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2010/08/20
ソーシャルストリーム・ビジネス

ソーシャルストリーム・ビジネス

おしゃべりをビジネスに
現代は、常にインターネットにつながっている新たな時代だ。そんな時代だからこそ、ソーシャルストリーム、ソーシャルメディアが注目を浴びている。ソーシャルストリームとは、ソーシャルな関係性、すなわちソーシャルグラフの中を伝わる情報の流れを指す。広く考えれば、今まで現実社会で行われていた会話も、ソーシャルストリームだ...



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■今週の選書
■ソーシャルストリーム・ビジネス
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おしゃべりをビジネスに

【1】

現代は、常にインターネットにつながっている新たな時代だ。そん
な時代だからこそ、ソーシャルストリーム、ソーシャルメディアが
注目を浴びている。

ソーシャルストリームとは、ソーシャルな関係性、すなわちソーシ
ャルグラフの中を伝わる情報の流れを指す。広く考えれば、今まで
現実社会で行われていた会話も、ソーシャルストリームだ。

友達とのおしゃべり、公園でのお母さん同士の会話、ビジネスにお
ける業界人同士の会話など、いずれもソーシャルストリームだ。だ
が、新時代のソーシャルストリームは、時間と空間を超える。

東京でつぶやいたことが、地球の裏側のサンパウロに、リアルタイ
ムに伝播することさえある。さらに、そのつぶやきの履歴を他の人
は後からでも見ることができる。

これらは、他人に作られた無機質な情報ではない。知人による血の
通った情報だ。このようなソーシャルストリームが、これから人々
の大きな影響を与えていくはずだ。

【2】

ソーシャルストリームを生み出したり、増幅したりする場が、ソー
シャルメディアだ。日常生活でネットが利用されるようになってか
ら、そのインフラもインフラ上のサービスも、大きく進化している。

その歴史を振り返ると、最初に登場したのは「ポータルサイトの時
代」だった。当時のユーザーにとって、ネットは未知の世界だった。
そのため、玄関口であるポータルサイトを多くの人が利用した。

多くのユーザーを見込み、企業やブランドもポータルサイトに集ま
った。ポータルサイトが情報の流れの中心にあったのが、この時代
の特徴だ。

次に来るのは「検索エンジンの時代」だ。ネットサービスが多様化
し、ウェブサイトの数も急増するに従って、ユーザーはポータルサ
イトを通さず、自分自身で情報を探したいと考え出したのだ。

【3】

「検索エンジンの時代」の後半、2004年にウェブ2.0という大きな
ムーブメントが起きた。これにより、企業やブランドに所属するプ
ロでなく、ユーザーが自らコンテンツを作り出し始めた。

ユーザーが作ったコンテンツを、ユーザー・ジェネレーテッド・コ
ンテンツ、略してUGCと呼ぶ。UGCを集めたサイト、コンシュ
ーマー・ジェネレーテッド・メディア、略称CGMも登場した。

このように、ウェブ2.0のムーブメントの中で、コンテンツや情報
を作り出すユーザー、そしてユーザーが作り出すコンテンツや情報
に注目が集まった。

【4】

「ソーシャルストリームの時代」は、ウェブ2.0を引き継ぐ形で登
場した。この時代の特徴は、ユーザーが、コンテンツや情報そのも
のを作り出すだけでなく、その流れさえユーザーが作り出す点だ。

たとえば、あるユーザーがオリジナルの動画をユーチューブに公開
したとする。ここまでなら、ユーザーがUGCを作成し、CGMで
公開したという話に過ぎない。

その動画を見た、別のユーザーがこれを「面白い」と思えば、自分
のブログで紹介する。さらに、そのブログを見た別のユーザーが、
同じように「面白い」と思えば、今度はツイッターでつぶやく。

さらに、そのつぶやきがリツイートされ、SNSで話題になる。こ
のような動きが、ユーザーの間で繰り返される。これにより、瞬く
間にその動画が有名になる。

このような現象をクチコミとかバイラルと呼ぶ。同じような現象は、
もちろんリアルの世界でも起きる。ただ、ネット上では、そのスピ
ードと広がりが桁違いだ。

何より特筆すべきは、情報を広めたのがユーザー自身だという点だ。
広告が入ったわけでも、キャンペーンが行われたわけでもない。

このようにユーザーが情報を作り出すだけでなく、その流れまで作
り出す時代、これこそれ現代であり「ソーシャルストリーム時代」
の特徴なのだ。
 
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■■選書コメント
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ツイッター、フェイスブック、ユーストリームなどに流れる情報、
ソーシャルストリームの実態を解説し、これをビジネスに生かすヒ
ントや新しいビジネスのあり方を紹介する本です。

著者は、リクルートでネットを実証研究するメディアテクノロジー
ラボの人たちです。最前線でネットを研究する人たちの最新の研究
成果が盛りだくさんに詰め込まれています。

ソーシャルストリームに限らず、リクルートにおいて実証された、
様々な実例が紹介されています。本書を読むことで、ビジネスの実
態を知り、さまざまな着想を得ることができます。

ツイッター、フェイスブック、ユーストリームなど、ソーシャルメ
ディアが花盛りです。しかし、断片的に流行を追いかるだけでは、
その本質は見えてきません。

実際、いち早くアカウントを作り、始めてみたものの、何がすごく
て、何が楽しいのか、よくわからないという声も聞きます。まして、
これがどうビジネスを変えるのか、予測するのは困難です。

その点、本書は、流行に便乗しただけの評論家やコンサルタントに
よる、ありきたりな予測本とは一線を画します。ネットの最前線で
研究する人たちのレポートだけに、核心を突いています。

ここ数年のネットの歴史を総括した上で、新しいネットのあり方と
してソーシャルストリームを解説してくれます。ビジネスを俯瞰す
ることができ、未来への予測も助けてくれます。

ソーシャルディアを仕事に生かしたい方はもちろん、ビジネスの世
界で何が起きているのか、これから何が起きるのか、それにどう備
えるべきかを知りたい方にお勧めします。
 
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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