナーは、ビジネススキル本の図書館の
様相を呈している。英語力、戦略思考、書く技術、質問技術、図解
技術、時間管理術などなどが堂々と主役の地位を占めている。
ビジネス街の書店では、こうした書籍を多くのビジネスマンが熱心
に読みふけっている。他にも、ビジネススキルを学ぶ方法はいろい
ろある。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■
■■       ビジネス選書&サマリー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<読者数 21810部>━
=今週の選書=
■40歳からの仕事術
■山本 真司 (著) 
■新潮社
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■
■■  選書サマリー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

学習意欲はあるが時間はない。コンサルタントの著者が体験とMB
Aカリキュラムから役立つスキルを「いいとこ取り」で伝授します!

【1】

今や、書店のビジネス書コーナーは、ビジネススキル本の図書館の
様相を呈している。英語力、戦略思考、書く技術、質問技術、図解
技術、時間管理術などなどが堂々と主役の地位を占めている。

ビジネス街の書店では、こうした書籍を多くのビジネスマンが熱心
に読みふけっている。他にも、ビジネススキルを学ぶ方法はいろい
ろある。

たとえば、MBA(経営学修士)や法科大学院で勉強する人は年々
増えている。ビジネスマンがビジネススキルを身につける努力をす
ることは、ここ数年ブームと言えるほど一般的になってきたのだ。

ところが40代くらいになると、こうしたスキルを修得することに抵
抗感を持つようになる。今さらビジネス書を本気で読む気はしない
し、留学したり、大学院に通ったりするには遅すぎると感じている。

【2】

40代の多くは、わが身をなんとなく中途半端な存在と感じている。
彼らは、まだまだビジネス人生には先があり、新しいスキルの重要
性も理解している。周囲からの期待も感じる。だが時代の要請と自
分の力がマッチせず、宙ぶらりんという自覚がある。

たとえば、マクロの業界の動きや、ミクロのビジネスについての見
識には自信はあるが、それを他人にどう伝えてよいかわからない。
MBAホルダーに対するコンプレックスを持つ人が多い。これに対
して、今さらどう自己変革してよいかわからない。

30代は、果敢にビジネススキル習得に励んでいる。彼らを「変革過
程層」とすれば、50代は「変革拒絶層」だ。そう考えると戸惑う40
代は「変革真空層」と言える。このままでは10年後、年金は上の層
に食い尽くされ、新しくしく創出される富は若手に独占されそうだ。

自己変革の必要性を感じながら、焦るだけで何もできず、単なる変
身願望だけを持っている―これが40代ビジネスマンの姿だ。

だが、さまざまな経験を積んだ40代は、実は潜在能力は高い。何ら
新しい知識を習得しなくても、ほんの小さなアドバイスや、きっか
けで、見事な自己変革を果たすことができる潜在能力を持っている。

【3】

なにかと忙しいのも40代の特徴だ。日常の業務はもちろん、家庭生
活も忙しく、体力も下り坂にさしかかる。だから、勉強は戦略的に
取り組むことが不可欠だ。

戦略とは、限られた時間、費用、資源のなかで成果を最大化するこ
とだ。資源は有限だから、何をやるかでなく、何をやらないかを決
める、捨てる意思決定をすることを戦略という。

40代が学習に割ける時間はわずかだ。限られた時間という資源を使
って最大の学習効果を上げるには、戦略の立案がどうしても必要に
なってくる。

たとえば英語の学習を例に取れば、限られた時間と費用の中で、効
率的に学習することが必要だ。ヒアリングやスピーキングが不得手
なら、あえて学習項目からはずす勇気を持つべきだ。

【4】

英語で自信があるのが読解力なら、その分野を徹底的に伸ばしたほ
うがよい。学習法としては、日経新聞をざっと読んだ後で、英字新
聞に目を通す。わからない単語はどんどん飛ばし、あとでまとめて
調べるようにする。英語週刊誌も読みまくる。

豊富な語彙力がつけば、スピーキングにも生きてくる。英語を勉強
するのでなく、仕事に関係あるテーマを英語で勉強するのだ。大切
なのは『何をしないか』を決めることだ。その際、テーマの魅力度
だけでなく『自分にできるかどうか』で優先順位をつけるのだ。

必要なのは、差別化の視点だ。2?3万人が保有するMBAを取得
したところで、他との差別化は図れない。また、スピーキング、ヒ
アリング、読解力とまんべんなく英語力を身につけても、ずば抜け
た能力がなければ、勝ち残りは難しい。

40代は世間と違う発想法、仕事術を身につけたビジネスパーソンを
めざすべきだ。「捨てる」戦略を有効に使えば、会社人間から自立
した「個」に変身できるはずだ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■ 選書コメント  
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本書は、40代ビジネスマンが生き抜くために必要な変革を指南する
本です。本メルマガの読者の多くは、30代、40代のビジネスマンで
すから、読者層としてはピッタリです。もちろん内容は示唆に富み、
年齢や職業が合致しない人にとっても読む価値があります。

本書は、ビジネススキルを高める上で、戦略的に動くことを提唱し
ます。昨今の勉強ブームに踊らされて、盲目的に時間を費やすので
なく、やるべきことを絞って専念すべきだというのです。

学生のころを思い返しても、一般に成績の良い同級生は、要領が良
かった気がします。要領の良さとは、取捨選択のうまさ、すなわち
ヤマをはることのうまさです。

成績のよい生徒はヤマをはるのがうまく、ヤマだけ徹底的に勉強し
たあとは遊んでいました。一方で、ガリ勉タイプの学生は、教科書
を隅々丸暗記するようなことをやって、点数はイマイチでした。

一般に会社組織の中にいるのは、学校では勉強のできた人です。学
生のころの要領を思い出して勉強すれば、仕事に必要なスキルなど
すぐに身に付くと思います。

では、ビジネスの現場では、どこにヤマをはればいいのでしょう。
本書によると、自分で考えることだと言います。一方で、新しい知
識の習得は優先順位を下げます。できるだけ情報は遮断せよとアド
バイスします。

このマガジンも、ビジネス書のエッセンスを紹介していますが、知
識の習得を奨励するものではありません。一般にビジネス書を手に
取るのは知識を吸収したいからでしょうが、本当に大事なことは読
んだ後に自分の頭で考えることです。

とは言え、忙しいビジネスマン、読む時間すら確保できないのが実
情でしょう。だからこそ、このサマリーを活用いただきたいのです。
概要の抽出のような単純作業は、このマガジンに任せたら、あとは
それをたたき台に自ら考えることに注力いただきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ツイートする FACEBOOK いいね! このエントリーをはてなブックマークに追加

主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

企業情報はこちら

著者の方へ

広告掲載についてはこちら

TOP