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2003/01/31
朝10時までに仕事は片づける■モーニング・マネジメントのすすめ

朝10時までに仕事は片づける■モーニング・マネジメントのすすめ

仕事の生産性と人間らしい生き方を両立するためには朝の時間を集中的に有効活用しましょう。本書は、長年の悪しきビジネススタイルを打破し、新しいビジネス&ライフスタイルを提唱します。


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=今週の選書=
■朝10時までに仕事は片づける
■モーニング・マネジメントのすすめ
■高井 伸夫 (著)
■かんき出版
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■■  今週のサマリー

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仕事の生産性と人間らしい生き方を両立するためには朝の時間を集
中的に有効活用しましょう。本書は、長年の悪しきビジネススタイ
ルを打破し、新しいビジネス&ライフスタイルを提唱します。

【1】

会社の始業時間が9時だということで、そこから逆算して7時25
分に目覚ましをかけていないだろうか?これがマンネリ生活の原因
になる。

ビジネスマンにとって重要なことは、いかに上手に時間を管理し、
ムダな時間を整理するかだが、中でも朝の時間に注目したい。

仕事の生産性と人間らしい生き方を両立させるために、朝を有効活
用するのだ。長年の悪しきビジネススタイルを打破し、新しいビジ
ネス&ライフスタイルを確立するのだ。

朝を集中的に有効に使って10時までに一仕事を片づけるようにな
ると、それ以降の仕事と時間に余裕が生まれ、いろいろなことを楽
しんだり、友人と情報交換したりできるようになる。

【2】

ビジネスマンはまずいつもより1時間はやく動き出すことをおすすめ
する。早めに段取りを考え、準備し、すぐできる仕事をこなしておく。

みんなが働き始める朝9時以降の時間帯は、電話が鳴り、外出、打
ち合わせ、相談がある。さらに敏速な処理が必要な突発的な出来事
が起きる。

つまり勤務時間の枠内は、一つのことに集中して仕事を進めること
が難しい。となれば誰にも邪魔されない自分の自由の聞く時間は、
朝早くか、夜遅くか、2つにひとつと言うわけだ。

時間を有効に使うには、朝の時間を繰り上げ「一仕事終えてしまう」
ことだ。職業、職種、立場により、仕事の態様は様々だろうが仕事
のメリハリをつけるためにも、午前10時に一つの線を引くことは
極めて有意義なことだ。

【3】

人間はもともと朝方だ。朝行動するように体が調節されている。日
が昇れば起きだして働き、日が沈めば家に戻り、くつろいで寝る。
そういう行動パターンを長い間続けてきた。

職人は最近までこういう勤労スタイルをとってきた。職人の世界で
は、実働8時間のうち最も価値がある時間が最初の2時間だ。疲労
ストレスもなく、頭がさえていて、やる気も一杯だからだ。

ところがサラリーマンの多くは、この朝一番が欠落している。職人
が仕事を始める7時ごろに起きだし、身支度を整えると駅に向かう。
ラッシュでもみくちゃにされ、やっと9時に会社にたどり着く。

しかし出勤疲れがあってすぐにバリバリ仕事ができない。結果一服
が必要になり、朝一番が欠落してしまう。一番充実するはずの朝の
一仕事が欠落してしまうのだ。

【4】

朝の1時間は昼の2時間、3時間に匹敵する。今起きている時間よ
り1時間早起きして、一仕事終えれば、「一仕事終えたな」「大仕事
終えたな」と思えるような時間を過ごせるはずだ。

そのために7時に出社し、この時間帯に一日の準備を整えてしまう
ことをおすすめする。これを実行するには5時か6時には起きる必
要がある。

どうしても眠いなら、早く眠ればいい。また早朝出勤をしたくなけ
れば家で仕事をすればいい。とにかく10時までに一仕事終えれば
いいのだ。

これが毎日できるようになれば、あなたの人生は、間違いなくよい
ほうに変わる。仕事に意欲を燃やすできる社員になるばかりか、自
由な時間を十分にエンジョイできるようになるはずだ。

【5】

日本人は平均7.5時間寝ている。睡眠欲は本能的欲求だから、朝
型人間になることを勧められても「眠さには勝てない」という人が
多い。

朝型人間になるには、その効果を知ることだ。そこでここにその効
用を3つ紹介する。

1)時間が増える。2時間早起きを36歳から60歳まで早起きす
ると2年得をして2歳長生きしたことになる。

2)朝は頭がクリアだ。今の時代は頭を使う時代だからこれは有利
だ。

3)健康と長寿が手に入る。朝型人間と夜型人間を比較すると、前
者のほうが明らかに病気になる確率が低いことがわかっている。

早起きすれば、健康になり、仕事がうまくいき、人間関係が良くなると、
いいことずくめだ。

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■■  選書コメント  
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弁護士の著者が早起きの効用を語り、朝型生活への転換を勧めます。
彼はこれを元経団連会長の土光敏夫氏に見習って始めたそうです。

コツはいままでより1時間早く出社することです。確かに9時にな
ると電話や来客で忙しくなります。そこでその前に決断すべきこと
や、その日の仕事の細部を決めてしまえば、仕事は一気に進みます。
著者自身、朝6時に出社して実践しているそうです。

なお早起きを語らせたら、私も一家言も二家言もあります。何せ私
も十数年来、著者が言うモーニンガーですから。

早起きをして何をしているか、というとズバリ本を読んでいます。
そしてこのメールマガジンを書いています。この一部始終について、
拙著「仕事に聞くビジネス書101選」という本で紹介しています。

早起きの秘訣をよく聞かれますが、モチベーションをもつことだと
思います。私が早起きを始めたのは、単に満員電車がいやだったか
らです。

「今、起きなければ、1時間後はあの中だ!」と思ったら、寝坊な
んてしていられませんでした。満員電車の苦痛に比べたら、早起き
の苦痛なんてどうってこと無かったいというわけです。

もう一つ「早起きは苦手」と言う人のために、私が早起きになった
きっかけとなった一言をお教えましょう。

それは「何時に起きても、起きるときはつらい!」というものです。
これは確か船井幸雄さんがおっしゃっていた言葉だと思います。そ
れに気づいてから早起きができるようになりました。

起きるときには、いろいろ考えず、布団を蹴り上げて一気に起きる
のが良いみたいです。そして起きたらもう一度寝てしまわないよう
に顔を洗ったり、思い切って一度外に出たりしてしまうことです。

「仕事に聞くビジネス書101選」(ぶんか社)

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
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