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2024/03/15
ファウンダー思考

ファウンダー思考


宝島の発見と海図の作成
経営者やリーダーが持つべきは、新事業を立ち上げる「ファウンダー思考」だ。起業家思考と言いかえることもできる。好奇心と勇気を持ち、新事業の立ち上げに取り組むのだ。単なるアイデアマンではだめだ。価値を生む実行者になるべきだ。その覚悟を持つべきだ。とは言え、やみくもに行動したり、緻密な計画を練ったりするのも違う...

宝島の発見と海図の作成


経営者やリーダーが持つべきは、新事業を立ち上げる「ファウンダー思考」だ。起業家思考と言いかえることもできる。好奇心と勇気を持ち、新事業の立ち上げに取り組むのだ。単なるアイデアマンではだめだ。価値を生む実行者になるべきだ。その覚悟を持つべきだ。とは言え、やみくもに行動したり、緻密な計画を練ったりするのも違う...




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■今週の選書
■ファウンダー思考
■信原威 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書サマリー
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
宝島の発見と海図の作成
【1】
経営者やリーダーが持つべきは、新事業を立ち上げる「ファウンダ
ー思考」だ。起業家思考と言いかえることもできる。好奇心と勇気
を持ち、新事業の立ち上げに取り組むのだ。
単なるアイデアマンではだめだ。価値を生む実行者になるべきだ。
その覚悟を持つべきだ。とは言え、やみくもに行動したり、緻密な
計画を練ったりするのも違う。
大切なことは、同志を集め、自社ブランドを市場に広めてファンに
なってもらうストーリーを作ることだ。そうしてキャッシュを生み
出し、金脈を確保して実行し、目標の実便につなげていくのだ。
必要なのが、宝島、海図、物語、同志、金脈、実行の6つの武器だ。
いずれも事業を立ち上げる上で欠かせないものばかりだ。これらを
うまく活用して、事業を成功に導くのだ。
もちろん、途中で大きな問題にぶつかったり、ゴールまでの道のり
が不透明になったりすることがあるかもしれない。それでも計画を
信じて前進を続けていかなければならない。
【2】
新規事業を立ち上げるとは、世の中に新しい価値を見出し、それを
提供して相応の対価を得ることだ。大きく成功すれば、会社となり、
社員を養いながら、さらに大きな事業に育っていく。
まず、宝島の発掘だ。これは世の中から新しい価値を見出すことだ。
新規事業になりうるビジネスを見つけることだ。そして消費者が満
たされていないニーズを満たすのだ。
世の中の大きな変化や流れの中で生まれるニーズはどんなものか、
どんな価値を提供すれば競合他社でなく、自社の商品を選んでもら
えるか、継続的に提供でき、定着できるかどうかがポイントだ
アイデアが先行する人もいる。強い意志を持つのは悪いことではな
い。だが、そのアイデアが消費者のニーズと合致しているdかどう
か、本当に世の中から必要とされているのかどうかを検証すべきだ。
【3】
消費者のニーズを満たすサービスを考えるには、時代背景を知るこ
とが大事だ。世の中は、10年もあれば大きく変わってしまうもの
だ。その流れを読み解くことが大切だ。
次に、デモグラフィーだ。これは、社会を構成する人の数と、その
増減で生じる変化や経済のことだ。たとえば、高齢化することでバ
リアフリーが求められるなどがその一例だ。
これらの情報は、意識していれば自然に脳にインプットされる。だ
から、いつもアンテナを立てて感度を高め、日常生活で接するあら
ゆるメディアから情報を吸収するべきだ。
パラダイムシフトは、人々の生活を根本から変える。そのため、ニ
ーズも大きく変わる。ファウンダーは、その変化をいち早く、正確
に掴まねばならない。そこに宝島があるかもしれないからだ。
【4】
宝島を見つけたら、そこにたどり着くシナリオが必要だ。海図を作
るのだ。経営に関わる人が、新事業の計画について説明する事業計
画書のことだ。海図がなければ宝島にたどり着くことは難しい。
海図があれば、ファウンダーは自分の考えを確認でき、事業の方向
性を決めることができる。また、事業規模や成長スピードを方向付
けることができるため、計画的に必要資金を準備することもできる。
さらに、事業戦略を修正したり、当社の計画がどのように変化した
かを確認したり、道標として活用することができる。仲間との目標
共有にも欠かせない。ファウンダーと仲間を宝島に導く海図なのだ。
事業計画書は「できれば作成すべきだ」という考えもある。だが、
必ず作成すべきだ。発生しうるリスクも明確にしてくれるからだ。
最初に作っておくべきなのだ。
事業計画は、わかり易く単純であるほど良い。達成目標や成果指標
を落とし込むための一番のポイントだ。「これさえやればいい」と
いうところまで落とし込むべきだ。
最初から完璧に作れる人はない。そもそも事業計画書を持たない経
営者も多い。だが、それで上手くいくのはたまたまだ。これから新
規事業を立ち上げるなら、必ず作るべきだ。
★本書の詳細、お買い求めは、
→https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833425238
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書コメント
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新規事業を立ち上げる方法です。事業の立ち上げに必要な基本を学
ぶことで、成功に不可欠なマインドセット「ファウンダー思考」を
身につけることを目指します。
事業アイデアの見つけ方から、事業に仕立て上げる方法、軌道に乗
せてキャッシュを生み出し、それを継続させる方法について、手順
を追ってわかり易く解説してくれます。
具体的なノウハウも満載で、事業計画書や収支計画書の書き方や、
価格戦略、コーチングを用いた組織マネジメントまで、必要な要素
がすべて詰まっている実践的な書籍です。
著者は「独立してアメリカでビジネスする」という夢だけを抱いて
家族とともにロサンゼルスにわたり、連日ゴルフ場で人脈構築をし
ながら事業の礎を築いたそうです。
そんな著者いわく、日本のビジネスパーソンに足りないのは、イン
トレプレナーシップとアントレプレナーシップ、そして失敗を怖れ
ないファウンダー思考だといい、それを育む方法を解説します。
はじめに、著者の自伝的な紹介があります。著者がファウンダーに
なるまでの道のりを辿ることで、ファウンダー思考形成のプロセス
を理解し、自分のマインドセットの育成に役立てることができます。
続いて、事業立ち上げに不可欠な「6つの武器」を紹介し、一つ一
つ解説していきます。事業立ち上げを航海にたとえて、それぞれ宝
島、海図という風に章ごとに解説してくれます。
たとえば、ブランドストーリー展開については「物語の形成」とし
て、ハリウッド映画にたとえられなど、ユニークです。読めば、行
動したくなるはずです。
職場の新規事業担当者から、起業家や起業希望者、経営者にいたる
まで、新規事業の立ち上げに携わるすべての人にとって必読だと思
います。
★本書の詳細、お買い求めは、
→https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833425238
──────────────────────────────
◎バックナンバー→ http://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com 
◎登録、変更、解除→ http://www.bbook.jp/mag.html  
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2024
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■ファウンダー思考

■信原威 

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宝島の発見と海図の作成


【1】


経営者やリーダーが持つべきは、新事業を立ち上げる「ファウンダ

ー思考」だ。起業家思考と言いかえることもできる。好奇心と勇気

を持ち、新事業の立ち上げに取り組むのだ。


単なるアイデアマンではだめだ。価値を生む実行者になるべきだ。

その覚悟を持つべきだ。とは言え、やみくもに行動したり、緻密な

計画を練ったりするのも違う。


大切なことは、同志を集め、自社ブランドを市場に広めてファンに

なってもらうストーリーを作ることだ。そうしてキャッシュを生み

出し、金脈を確保して実行し、目標の実便につなげていくのだ。


必要なのが、宝島、海図、物語、同志、金脈、実行の6つの武器だ。

いずれも事業を立ち上げる上で欠かせないものばかりだ。これらを

うまく活用して、事業を成功に導くのだ。


もちろん、途中で大きな問題にぶつかったり、ゴールまでの道のり

が不透明になったりすることがあるかもしれない。それでも計画を

信じて前進を続けていかなければならない。


【2】


新規事業を立ち上げるとは、世の中に新しい価値を見出し、それを

提供して相応の対価を得ることだ。大きく成功すれば、会社となり、

社員を養いながら、さらに大きな事業に育っていく。


まず、宝島の発掘だ。これは世の中から新しい価値を見出すことだ。

新規事業になりうるビジネスを見つけることだ。そして消費者が満

たされていないニーズを満たすのだ。


世の中の大きな変化や流れの中で生まれるニーズはどんなものか、

どんな価値を提供すれば競合他社でなく、自社の商品を選んでもら

えるか、継続的に提供でき、定着できるかどうかがポイントだ


アイデアが先行する人もいる。強い意志を持つのは悪いことではな

い。だが、そのアイデアが消費者のニーズと合致しているdかどう

か、本当に世の中から必要とされているのかどうかを検証すべきだ。


【3】


消費者のニーズを満たすサービスを考えるには、時代背景を知るこ

とが大事だ。世の中は、10年もあれば大きく変わってしまうもの

だ。その流れを読み解くことが大切だ。


次に、デモグラフィーだ。これは、社会を構成する人の数と、その

増減で生じる変化や経済のことだ。たとえば、高齢化することでバ

リアフリーが求められるなどがその一例だ。


これらの情報は、意識していれば自然に脳にインプットされる。だ

から、いつもアンテナを立てて感度を高め、日常生活で接するあら

ゆるメディアから情報を吸収するべきだ。


パラダイムシフトは、人々の生活を根本から変える。そのため、ニ

ーズも大きく変わる。ファウンダーは、その変化をいち早く、正確

に掴まねばならない。そこに宝島があるかもしれないからだ。


【4】


宝島を見つけたら、そこにたどり着くシナリオが必要だ。海図を作

るのだ。経営に関わる人が、新事業の計画について説明する事業計

画書のことだ。海図がなければ宝島にたどり着くことは難しい。


海図があれば、ファウンダーは自分の考えを確認でき、事業の方向

性を決めることができる。また、事業規模や成長スピードを方向付

けることができるため、計画的に必要資金を準備することもできる。


さらに、事業戦略を修正したり、当社の計画がどのように変化した

かを確認したり、道標として活用することができる。仲間との目標

共有にも欠かせない。ファウンダーと仲間を宝島に導く海図なのだ。


事業計画書は「できれば作成すべきだ」という考えもある。だが、

必ず作成すべきだ。発生しうるリスクも明確にしてくれるからだ。

最初に作っておくべきなのだ。


事業計画は、わかり易く単純であるほど良い。達成目標や成果指標

を落とし込むための一番のポイントだ。「これさえやればいい」と

いうところまで落とし込むべきだ。


最初から完璧に作れる人はない。そもそも事業計画書を持たない経

営者も多い。だが、それで上手くいくのはたまたまだ。これから新

規事業を立ち上げるなら、必ず作るべきだ。


★本書の詳細、お買い求めは、

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833425238


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■■選書コメント

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新規事業を立ち上げる方法です。事業の立ち上げに必要な基本を学

ぶことで、成功に不可欠なマインドセット「ファウンダー思考」を

身につけることを目指します。


事業アイデアの見つけ方から、事業に仕立て上げる方法、軌道に乗

せてキャッシュを生み出し、それを継続させる方法について、手順

を追ってわかり易く解説してくれます。


具体的なノウハウも満載で、事業計画書や収支計画書の書き方や、

価格戦略、コーチングを用いた組織マネジメントまで、必要な要素

がすべて詰まっている実践的な書籍です。


著者は「独立してアメリカでビジネスする」という夢だけを抱いて

家族とともにロサンゼルスにわたり、連日ゴルフ場で人脈構築をし

ながら事業の礎を築いたそうです。


そんな著者いわく、日本のビジネスパーソンに足りないのは、イン

トレプレナーシップとアントレプレナーシップ、そして失敗を怖れ

ないファウンダー思考だといい、それを育む方法を解説します。


はじめに、著者の自伝的な紹介があります。著者がファウンダーに

なるまでの道のりを辿ることで、ファウンダー思考形成のプロセス

を理解し、自分のマインドセットの育成に役立てることができます。


続いて、事業立ち上げに不可欠な「6つの武器」を紹介し、一つ一

つ解説していきます。事業立ち上げを航海にたとえて、それぞれ宝

島、海図という風に章ごとに解説してくれます。


たとえば、ブランドストーリー展開については「物語の形成」とし

て、ハリウッド映画にたとえられなど、ユニークです。読めば、行

動したくなるはずです。


職場の新規事業担当者から、起業家や起業希望者、経営者にいたる

まで、新規事業の立ち上げに携わるすべての人にとって必読だと思

います。


★本書の詳細、お買い求めは、

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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2024

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

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