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2022/06/24
プロ投資家の先の先を読む思考法

プロ投資家の先の先を読む思考法

「先の先」を読むために「今」を知る
 
先の先が読めれば、かなりの成功が約束される。10年後に起きていることのごく一部でも正確に知ることができれば、超お金持ちにだってなれる。しなくてよい失敗は避けられるはずだ。未来の予測は簡単ではない。だが不可能ではない。大切なことは「見えない未来」を見ようとすることではない。目の前で少しずつ起きている小さな変化を捉えることだ...


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■今週の選書
■プロ投資家の先の先を読む思考法
■藤野英人
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「先の先」を読むために「今」を知る
 
【1】
 
先の先が読めれば、かなりの成功が約束される。10年後に起きて
いることのごく一部でも正確に知ることができれば、超お金持ちに
だってなれる。しなくてよい失敗は避けられるはずだ。
 
未来の予測は簡単ではない。だが不可能ではない。大切なことは
「見えない未来」を見ようとすることではない。目の前で少しずつ
起きている小さな変化を捉えることだ。
 
そして「この小さな変化の結果、10年後、20年後の未来はどうな
るのか」考えることだ。10年後、20年後の未来が予測できれば、
投資で大きく成功する可能性は格段に高まるはずだ。
 
株価は、長期的にはその企業の利益に連動する。未来がどんな社会
で、そこに向かって成長するのはどんな企業かを読むことだ。それ
ができれば、長期投資で資産を大きく増やせるはずだ。
 
【2】
 
「先の先を読む」ことには、投資で勝つ以外にも重要な意味がある。
「先の先を読む」ことができる人なら「自分の居場所」を間違えず
にすむからだ。
 
日本には、古い価値観や考え方にとらわれたままの「昭和のオジサ
ン」たちがはびこっている。あたかも、今は「令和4年」でなく、
「昭和97年」のようだ。
 
会社の中にも、経営者から現場まで昭和の価値観で生きている「昭
和97年型」の会社が多く残っている。一方で新しい価値観や最先
端の技術を前提とした「令和4年型」の会社も登場している。
 
こうした状況では、自分の居場所をどこに定めるかが大事だ。明る
い未来はすべての人に訪れるわけではない。未来が明るいかどうか
は、一人ひとりのポジションで決まるのだ。
 
これからは居場所次第で右肩上がりの人と右肩下がりの人に二分さ
れるはずだ。冷静に先の先を読めば、昭和97年型と令和4年型
の会社が混在する中で「自分が何を選ぶべきか」見えてくるはずだ。
 
【3】
 
投資で勝つには「いかに他人より素早く情報を得るか」が重要だと
思われがちだ。他人を出し抜くための早耳情報のようなものだ。だ
が、投資の世界では、情報のスピードが重要なのではない。
 
「プロの投資家なら特別な情報を得て株式投資をしているのだろ
う」と邪推する人もいる。だが、情報開示の透明性が求められる今、
「一部の人だけが知るおいしい情報」などない。
 
「先の先を読む思考力」を身につけるには、まず「今、起きている
変化」を知ることだ。今起きている変化を生活者としてとらえるこ
とが大事なのだ。
 
そこから「5年後、10年後の世界がどうなっているか」を考える
習慣を身につける。足元の小さな変化から、10年後の世界をクリ
アに思い描けるようになれば、先回りしてじっくり投資ができる。
 
【4】
 
今は、令和4年だが「おじさん」や「おじいさん」の中には「昭和
97年」の世界を生きている人が少なくない。その世界に引き戻さ
れず、令和時代にとどまるには、若い人たちと交流することだ。
 
面談で10代、20代の若者たちとディスカッションすると、彼らの
発想やセンスなど、非常に多くのものが学べるはずだ。こうするこ
とで自分を「令和型」にアップデートし続けることができる。
 
彼らと話す時に大事なことは、自分の経験から決めつけたり、相手
を否定したりしないことだ。未来は過去とは違うのだ。そのことを
素直に信じるべきだ。
 
また、相手の言うことは、なるべく聞いたまま受け止めるべきだ。
立場の上下、力関係、性別や国籍などのバイアスはすべて外すべき
だ。そんな姿勢が、若い経営者たちから学ぶには必須なのだ。
 
こうして絶えず「今」を知り、自分をアップデートし続けることだ。
それこそが「先の先を読む」ために不可欠なことだ。若い人たちに
は、おじさんやおじいさんには見えていない変化が見えているのだ。
 
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■■選書コメント
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思考力の本です。未来を見通す目を養います。何ごとも先が読めれ
ば成功する確率は格段に高まります。失敗する可能性は大きく下げ
ることができます。
 
著者は、ファンドマネージャーとして32年以上の投資歴を重ねて
きた方です。つまり先を読むプロと言えます。そんな著者の見方や
考え方が学べます。
 
とはいえ、株価の予測や特殊な情報収集の方法ではありません。株
や投資の話は出てくるものの、むしろ日常の小さな変化を捉えて、
先を見通します。結果的に投資もビジネスもうまくいきます。
 
著者は、先を読むことには、投資やビジネスで勝つこと以外にも、
重要な意味があるといいます。それは自分の居場所を間違えずに済
むことです。
 
日本は、少子高齢化、地方の空き家問題など、課題の山積した「課
題先進国」です。そんな中でも明るい未来を手にするには、自分が
どこに身を置くか重要だといいます。
 
居場所を見さだめるには、先の先を見通す力が不可欠です。目先の
ことに囚われることなく、大局を見て行動する人だけが、明るい未
来を享受できるといいます。その通りだと思います。
 
本書には、それを可能にする目を養う方法が書いてあります。たとえ
ば「先の先を読むために今を知る方法」「思考を広げる方法」「思考の
ための材料の集め方」などです。
 
加えて、著者が考える「伸びる会社の共通点」や「未来のかたち」
「先を読むことと同じくらい大切なこと」も紹介されています。こ
ちらも大いに参考になります。
 
というわけで、投資をする人、これから投資をしたい人はもちろん、
ビジネスで成功するため、自分の人生をどこに賭けるべきか見極め
るために、未来を見通したいと考えたい人にもおすすめします。
 
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2022
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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