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2022/09/09
心理的安全性をつくる言葉55

心理的安全性をつくる言葉55

心理的安全性をつくる言葉
 
変化の激しい今、チームが力を合わせて最高の成果を生み出すには、職場環境の心理的安全性が保たれていなければならない。これがあれば、情報が共有され、挑戦が増え、満足感や充足感が満たされる。この言葉が登場したのは半世紀以上も前だ。元々は組織に使われる言葉だった。今では対人関係のリスクをとっても大丈夫だというメンバーに共有される信念のことと定義されている...


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心理的安全性をつくる言葉
 
【1】
 
変化の激しい今、チームが力を合わせて最高の成果を生み出すには、
職場環境の心理的安全性が保たれていなければならない。これがあ
れば、情報が共有され、挑戦が増え、満足感や充足感が満たされる。
 
この言葉が登場したのは半世紀以上も前だ。元々は組織に使われる
言葉だった。今では対人関係のリスクをとっても大丈夫だというメ
ンバーに共有される信念のことと定義されている。
 
さらに、米グーグル社が「プロジェクト・アリストテレス」の中で
再発見し、「チームにとって圧倒的に重要」と結論づけて注目を集
めた。
 
心理的安全性は、単にメンバーの仲が良いということではない。仲
が悪すぎるでも、良すぎるのでもなく、目指すゴールや成果のため
に健全な意見の衝突が起こせるチームのことだ。
 
【2】
 
「心理的安全性」は、4つの因子で作られている。まず「話しやす
さ」因子だ。雑談含め、情報共有が頻繁に行われる環境が大切だ。
この因子では、情報共有の「量」に加えて「質」も大切だ。
 
次に「助け合い」因子だ。互いに助け合える環境のことでチームワ
ークの根幹だ。日常的にリーダーや同僚と相談でき、ミスやトラブ
ルがあった時は、解決・改善に向けて建設的な対話ができる状態だ。
 
3つ目は「挑戦」因子だ。まず「挑戦したこと、そのもの」を歓迎
できる環境が重要だ。この因子が高いと、アイデアや企画が出やす
く、チームの挑戦の総量を増やすことができる。
 
4つ目は「新奇歓迎」因子だ。「人」にフォーカスした因子だ。組
織やチーム、社会や業界の常識にとらわれず、メンバーの強みや個
性、新しい視点や発想を受け入れ、「的はずれ」をむしろ歓迎する。
 
これら心理的安全性4つの因子について、まずは自分のチームの現
状把握をしてみることだ。フォーカスするポイントがわかれば、打
てる手も見えてくるはずだ。
 
【3】
 
1日の仕事の始まりは、挨拶からだ。多くの職場で当たり前に実践
されているが、ひと工夫加えることで、心理的安全性を高めるシン
プルな方法になる。
 
それが「○○さん、おはようございます」と「挨拶時に相手の名前
を添える」ことだ。たったひと言、名前をつけ足すだけだ。それだ
けで「自分に話しかけられている」と感じられる。
 
するとチーム全員から自然と話が出やすくなる。挨拶だけでなく、
会議などの場でも「誰か意見ある?」という投げかけの代わりに
「○○さんはどう思いますか?」という。
 
部下の発言の「きっかけ言葉」にとして使うことも効果的だろう。
積み重ねていけば報告や相談が増え、トラブルの予防や早期発見、
燃え広がる前の解決もしやすくなるはずだ。
 
重要なことは、挨拶を上司やリーダーから率先して行うことだ。も
し、関係性が許すなら「なんと呼んでほしいか」を本人に聞いて
みるのもいい。本人が望めば、愛称で呼ぶのも効果的だ。
 
【4】
 
部下や同僚からの相談は、その場で聞いて即対応したいが、いつで
もできるわけではない。目の前の仕事に追われて「いっぱいいっぱ
い」なときもある。
 
そんな時、つい「ごめん、ちょっといま忙しいから、あとでいい?」
と反応しがちだ。であれば「30分後でもいいかな?」などこちら
が相談を受けられる時間やタイミングを指定するほうが有効だ。
 
さらに心理的安全性を高めるなら、前もって「相談タイム」という
時間と共通言語を作ることだ。「相談タイム」は、メンバーの相談
を優先的に受ける時間だ。
 
「この時間帯は相談優先で対応します」というルールにする。ポイ
ントは「相談タイム」という共通言語を作ることだ。すると新人か
らでも声をかけやすくなり、話しやすさや助け合いができる。
 
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■■選書コメント
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職場のコミュニケーションの本です。自分の考えや気持ちを安心し
て発言できる「心理的安全性」を自分のチームや組織、人間関係に
確立する方法を解説します。
 
人は、自分の身が安全だと感じることができるから気持ちや考えを
表現できます。提案ができたり、オープンに話したりすることがで
きるのも職場が安全な環境だと感じるからです。
 
そんな雰囲気を作ることができれば、組織は硬直化することなく、
活性化します。アイデアも出て、人間関係も良くなります。それを
可能にするのが言葉です。本書はそんな言葉を色々紹介します。
 
言葉の力は偉大です。日常的に前向きで建設的な言葉を使えば、メ
ンバー間の会話は増え、気持ちも高まります。これをつい使いがち
なNGワードから言い換えて解説してくれるのが本書です。
 
たとえば、何か提案した人に「じゃあ、任せるから頼むよ」という
のでなく「誰に相談すれば進みますか」と言ってみます。ちょっと
した言葉の違いですが、結果は大きく変わると言います。
 
こうした言い換えが「チームの土壌をつくる言葉」「会議を活性化
させる言葉」「ピンチをチャンスに変える言葉」など、目的ごとに
分類され、事例とともに紹介されています。
 
いずれも、実際にリーダーたちが変化を体感した言葉ばかりです。
しかも、心理的安全性を4つの因子に分け、それぞれの言葉がどの
因子に作用するのかラベリングしてあります。
 
読んで日常的に言葉を意識して言いかえるようにすれば、チームや
組織が変わり、人間関係も改善するはずです。その結果、仕事にま
つわる悩みの多くが解決するはずです。
 
自分のチームや組織、人間関係を改善したい人、メンバーからの信
頼を得たい人など、職場の人間関係を変えたいと考えているすべて
のビジネスパーソンにおすすめします。
 
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2022
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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