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2006/10/13
「頭のいい人」はシンプルに生きる―「快適生活」の方法

「頭のいい人」はシンプルに生きる―「快適生活」の方法

「何とかすると約束したのに、裏切られてしまった」「彼に任せる
んじゃなかった。あいつにとっては些細なことでも、私にとっては
重要だったんだ」「また、あの人にひどい目に遭わされた」
そんな嘆きを耳にしたことはないだろうか。これらは、どれも他人
の犠牲になることに甘んじたため、結局は自分の自由を侵されてし
まった人たちのみじめな声だ。


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■今週の選書
■「頭のいい人」はシンプルに生きる―「快適生活」の方法
■ウエイン・W. ダイアー /三笠書房
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人生を快適に生きるための、少し過激な処方箋

【1】

「何とかすると約束したのに、裏切られてしまった」「彼に任せる
んじゃなかった。あいつにとっては些細なことでも、私にとっては
重要だったんだ」「また、あの人にひどい目に遭わされた」

そんな嘆きを耳にしたことはないだろうか。これらは、どれも他人
の犠牲になることに甘んじたため、結局は自分の自由を侵されてし
まった人たちのみじめな声だ。

世の中には、自分の自由になることとならないことがある。「早寝
をする」とか、「くよくよしない」といったことなら、自分の意思
次第だ。しかし、他人の思惑についてはどうにもならない。

たとえば、戦後日本におけるもっとも有能な首相として、吉田茂を
あげる人は少なくないだろう。ところが、当時の新聞には吉田首相
の政治は不評で、新聞には毎日のように悪罵が書き連ねてあった。

吉田首相に限らず、歴史上の偉人は不遇だったことが多い。ソクラ
テスの死刑、シーザーの暗殺などがよい例だ。彼らは自らの価値が
周囲に認められず、非業の死を遂げたのだ。

だとすれば、生き方はひとつだ。自分の選択の利く範囲、すなわち
自分の意思でどうにかなることについてできるだけのことをし、そ
の結果に対する他人の思惑など気にしないことだ。それだけで、あ
なたの生き方はかなりシンプルなものになるはずだ。

【2】

あなたは、人の思惑に左右されつつ生きてはいないだろうか。会社
や家庭、地域、友達関係において、自分の心をあやつる糸を他人に
委ねてはいないだろうか。

自分で自分をあやつる生活態度「個人意識」が確立していないと、
卑屈に自分を殺してぺこぺこしたり、逆に他人に対して過剰なまで
に攻撃的になったりすることになる。

これまで、日本では個人意識は組織に対するマイナス要因と考えら
れてきた。だが、一方で、社会や組織内では相当の幅や自由、甘え
が許されており、実際にはかなり個性が働いてきた。

これからは、個人意識を「悪」とみなすようでは、組織は存続でき
ない。本当に自立した人が、心から納得して責務を全うすることが
できてはじめて、大きな組織も正常に機能する時代になったのだ。

【3】

個人が個人としてしっかりした人間になることが、真の個人主義だ。
そうした人だけが、ほんとうに「いい人生」を生きることができる。
他人の命令によって動く人は、他人に頼ろうとしている人だ。

人は、しばしば「一人で生きていけるほど自分は強くない」と感じ
る。そんなとき、強引に自己主張してリスクを冒すより、自分を操
る糸を他人に預ける方を選んでしまいがちだ。

もっと利口で強い人に自分の人生の手綱を渡してしまうのだ。その
結果、悲しみや不満、傷心、心配に悩まされることになる。こんな
生活は、奴隷の生活と同じだ。

よく「責任と自由は両立しない」という人がいる。自由を望むのは
利己主義だという人がいる。こういう人は、あなたの自由、そして
人生を、力ずくで押さえつけようと考えている人だ。

【4】

「責任と自由は両立しない」というのは間違いだ。家族や仲間への
責任をまっとうしながら、自由を得ている人はたくさんいる。彼ら
は、親だからとか、部下だからという束縛から、解放されている。

彼らは、他人がどう思おうと気にしない。自分の選択について責任
を持って行動しているからだ。だから、他人が責任について勝手に
解釈し、押し付けようとしても、その奴隷になったりしないのだ。

彼らは「私には私の人生がある。私が私でいられる権利を奪おうと
するものは、警戒しなくてはならない」「言いなりになる私を愛そ
うとする人間には、愛されなくていい」と考えている。

これこそ「健全な自由」だ。こんな風に思えるようになれば、他人
に険悪な感情を持ったり、ダラダラと不平を述べたりして、人生を
無駄にするようなことはなくなるはずだ。

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■■選書コメント  
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本書は、全世界で1250万部以上売れた記録的大ベストセラー『自分
のための人生』の続編です。過去に『どう生きるか、自分の人生!』
という邦題で発刊されたものが、このたび改訳、再発刊されました。

著者ウエイン・W・ダイアー博士は、もともと心理学者でしたが、
前著の印税で億万長者となって引退、今では研究と著述ざんまいの
日々を送っています。本書もその生活の中で書き上げられています。

本書のメッセージは「人目ばかり気にしていると、いつか後悔する
ぞ」というものです。周囲の目を気にせず、徹底的に自分本位に生
きるからこそ、人生は楽しいのだということを教えてくれます。

最近、職場でもプライベートでも、人間関係が難しくなっていると
言います。誰もが本音をさらけ出せず、いい人ぶって過ごすことを
強要され、結果大きなストレスを抱えたり、病気になる人もいます。

本書は、そうした取り繕った生き方を否定し、自分らしさを取り戻
し、自分の運命を自分の手に取り戻すことを提唱、その具体的な方
法について、アドバイスしてくれます。

本書を読むと、あらゆる人間関係が、そして生きることがすごく楽
になるはずです。たった一冊の本ですが、その力の大きさに驚くこ
と間違いなしです。

普通は、癒しを求めて、旅行に行ったり、誰かに相談したり、飲み
歩いたりすることが多いと思いますが、本書を読むことは、よほど
手軽で、しかも大きな効果があるはずです。

「自分は、いつも誰かの犠牲者だ」と感じている人はもちろん、「
人間関係がストレスで生きるのがつらい」という人には、一刻も早
く手にしていただき、読んでいただきたい一冊です。

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発行元:藤井事務所 責任者:藤井孝一 
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
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