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2024/02/23
君はなぜ働くのか

君はなぜ働くのか


夢がなくてもうまくいく
夢を持ち、計画を立て、一歩一歩クリアしていけば、必ず実現するという考えが正論のように浸透している。誰もが他に成功する方法などないと思い込んでいる。だが、それは間違いだ。たしかに、やりたいことさえ見つかれば、それを実現する方法に関する情報はいくらでもある。昔のように身分差別があるわけでも、「こうすべきだ」という昭和の価値観もない...

夢がなくてもうまくいく


夢を持ち、計画を立て、一歩一歩クリアしていけば、必ず実現するという考えが正論のように浸透している。誰もが他に成功する方法などないと思い込んでいる。だが、それは間違いだ。たしかに、やりたいことさえ見つかれば、それを実現する方法に関する情報はいくらでもある。昔のように身分差別があるわけでも、「こうすべきだ」という昭和の価値観もない...




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■今週の選書
■君はなぜ働くのか
■永松茂久 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書サマリー
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
夢がなくてもうまくいく
【1】
夢を持ち、計画を立て、一歩一歩クリアしていけば、必ず実現する
という考えが正論のように浸透している。誰もが他に成功する方法
などないと思い込んでいる。だが、それは間違いだ。
たしかに、やりたいことさえ見つかれば、それを実現する方法に関
する情報はいくらでもある。昔のように身分差別があるわけでも、
「こうすべきだ」という昭和の価値観もない。
だが、その手前にある「そもそも、自分は何がしたいのか」という
問いに対する答えを持てずにいる。夢を持てない人が増えているの
だ。だから、多くの人が、今を漂うように生きているのだ。
そんな状態で「夢を持て」という強迫観念に迫られて、無理やり自
分のやりがいを探したり、見せかけの夢を準備して、適当にその場
をやり過ごしている。これは不毛なことだ。
【2】
夢などなくてもうまくいく。むしろ、中途半端な夢など持たないほ
うがいい。それよりも大事なことは、自分が「何のために働いてい
るのか」を明確にするとことだ。
そして、目の前にある課題をクリアしていくことだ。未来の夢やビ
ジョンを持つことより「今、ここ、目の前」が大切だ。本気で仕事
に向き合っていたら、夢を語る暇などないはずだ。
「5W1H」というが、働く時に一番注目すべきは「なぜ」の部分
だ。「なぜ」が見えてくれば、霧が晴れるように悩みは解決してい
くものだ。
優秀なリーダーや教育者は「なぜ」を一番に伝え、考えさせてい
くものだ。だから、下の立場の人間は命令されなくても、自発的に
動くようになるのだ。人は無意識に意味を求めているのだ。
【3】
人は、夢など無くても生きていける。だが、自分の存在意義、生き
る意味が無くなれば、生きていくことはできない。意味とはそれく
らい強烈なものなのだ。
すべては「なぜ」からだ。動くモチベーションの正体は「なぜ」な
のだ。これさえ見えれば、夢などなくても勝手に前に進むことがで
きる。目の前のことに意味が見えた途端、やる気になれるのだ。
入社面接で面接官が口にするのも「なぜ、この会社を志望するか」
のはずだ。「なぜ」がモチベーションの正体だからだ。意味さえ見
えれば、人は動くのだ。
【4】
「好きなことを仕事にしたい」というが、最初から好きなことを仕
事にできる人はいない。順番が違うからだ。まず、今の仕事を好き
になること、次に仕事に好かれる人になることだ。
仕事に好かれた時、はじめて好きなことを仕事にできるようになる
のだ。いきなり自分が好きなことをしようとしてもうまくいかな
い。無理があるのだ。
働くとは「はたを楽にすること」だ。人に仕え、周りの人を楽にす
ることだ。「好き」かどうかより「頼まれたこと」「人を楽にする
こと」をやることだ。自分より、相手を先に置くべきなのだ。
そのためには、目の前の仕事を突き詰めることだ。仕事の魅力は、
一生懸命やらないとわからないものだ。仕事を好きになれない人
は、仕事を一生懸命やったことがない人だ。
【5】
一生懸命やって面白さが見えてくれば、頼まれごとも増えてくるは
ずだ。それが「仕事に好かれる」ということだ。そうなってはじめ
て、自分が好きなことをやってもうまくいくようになるのだ。
とは言え、自分を犠牲にするのはダメだ。そんなことをしても続か
ない。結果的に投げ出してしまえば、お客様を喜ばせ続けることは
できない。自分も幸せになるべきなのだ。
仕事を楽しむには、成長を実感することだ。人は、できなかったこ
とができるようになると大きな喜びを感じる。こうして目の前の課
題や壁を超えるワクワク感の虜になることが大事なのだ。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866802510
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書コメント
■■     
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
働き方を考える本です。世間では「夢ややりたいことを見つけて、
その実現に向けて歩もう」と言われます。本書は、そんな夢至上主
義に疑問を呈し、どう考えるべきか教えてくれます。
著者はミリオンセラー『人は話し方が9割』の著者です。本書は、
『君は誰と生きるか』に続き、著者が師匠である斎藤一人さんから
受けた教えをもとに書かれています。
夢ややりたいことなど、むしろないほうがいい、それでも自分の想
像をはるかに超える未来を手にする方法はあるといいます。それは
「どう生きるか」の答えにもなるといいます。
仕事は大事です。特に、若いうちは、先が長い分、正しい仕事観を
持つことが大事です。でも、リソースも経験値も無く、ただ選択肢
だけが無限にあるだけに悩みが深くなりがちです。
そんな時、言われがちなのが「夢を持ち、その実現のために一日一
日を積み上げろ」というものです。でも、そもそも夢がなければ、
スタートで躓いてしまします。そんな人が少なくありません。
著者は、その考え方は間違いだと言います。むしろ大事なのは
「今、ここ、目の前」であり、タイトルにある「なぜ、働くのか」
だと言います。周囲を喜ばせることが、人生を切り拓くのです。
本文では、師匠と著者である「僕」の対話となっています。彼らの
対話を通して、自分が働く理由を、そして生きる意味を見つけるこ
とができます。それが仕事や人生を抜群に楽しくしてくれます。
「夢ややりたいことが見つからない人」や今の仕事がつまらない、
やりがいが感じられない、本当にやりたいことかどうかわからない
など、仕事に悩む若い人におすすめします。
※「これじゃ、物足りない?」なら、コチラ
→ https://tinyurl.com/mvph7xvm
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866802510
──────────────────────────────
◎バックナンバー→ http://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com
◎登録、変更、解除→ http://www.bbook.jp/mag.html 
──────────────────────────────
発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2024
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■今週の選書

■君はなぜ働くのか

■永松茂久 

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■■選書サマリー  

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夢がなくてもうまくいく


【1】


夢を持ち、計画を立て、一歩一歩クリアしていけば、必ず実現する

という考えが正論のように浸透している。誰もが他に成功する方法

などないと思い込んでいる。だが、それは間違いだ。


たしかに、やりたいことさえ見つかれば、それを実現する方法に関

する情報はいくらでもある。昔のように身分差別があるわけでも、

「こうすべきだ」という昭和の価値観もない。


だが、その手前にある「そもそも、自分は何がしたいのか」という

問いに対する答えを持てずにいる。夢を持てない人が増えているの

だ。だから、多くの人が、今を漂うように生きているのだ。


そんな状態で「夢を持て」という強迫観念に迫られて、無理やり自

分のやりがいを探したり、見せかけの夢を準備して、適当にその場

をやり過ごしている。これは不毛なことだ。


【2】


夢などなくてもうまくいく。むしろ、中途半端な夢など持たないほ

うがいい。それよりも大事なことは、自分が「何のために働いてい

るのか」を明確にするとことだ。


そして、目の前にある課題をクリアしていくことだ。未来の夢やビ

ジョンを持つことより「今、ここ、目の前」が大切だ。本気で仕事

に向き合っていたら、夢を語る暇などないはずだ。


「5W1H」というが、働く時に一番注目すべきは「なぜ」の部分

だ。「なぜ」が見えてくれば、霧が晴れるように悩みは解決してい

くものだ。


優秀なリーダーや教育者は「なぜ」を一番に伝え、考えさせてい

くものだ。だから、下の立場の人間は命令されなくても、自発的に

動くようになるのだ。人は無意識に意味を求めているのだ。


【3】


人は、夢など無くても生きていける。だが、自分の存在意義、生き

る意味が無くなれば、生きていくことはできない。意味とはそれく

らい強烈なものなのだ。


すべては「なぜ」からだ。動くモチベーションの正体は「なぜ」な

のだ。これさえ見えれば、夢などなくても勝手に前に進むことがで

きる。目の前のことに意味が見えた途端、やる気になれるのだ。


入社面接で面接官が口にするのも「なぜ、この会社を志望するか」

のはずだ。「なぜ」がモチベーションの正体だからだ。意味さえ見

えれば、人は動くのだ。


【4】


「好きなことを仕事にしたい」というが、最初から好きなことを仕

事にできる人はいない。順番が違うからだ。まず、今の仕事を好き

になること、次に仕事に好かれる人になることだ。


仕事に好かれた時、はじめて好きなことを仕事にできるようになる

のだ。いきなり自分が好きなことをしようとしてもうまくいかな

い。無理があるのだ。


働くとは「はたを楽にすること」だ。人に仕え、周りの人を楽にす

ることだ。「好き」かどうかより「頼まれたこと」「人を楽にする

こと」をやることだ。自分より、相手を先に置くべきなのだ。


そのためには、目の前の仕事を突き詰めることだ。仕事の魅力は、

一生懸命やらないとわからないものだ。仕事を好きになれない人

は、仕事を一生懸命やったことがない人だ。


【5】


一生懸命やって面白さが見えてくれば、頼まれごとも増えてくるは

ずだ。それが「仕事に好かれる」ということだ。そうなってはじめ

て、自分が好きなことをやってもうまくいくようになるのだ。


とは言え、自分を犠牲にするのはダメだ。そんなことをしても続か

ない。結果的に投げ出してしまえば、お客様を喜ばせ続けることは

できない。自分も幸せになるべきなのだ。


仕事を楽しむには、成長を実感することだ。人は、できなかったこ

とができるようになると大きな喜びを感じる。こうして目の前の課

題や壁を超えるワクワク感の虜になることが大事なのだ。


★本書の詳細、お買い求めは、

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866802510


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■■選書コメント

■■     

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働き方を考える本です。世間では「夢ややりたいことを見つけて、

その実現に向けて歩もう」と言われます。本書は、そんな夢至上主

義に疑問を呈し、どう考えるべきか教えてくれます。


著者はミリオンセラー『人は話し方が9割』の著者です。本書は、

『君は誰と生きるか』に続き、著者が師匠である斎藤一人さんから

受けた教えをもとに書かれています。


夢ややりたいことなど、むしろないほうがいい、それでも自分の想

像をはるかに超える未来を手にする方法はあるといいます。それは

「どう生きるか」の答えにもなるといいます。


仕事は大事です。特に、若いうちは、先が長い分、正しい仕事観を

持つことが大事です。でも、リソースも経験値も無く、ただ選択肢

だけが無限にあるだけに悩みが深くなりがちです。


そんな時、言われがちなのが「夢を持ち、その実現のために一日一

日を積み上げろ」というものです。でも、そもそも夢がなければ、

スタートで躓いてしまします。そんな人が少なくありません。


著者は、その考え方は間違いだと言います。むしろ大事なのは

「今、ここ、目の前」であり、タイトルにある「なぜ、働くのか」

だと言います。周囲を喜ばせることが、人生を切り拓くのです。


本文では、師匠と著者である「僕」の対話となっています。彼らの

対話を通して、自分が働く理由を、そして生きる意味を見つけるこ

とができます。それが仕事や人生を抜群に楽しくしてくれます。


「夢ややりたいことが見つからない人」や今の仕事がつまらない、

やりがいが感じられない、本当にやりたいことかどうかわからない

など、仕事に悩む若い人におすすめします。


※「これじゃ、物足りない?」なら、コチラ

https://tinyurl.com/mvph7xvm


★本書の詳細、お買い求めは、

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

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