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2017/03/24
防衛大で学んだ無敵のチームマネジメント

防衛大で学んだ無敵のチームマネジメント

リーダーに必要な「人間力」を磨く

変化し続ける環境の中、最大の成果を上げて生き抜くには、まず、「自分はどうあるべきか」すなわち、自分の「在り方」と「覚悟」を決める必要がある。「リーダー」に必要な覚悟は3つある。「とことんリーダーを務める覚悟」「公明正大なミッションを掲げ、絶対にぶれない覚悟」「決して部下を見捨てない覚悟」だ...


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■今週の選書
■防衛大で学んだ無敵のチームマネジメント
■濱潟好古
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■■選書サマリー  
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リーダーに必要な「人間力」を磨く

【1】

変化し続ける環境の中、最大の成果を上げて生き抜くには、まず、
「自分はどうあるべきか」すなわち、自分の「在り方」と「覚悟」
を決める必要がある。

「リーダー」に必要な覚悟は3つある。「とことんリーダーを務め
る覚悟」「公明正大なミッションを掲げ、絶対にぶれない覚悟」
「決して部下を見捨てない覚悟」だ。

これが「防衛大式マネジメント」の基盤だ。リーダーとメンバーと
では働き方が違う。複数の部下の力をうまく引き出し、組織を正し
い道に導き続けることこそがリーダーの根本的な仕事だ。

営業の「やり方」やコミュニケーションの「とり方」は状況次第だ。
ただし、リーダーとして一度、心に決めた「覚悟」や、リーダーと
しての「在り方」は、決して変えるべきではない。

「ありがたくないこと」が起きても、まず現状を受け入れることだ。
そして、真正面から向き合い、現状を打破することだ。それが「リ
ーダー」だ。リーダーが覚悟を決めれば、チームは変わるのだ。

【2】

公明正大なミッションシップを掲げれば人は動く。それが組織の動
きを加速する。反対に、自分本位のミッションでは、人は動かない。
ミッションは、人のため、社会のため公明正大であるべきなのだ。

まずは「公明正大なミッション」を明文化することだ。ミッション
は、組織の「あるべき姿」だ。そしてリーダーを含めた組織のメン
バー全員が「目指し続ける姿」だ。

苦しいこと、つらいこと、厄介なことが目の前に現れた時は、自分
たちの「ミッション」に立ち返ってみることだ。

大切なことは「何をやるか」より「何のためにやるか」だ。「誰と
やるか」より「誰のためにやるか」だ。自分の掲げたミッションが、
「組織」と、組織に関わるすべての「部下の活力」になるはずだ。

【3】

リーダーは、自分の「思い」を発信し続ける人だ。リーダーが発信
しなければ、一人ひとりの「思い」は常にバラバラになり、まとま
りのあるチームは作れない。リーダーの発信はチームの色なのだ。

管理職になると自分の発信には重い責任が生まれる。責任は回避し
たい。その傾向は、重くなるほど高まる。

また、立場を考えると、心の中では「やりたい」「やってみたい」
と思っていることがあっても、口に出しにくくなる。

だが、リーダーは「成果」を上げる必要がある。「成果」が出なけ
れば、役割を果たしていないのと同じだ。「成果」を出すチームを
作る最初の仕事こそが、ミッションの設定なのだ。

ミッションを達成するためにリーダーは「思っていること」「やる
べきこと」「やってもらいたいこと」「進むべき道」を「チーム」
に伝え、「部下」に伝え「自分」にも言い続けるべきだ。

リーダーの「コミットメント力」すなわち「責任力」の強さにより、
「動かない」チームが「動き続ける」チームに変わる。その結果、
チームの空気がガラリと変わるはずだ。

【4】

管理職になると、とたんに自分の成果でなく、チームの成果が求め
られる。だから、うまくいかない時「もっとできる部下がいれば」
と愚痴を言いたくなる。

だが、リーダーは、この問題を自分の力で解決しなければならない。
この先、何が起きるかわからないのだ。目の前に現れる苦労は、す
べて「逆境」と考えるべきなのだ。

そして、実際に「逆境」に遭遇したら、外部のせいにしてはダメだ。
自分自身で知恵を出し、行動する。これが「逆境力」だ。苦しい現
状を変えるための自力こそ「逆境力」なのだ。

「もっといい部下がいたら」という気持ちは我慢することだ。今い
る人、今あるもので精一杯知恵を出し、最高の結果を出すのだ。逆
境の中にこそ、成長の種は埋もれているものなのだ。

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■■選書コメント
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マネジメントの本です。強いチームを作るノウハウです。今いる社
員を一流に育て、誰一人落ちこぼれを出さず、チームとして最大の
成果をあげるノウハウです。

著者は、防衛大卒業後にIT会社に入社、今は人材コンサルタント
を務めるユニークな経歴の持ち主です。ビジネスに必要なあらゆる
ことは、防衛大学で学んだそうです。

そんな著者が、防衛大学で学んだマネジメントの手法を、ビジネス
の現場にも活用できる「防衛大式組織マネジメント」として体系化
したものを紹介してくれます。

防衛大というと、上司の命令には絶対服従、ハラスメントすれすれ
の激しい内容を想像します。また「気合」や「根性」などの精神論
をイメージします。

しかし、本書が提唱する「防衛大式組織マネジメント」は、決して
そのようなものではありませんでした。むしろ個人の力に注目し、
それを劇的に引き上げるノウハウです。

著者自身、このノウハウを実践したことで、部下がみるみる変わっ
たそうです。結果、全員が目標を達成し、2年間で売上が160%ア
ップしたそうです。そんな強力なメソッドを教えます。

人材の質や数の不足を嘆いてもはじまりません。今いる人材を育
て、彼らが自発的に動き、成果をあげ続けられるように組織を変え
ていくしかありません。その方法がよく分かります。

というわけで、社長や幹部、管理職など、チームのリーダーやマネ
ジメント層の方、そういうポジションを目指す方、特に「これまで
読んだ同種の本がイマイチだった」という方にお勧めします。

※「これじゃ、物足りない!」方は、コチラ
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2017
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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