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2022/08/05
リーダーの報・連・相

リーダーの報・連・相

報連相のキホン
 
「報連相」を徹底するべきだ。「報連相」は新入社員が学ぶものと思う人もいる。だが、報連相を機能させる鍵を握っているのは、部下を指導する立場にある中堅社員だ。だが、報連相の大事さを理解するだけでなく、報連相そのものを理解し、実践している中堅社員は多くない。報連相を徹底してもらえる仕組みを作るべきだ...


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■今週の選書
■リーダーの報・連・相
■相田吉雄
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報連相のキホン
 
【1】
 
「報連相」を徹底するべきだ。「報連相」は新入社員が学ぶものと
思う人もいる。だが、報連相を機能させる鍵を握っているのは、部
下を指導する立場にある中堅社員だ。
 
だが、報連相の大事さを理解するだけでなく、報連相そのものを理
解し、実践している中堅社員は多くない。報連相を徹底してもらえ
る仕組みを作るべきだ。
 
また、自分も的確に報連相ができるようにすべきだ。なぜなら中堅
社員は「経営と現場をつなぐ統括者」だからだ。上司から指示され
たことを自分のチームメンバーに落とし込まねばならない。
 
そのためには、上司からの指示を咀嚼し、自分の言葉として部下に
伝えねばならない。また現場の状況を正しく上司に報連相する必要
もある。中堅社員の報連相は、正に組織のかなめと言えるのだ。
 
【2】
 
報連相を部下や後輩に徹底させるには、その目的や内容、正しいや
り方をリーダー自身が理解し、自分の言葉で説明できなければなら
ない。時には自ら報連相をして、背中で見せることも必要だ。
 
そのためには、改めて報連相とは何かを正しく理解しておくべきだ。
改めて解説すると、それは「報告」「連絡」「相談」の頭文字をと
ったものだ。
 
言うまでもなく仕事のベースとなるコミュニケーションスキルだ。
報連相を主体的に行えば、ミスやトラブルを防ぎ、仕事がスムーズ
に進む。そうして効果や効率を上げることができる。
 
【3】
 
「報告」「連絡」「相談」の3つは、いずれも相手に「伝える」と
いう行為だ。しかし、それぞれ使う場面や目的などが違う。一つひ
とつ正しく理解しておくべきだ。
 
まず報告は「指示を与えられた人が、指示を与えた人に仕事の途中
経過や結果を告げること」だ。報告は指示を受けたものの義務だ。
第三者を介さず、本人が直接、指示を受けた上司に報告すべきだ。
 
「報告」には「中間報告」「結果報告」「トラブル報告」「変更報
告」がある。この中で、特に仕事の効果・効率を上げるための重要
な「鍵」が「中間報告」だ。
 
「中間報告」のメリットは2つある。まず、上司が安心する。仕事
に対する安心感はもちろん、仕事を任せた部下に対する安心感、さ
らには信頼感も高まる。
 
2つ目は、積極的に「中間報告」することで、上司から新たな情報
や修正のアドバイスをもらえる。ムダ・ムリ・ムラが減り、仕事の
「質」を高め「負担」を減らし、「納期」を早めることができる。
 
まず、進捗20%でモレを確認するために報告するべきだ。そして、
進捗50%でズレを確認するための報告をする。さらに進捗80%で
早めの完成報告を目指す。
 
【4】
 
トラブルを報告する際にも大切なポイントがある。悪い情報ほど最
優先で早めに報告するということだ。大切なことはミスをしない努
力だ。
 
たが万が一トラブルが起きてしまった場合は、迅速に報告し、組織
力、特に上司を活用して対応することだ。トラブルは時間が経つほ
ど、打てる手段の選択肢は少なくなる。結果、問題も大きくなる。
 
トラブル報告は「トラブルが起きた直後」にするべきだ。できれば
「起きそうだと気付いた時点」ですることだ。部下にもそれを徹底
するよう肝に銘じるべきだ。
 
トラブルが起きた時「自分が任されたのだから、自分だけの力で何
とかせねば」と考えることは大きな間違いだ。仕事の責任は、取る
ものでなく果たすものだ。一人悶々と悩むのはやめるべきだ。
 
そして、いち早く上司に報告することだ。前向きに仕事ができる環
境を作るべきだ
 
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■■選書コメント
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職場のコミュニケーションの基本である「報連相」の本です。その
重要性は、社会人なら誰もが知っていると思います。報連相が徹底
されているからこそ、チームはうまく機能します。
 
部下から報連相がされなければ、情報が共有されず、上司も正しい
判断や適切な指示ができません。これではメンバーの総力が発揮で
きません。だから、社会人になると徹底的に叩き込まれるのです。
 
ただ、報連相が語られる時、それは主に報連相する側、つまり部下
の役割としてでした。本書は、あえて報連相される側、すなわちリ
ーダーやマネジャーなど中堅社員を対象にしています。
 
今、部下とのコミュニケーションに悩むリーダーが増えています。
部下が報告をしてくれないため現場の状況がつかめない、指示通り
に動いてくれない、何を考えているかわからないなどです。
 
しかし、その原因は部下の悩みに起因していることが少なくありま
せん。報告のタイミングがわからない、上司とのコミュニケーショ
ンが難しい、そもそも上司には相談しづらいなどです。
 
これらを放置しておくと、仕事が滞るだけでなく、大きなミスにも
つながりかねません。本書はそれを解消する報連相について、リー
ダーの立場から解説する画期的な本と言えます。
 
具合的には、はじめに報連相の基本を紹介し、上司の役割として指
示の出し方・伝え方など具体的な報連相の方法を解説、さらには報
連相しやすい職場環境づくりにまで触れていきます。
 
報連相さえうまくいけば、リーダーとして成長でき、部下からの信
頼も高まり、職場の雰囲気も良くなるはずです。それが成果につな
がるはずです。、
 
部下とのコミュニケーションがうまくいかない、チーム内の情報共
有ができていない、その結果、成果がでていないと悩むリーダーや
マネジャー必読です。
  
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2022
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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