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2024/03/29
時短の一流、二流、三流

時短の一流、二流、三流


仕事の進め方
1日24時間は短い。仕事をしていると、もうこんな時間かと驚くことがある。もっと効率的に仕事をこなせたらと日々考える。だが短く終えようとしても、残業沼からは抜け出せない。残業を気にせず、思う存分働けば、経験を積むことはできる。だが、限界を超えて働いて、心や体を壊せば、仕事に復帰できなくなる可能性がある...

仕事の進め方


1日24時間は短い。仕事をしていると、もうこんな時間かと驚くことがある。もっと効率的に仕事をこなせたらと日々考える。だが短く終えようとしても、残業沼からは抜け出せない。残業を気にせず、思う存分働けば、経験を積むことはできる。だが、限界を超えて働いて、心や体を壊せば、仕事に復帰できなくなる可能性がある...





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■今週の選書
■時短の一流、二流、三流
■越川慎司 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■■選書サマリー
■■
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仕事の進め方
【1】
1日24時間は短い。仕事をしていると、もうこんな時間かと驚く
ことがある。もっと効率的に仕事をこなせたらと日々考える。だが
短く終えようとしても、残業沼からは抜け出せない。
残業を気にせず、思う存分働けば、経験を積むことはできる。だが、
限界を超えて働いて、心や体を壊せば、仕事に復帰できなくなる可
能性がある。
成果を出し続ける人は、業務の処理能力が圧倒的に高いわけではな
い。正しく諦めているのだ。諦めるべきポイントを見極めて、時短
すべきポイントを明らかにしているのだ。
【2】
1週間のスタートは、時短の実践上極めて重要だ。メールや通知の
確認から始めると沼にハマる。週末に溜まったメールや通知の処理
に取りかかると、その日はそれで終わる。とても危険だ。
月曜からフルパワーで仕事を始めると、仕事を抱え込む。疲れが溜
まりペースが狂う。だから大事なタスクを書き出すことだ。それを
念頭に置くことで、その他のタスクへの力の入れ方が決まるのだ。
決める基準は影響力と緊急度だ。影響力の高いタスクは、長期的成
果や目標の達成に大きく関わる。将来の大型顧客に対する提案や、
リーダーシップ研修への参加などが影響力の高いタスクだ。
緊急度の高いタスクは、本日中に提出すべき報告書など、早い対応
が求められるものだ。だが、緊急ではないが影響力の高いタスクの
ほうが成果と効率をアップする。緊急度より影響力を重視すべきだ。
【3】
やるべきことだけでなく、やめるべきことを決める基準も明確にし
ておくだ。 成果に直結しない活動、他社がより効果的に行えるタ
スクは手放す覚を持つべきだ。 
たとえば、週1回の内容で時間を浪費する習慣や、目標達成に不要
な会議、情報収集を見つけ出し、翌週には思い切ってやめる実験を
する。問題がなければ、そのままやめ続けてしまえばいいのだ。 
影響力のある2つのタスクと、やるべきこと、やめるべきことの基
準を週の初めに書き出すと仕事だけでなく、家事や育児などプライ
ベートでの時短にもなる。私生活の充実にも直結するのだ。
【4】
はじめの1歩を踏み出す方針を決めておくことだ。作業内容を把握
せず、戦略も持たずに作業を始めると、時間通りに終えることがで
きなくなる。 不要な工程を踏んだり、作業をやり直すことになる。
全体像を整理して、やることを決めてから始めるのも良くない。 
予定を詰め過ぎてしまい、想定外のことに対処できなくなってしま
うことがあるからだ。 
たとえば、経営会議に向けて入念に準備したのに、当日に発表時間
を半分にされて、重要なことを言い切れなかったりする。だから、
やらないことを決めてから始めるべきだ。
仕事では全てをやることが最善ではない。時にはやらないことを選
択することが求められる。これは、何が最も重要なのかを理解し、
それに集中するための戦略なのだ。 
【5】
たとえば、社内の資料なら、余計な情報や装飾は不要なはずだ。別
の会議の資料を流用すれば、作業時間は大幅に減る。凝った資料を
作るのはやめると最初に決めてから作成に取り掛かるのだ。
このように、取り掛かり方には戦略が求められる。タスクが多い時
ほど、やらないことを明確にするべきだ。 この原則を理解し、実
践するべきだ。そのためには、目標や優先事項を理解することだ。
これが明確なら、すべきこと、やらないことが判断できる。やらな
いことを決め、得られる時間とエネルギーを使って、最も重要なタ
スクに集中するべきだ。 
そうすれば、やらねばならないことを見てストレスを感じることは
無くなる。自分がコントロールできる行動が選択でき、時間とエネ
ルギーを最大限に活用することができるようになるのだ。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756923070
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書コメント
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
時間管理の本です。業務の時短を目指します。「いつも時間に追わ
れている」「残業が無くならない」など、時間不足に悩む人は少な
くありません。
短時間でより多くの仕事をこなそうと業務の処理能力を高めても、
限界があります。精度が落ちてかえって仕事が増えることさえあり
ます。結果的に残業沼から抜け出すことができません。
大事なことは、正しく諦めることだと著者は言います。時短すべき
ポイントを見極めて、やるべきことだけをやるのです。17万人を
分析してわかった真理です。その詳細を教えてくれます。
本書では、限られた時間で大きな成果を上げ続けるために、時短す
べきポイントの見極め方と対処方法を紹介します。目の前にあるす
べての仕事をこなすことが正解ではないのです
もちろん、時短をした結果、成果が犠牲になってしまったのでは意
味がありません。大事なことは、仕事を効果的に手放しながら、成
果を上げ続けることです。
本書を読めば、その方法がわかります。短時間で大きな成果を出し
続ける人の共通点を紹介します。彼らが仕事をどのように考え、実
際に取り組んでいるのかがわかります。
章ごとに「仕事の進め方」「書く・伝える」「管理・計画」「イン
プット」「関係構築」「巻き込み」「ツール」など、仕事のタイプ
ごとに解説され、最後に時短思考で締めくくられています。
それぞれ、一流、二流、三流という具合に分類、解説されているた
め、段階ごとに比較しながら理解でき、わかりやすく、実践しやす
いと思います。
残業が無くならない、持ち帰り仕事を無くせないなど、いつも仕事
に追われている人はもちろん、公私にわたって、時間の使い方で悩
んでいる人におすすめです。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756923070
──────────────────────────────
◎バックナンバー→ http://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com 
◎登録、変更、解除→ http://www.bbook.jp/mag.html  
──────────────────────────────
発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2024
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■時短の一流、二流、三流

■越川慎司 

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仕事の進め方


【1】


1日24時間は短い。仕事をしていると、もうこんな時間かと驚く

ことがある。もっと効率的に仕事をこなせたらと日々考える。だが

短く終えようとしても、残業沼からは抜け出せない。


残業を気にせず、思う存分働けば、経験を積むことはできる。だが、

限界を超えて働いて、心や体を壊せば、仕事に復帰できなくなる可

能性がある。


成果を出し続ける人は、業務の処理能力が圧倒的に高いわけではな

い。正しく諦めているのだ。諦めるべきポイントを見極めて、時短

すべきポイントを明らかにしているのだ。


【2】


1週間のスタートは、時短の実践上極めて重要だ。メールや通知の

確認から始めると沼にハマる。週末に溜まったメールや通知の処理

に取りかかると、その日はそれで終わる。とても危険だ。


月曜からフルパワーで仕事を始めると、仕事を抱え込む。疲れが溜

まりペースが狂う。だから大事なタスクを書き出すことだ。それを

念頭に置くことで、その他のタスクへの力の入れ方が決まるのだ。


決める基準は影響力と緊急度だ。影響力の高いタスクは、長期的成

果や目標の達成に大きく関わる。将来の大型顧客に対する提案や、

リーダーシップ研修への参加などが影響力の高いタスクだ。


緊急度の高いタスクは、本日中に提出すべき報告書など、早い対応

が求められるものだ。だが、緊急ではないが影響力の高いタスクの

ほうが成果と効率をアップする。緊急度より影響力を重視すべきだ。


【3】


やるべきことだけでなく、やめるべきことを決める基準も明確にし

ておくだ。 成果に直結しない活動、他社がより効果的に行えるタ

スクは手放す覚を持つべきだ。 


たとえば、週1回の内容で時間を浪費する習慣や、目標達成に不要

な会議、情報収集を見つけ出し、翌週には思い切ってやめる実験を

する。問題がなければ、そのままやめ続けてしまえばいいのだ。 


影響力のある2つのタスクと、やるべきこと、やめるべきことの基

準を週の初めに書き出すと仕事だけでなく、家事や育児などプライ

ベートでの時短にもなる。私生活の充実にも直結するのだ。


【4】


はじめの1歩を踏み出す方針を決めておくことだ。作業内容を把握

せず、戦略も持たずに作業を始めると、時間通りに終えることがで

きなくなる。 不要な工程を踏んだり、作業をやり直すことになる。


全体像を整理して、やることを決めてから始めるのも良くない。 

予定を詰め過ぎてしまい、想定外のことに対処できなくなってしま

うことがあるからだ。 


たとえば、経営会議に向けて入念に準備したのに、当日に発表時間

を半分にされて、重要なことを言い切れなかったりする。だから、

やらないことを決めてから始めるべきだ。


仕事では全てをやることが最善ではない。時にはやらないことを選

択することが求められる。これは、何が最も重要なのかを理解し、

それに集中するための戦略なのだ。 


【5】


たとえば、社内の資料なら、余計な情報や装飾は不要なはずだ。別

の会議の資料を流用すれば、作業時間は大幅に減る。凝った資料を

作るのはやめると最初に決めてから作成に取り掛かるのだ。


このように、取り掛かり方には戦略が求められる。タスクが多い時

ほど、やらないことを明確にするべきだ。 この原則を理解し、実

践するべきだ。そのためには、目標や優先事項を理解することだ。


これが明確なら、すべきこと、やらないことが判断できる。やらな

いことを決め、得られる時間とエネルギーを使って、最も重要なタ

スクに集中するべきだ。 


そうすれば、やらねばならないことを見てストレスを感じることは

無くなる。自分がコントロールできる行動が選択でき、時間とエネ

ルギーを最大限に活用することができるようになるのだ。


★本書の詳細、お買い求めは、

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756923070


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■■選書コメント

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時間管理の本です。業務の時短を目指します。「いつも時間に追わ

れている」「残業が無くならない」など、時間不足に悩む人は少な

くありません。


短時間でより多くの仕事をこなそうと業務の処理能力を高めても、

限界があります。精度が落ちてかえって仕事が増えることさえあり

ます。結果的に残業沼から抜け出すことができません。


大事なことは、正しく諦めることだと著者は言います。時短すべき

ポイントを見極めて、やるべきことだけをやるのです。17万人を

分析してわかった真理です。その詳細を教えてくれます。


本書では、限られた時間で大きな成果を上げ続けるために、時短す

べきポイントの見極め方と対処方法を紹介します。目の前にあるす

べての仕事をこなすことが正解ではないのです


もちろん、時短をした結果、成果が犠牲になってしまったのでは意

味がありません。大事なことは、仕事を効果的に手放しながら、成

果を上げ続けることです。


本書を読めば、その方法がわかります。短時間で大きな成果を出し

続ける人の共通点を紹介します。彼らが仕事をどのように考え、実

際に取り組んでいるのかがわかります。  


章ごとに「仕事の進め方」「書く・伝える」「管理・計画」「イン

プット」「関係構築」「巻き込み」「ツール」など、仕事のタイプ

ごとに解説され、最後に時短思考で締めくくられています。


それぞれ、一流、二流、三流という具合に分類、解説されているた

め、段階ごとに比較しながら理解でき、わかりやすく、実践しやす

いと思います。


残業が無くならない、持ち帰り仕事を無くせないなど、いつも仕事

に追われている人はもちろん、公私にわたって、時間の使い方で悩

んでいる人におすすめです。


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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2024

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

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