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2006/12/15
言葉と声の磨き方

言葉と声の磨き方

「メラビアンの法則」をご存知だろうか。これは、相手の印象を決
める際に「話の内容」が占める割合は、たった7%しかないという
有名な法則だ。
「人に好かれる話し方」には、内容よりもずっと大切な要素がある。
「声」や「態度」だ。中でも声の持つ意味は大きい。欧米では、カ
リスマ性や親近感を出すために「声」は非常に重要視されている。


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■■選書サマリー  
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言葉と声を変えれば、あなたの印象は一瞬で変わります。


【1】

「メラビアンの法則」をご存知だろうか。これは、相手の印象を決
める際に「話の内容」が占める割合は、たった7%しかないという
有名な法則だ。

「人に好かれる話し方」には、内容よりもずっと大切な要素がある。
「声」や「態度」だ。中でも声の持つ意味は大きい。欧米では、カ
リスマ性や親近感を出すために「声」は非常に重要視されている。

たとえば、ビジネスパーソンや社長などは、声の使い方をビジネス
の実務能力と同じくらい重要なスキルとして捉えている。実際、政
治家や講演者には、たいていヴォイスティーチャーがついている。

故・ダイアナ王妃も徹底したヴォイストレーニングを受けていた。
彼女が世界各国を訪問した際、多くの聴衆が「スピーチがつまらな
い」「眠くなる」と不満の声を上げたからだ。容貌や立場以上に、
声はものを言うのだ。

【2】

声の魅力によって人々を惹きつけたカリスマもいる。ジョン・レノ
ンやアドルフ・ヒトラーだ。およそ対称的な二人だが、どちらも一
種独特にして魅惑的な声の持ち主だった。

彼らは「聞くとどこか心地いい、吸い込まれるような声質とリズム」
で話したという。実は、彼らの声には「f分の1ゆらぎ」という音質
が含まれていたのだ。

「f分の1ゆらぎ」とは、「波の音」や「木々が風で揺れる音」など
で人が心地いいと感じる音のことだ。その音に魅了され、大衆は彼
らに興味を持ち、知らずにその発言や行動に巻き込まれてしまった。

日本では「沈黙は金なり」「不言実行」「暗黙の了解」といった言
葉が使われてきた。それだけ声やコミュニケーションスキルの重要
性は低かったのだ。

社会構成が均一だったため「言わなくても相手はわかってくれるだ
ろう」という期待を誰もが持っていた。だが、時代は変わり、多様
な価値観があふれる社会が到来している。自分と全く違う考え方を
する人に、自分の意思を伝える能力が求められているのだ。

にもかかわらず日本人にはまだまだ「声の個性を生かす」「人の心
に伝わる声を出す」といった発想がない。多くの人は、ただ漠然と
声を出している。

【3】

日本人の声には、次のような欠点がある。

1.声にパワーがない・・・単に声が小さい、大きいという問題に
とどまらない。相手に「しっかり伝わる声」、心をつかむ「よく通
る声」が出せていない人が多いのだ。

2.メリハリがない・・・音の大小や高低もなく、平板で早口に話
していないだろうか。こうした声は「立て板に水」のごとく、聞き
手の右耳から左耳へと抜けていってしまう。

3.発音が不明瞭・・・口を大きく開けて話す人が少なく、ぼそぼ
そと話す人が多い。たとえば留守番電話でメッセージを何度聞き返
しても、名前を聞き取れないということが非常に多い。

まずは、この3つを改善するだけで、コミュニケーション力は格段
にアップするはずだ。

【4】

「自分は声がよくないから、トレーニングを受けても無駄だ」と考
えるかもしれない。だが、声にはもともと良し悪しなどない。正し
い発声をしているか、していないかがあるだけだ。

正しく発生し、滑舌をよくすれば、必ず声は変わる。結果的に、相
手に好感を持ってもらうことができ、人と会うことが楽しくなるは
ずだ。

プライベートでは、周りに人が多く集まったり、信用され、好感を
得ることができるようになったりする。仕事では、説得力ある印象
を与えることができるようになり、成果があがる。

このように、話すことに自信がつけば、人生はあらゆる面で良い方
向に流れ出すはずだ。ぜひ、声の力をアップし、それを利用するこ
とであなたの印象を変えてほしい。

★物足りない?そんなあなたはアップグレード!
 ココ→ https://www.kfujii.com/tcy06.htm

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■■選書コメント  
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本書は、自分の印象を変える手段として「言葉と声」を取り上げ、
魅力的な発声法を紹介、その修得方法とトレーニングの方法、さら
にその効果的な利用法までを具体的に紹介する本です。

著者は、日本では数少ない、現役ヴォイスティーチャーで、弁護士、
医師、セミナー講師、経営者など、話すことが大きなインパクト
をもたらす人に、声の指導をしている方です。

著者によると、声と発声さえ変えれば、話の中身は二の次でも、自
分の「印象」「評価」「人間関係」を劇的に変えることができると
言います。結果的に人生が大きく変わると言います。

たしかに、同じ話でも、自信たっぷりに話されるのと、つまらなそ
うに話されるのでは、受ける印象がまるで違います。声で得をして
いる人、反対に損をしている人は、どちらも少なくなさそうです。

本書では「五つの声」と「三つの発声」を紹介しています。これだ
け身につければ、取りあえずはあらゆる状況で相手に「好感」を与
える声を発することができるそうです。

ユニークなのは、ビジネス書でありながらCDまで付いているとこ
ろです。このCDがなかなか良くできていて、楽しく聴くことがで
きます。面倒な人は、CDから聴いてみるのもいいかもしれません。

というわけで、営業マンや接客係など初対面の人と話をする機会が
多い人、職場でプレゼンや発表をする機会が多い人、講演会の講師
などを頼まれることが多い方などに、本書をお薦めします。

もちろん、人前で話すのが苦手な人、モゴモゴこもる声、小さな声、
キンキン甲高い声、か細い声など「どうも声で損をしている」と考
える人にもお薦めします。

★本書の詳細、お買い求めは、→ http://tinyurl.com/ynckm2

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発行元:藤井事務所 責任者:藤井孝一 
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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