HOME > ビジネス選書&サマリー > 無料版・バックナンバー > 2次会は出るな!

ビジネス選書&サマリー

無料版・バックナンバー

解除ご登録

ビジネス選書&サマリーのバックナンバーをご覧いただけます。


f

2008/07/11
2次会は出るな!

2次会は出るな!

その2次会には出るべきか?多くのビジネスマンは、利益を増やそうと、普段から節約を心がけている。しかし、なかなか大きくならない。なぜなら「金は使わなければ入ってこない」からだ。
もちろん、ただ金を使えばいいというわけではない。金には「生き金」と「死に金」があるのだ。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■
■■       ビジネス選書&サマリー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<読者数58,865部>━
■今週の選書
■2次会は出るな!
■中村繁夫/フォレスト出版
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★本書の詳細、お買い求めは、→ http://tinyurl.com/65j6vv
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆【弊社広告】大半がリピートされる優良媒体です。
→ https://www.bbook.jp/advertisement.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書サマリー  
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

その2次会には出るべきか?

【1】

多くのビジネスマンは、利益を増やそうと、普段から節約を心がけ
ている。しかし、なかなか大きくならない。なぜなら「金は使わな
ければ入ってこない」からだ。

もちろん、ただ金を使えばいいというわけではない。金には「生き
金」と「死に金」があるのだ。

「生き金」は、2倍、3倍、あるいは何百倍にも化けて戻ってくる
ものだ。一方「死に金」は、金が無駄になるのはもちろん、時には
二次被害を誘発し、さらなる損害をもたらすものだ。

「死に金」を使わないためには、金に公私の別を持つことだ。たと
えば、私は2次会には行かない。ビジネスにプラスにならないから
だ。また、つまらない接待をやめれば、家で自己研鑽ができる。

もちろん、接待がすべて無駄だというわけではない。大切なのは、
採算意識を持ち、真剣に費用対効果を考えることだ。これが、社員
に浸透しているかどうかで、企業の栄枯盛衰が決まるのだ。

【2】

私が、社長の会社では、生き金を使わせるために2つのルールを設
けている。ひとつ目は、出張費や交際費を予算化せず、必要なとき
に社員が自由に動けるように権限を委譲するというルールだ。

たとえば、どうしても現場に行かなくてはいけないケースがあった
とする。そのとき、出張費が足りなければ、迅速に対応できなくな
る。逆に、出張費が残れば、無駄な出張をする社員が出てくる。

さらに、わが社は、費用対効果の低い出張をするほど、自分の報酬
が減る仕組みになっている。このため、社員は厳しい採算意識を持
つようになる。その結果、生き金を使える社員が増えてきた。

【3】

2つ目は、2次会には会社は金を出さないというルールだ。それは、
接待攻勢の費用対効果の低さを社員に理解してもらいたいからだ。

無駄な接待を減らした分は、スポーツジムに行ったり、家族と過ご
したりしてもらい、自分に積極的に投資してもらっている。

もちろん、お客様から過激な接待や賄賂を要求されるケースもある。
しかし、反社会的なこと、違法なことに金を使ってビジネスが成功
しても、金の使い方に見識が持てるようにならない。

見識のない使い方をしていれば、人間の品格が疑われ、最終的には
人としての価値を下げてしまう。行き過ぎた接待や、賄賂性の高い
出費は、一時的に成功しても長続きしないものだと心得えるべきだ。

【4】

自己投資こそ「生き金」だ。そこで、わが社の「生き金」の使い方
を紹介する。

まず、社員が通うスポーツクラブの費用や自己啓発の研修費用など
の半額負担だ。半額だけ負担するのは、社員に自分の懐から出させ
ることで、やる気を維持させるためだ。

つまり「生き金」は多ければいいというわけではないのだ。最大限
に効果を発揮してくれるような使い方を工夫することこそが、最も
大切なことなのだ。

二つ目は、1年に1度、社員とその家族全員を海外研修旅行に連れ
て行くことだ。もちろん、家族全員を海外に連れて行くのだから、
それなりに金はかかる。

しかし、社員やその家族が満足し、仕事へのモチベーションをさら
にアップして利益を上げてくれるなら、それは「生き金」と言える。

このように「生き金」を使う際、大切なことは金額ではない。使い
方の工夫だ。使い方さえ工夫すれば、小さな「生き金」は何百倍に
もなって戻ってくるのだ。

★本書の詳細、お買い求めは、→ http://tinyurl.com/65j6vv

★このマガジンをアップ・グレードしたいなら・・・
ココ→ http://www.kfujii.com/tcy06.htm

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書コメント  
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

わずか設立4年で売上が340億円、しかも社員はたった20名という、
すごい会社があります。そんなすごい会社の経営者が、ビジネパー
ソンに、仕事の考え方、やり方を語るのが本書です。

著者中村繁夫さんは、今では業界で「現代の山師」と恐れられるプ
ロです。しかし、もともとはヒッピー生活の後に就職、その後クビ
になったりなど、波瀾万丈の人生を歩まれてきたそうです。

そんな、人生から、社員一人が17億円も稼ぐ会社を作り上げた手法
が、今注目されています。本書は、そんな中村流の「人」と「ビジ
ネス」を急成長させる企業秘密を公開しています。

本書は、最後のページまで手を抜かずに書かれた、濃密な本です。
この手の本は、前半に言いたいことを書き、あとは希薄な内容に
なりがちなのですが、そんなことは微塵も感じさせません。

テーマも多岐にわたり「お金の使い方」に始まって「情報の入手・
活用法」「リスクの取り方」「決断力の高め方」「直感の鍛え方」
など、ビジネス人間力を鍛える方法を全公開していきます。

世にあるビジネスのノウハウの中には、現場を知らない人の手によ
る机上の空論的なものも少なくありません。しかし、商売は、決し
て理屈だけではありません。もっとナマナマしいものです。

そのナマナマしさを本書はリアルに伝えます。目指すのは、本物の
「稼ぐ力」、たとえるなら「泥の中からでも、現ナマをつかみ取る
底力」の習得です。

紹介される教訓は、どれもすぐ使え、あなたの血肉になるものばか
りです。組織活躍したい人はもちろん、組織を飛び出して活躍して
い人にも勇気と活力を与えてくれます。

★本書の詳細、お買い求めは、→ http://tinyurl.com/65j6vv

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎このマガジンは、著者と出版社から掲載許可をいただいて配信し
ています関係で、無断転載はできません。ご了承ください。
──────────────────────────────
◎バックナンバー→ https://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com
◎登録、変更、解除→ https://www.bbook.jp/mag.html
──────────────────────────────
発行元:藤井事務所 責任者:藤井孝一 (C) Copyright 1999-2008
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ツイートする FACEBOOK いいね! このエントリーをはてなブックマークに追加

主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

企業情報はこちら

著者の方へ

広告掲載についてはこちら

TOP