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2008/02/08
なぜ、追いつめられたネズミはネコに噛みつくのか?

なぜ、追いつめられたネズミはネコに噛みつくのか?

あなたの「本能」を呼び覚ませ!
夢をかなえ、大きな成功を手にできる人と、そうでない人がいる。
差を生むのは「超意識」を使っているか否かだ。一体「超意識」と
は、どのようなものか?


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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<読者数55,238部>━
■今週の選書
■なぜ、追いつめられたネズミはネコに噛みつくのか?
■溝口耕児/フォレスト出版
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■■選書サマリー  
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あなたの「本能」を呼び覚ませ!

【1】

夢をかなえ、大きな成功を手にできる人と、そうでない人がいる。
差を生むのは「超意識」を使っているか否かだ。一体「超意識」と
は、どのようなものか?

この本のタイトルにもなっているが「窮鼠(きゅうそ)猫を噛む」
ということわざがある。これは、小さなネズミでも、いざ窮地に追
い込まれれば、大きなネコに勝つことができるという意味だ。

この、追いつめられたネズミが出す力が「超意識」の正体だ。つま
り「超意識」とは、極限状態で引き出される危機回避能力、または
生命保持能力のことだ。

これを引き出すことができれば、誰でもとんでもないパワーを発揮
することができる。

通常「超意識」は極限状態で引き出される。しかし、トレーニング
すれば、極限状態でなくても「超意識」を引き出すことが可能にな
る。 そうなれば思い通りの人生を手に入れることができる。

【2】

私たちが知っている意識には3つのタイプがある。「顕在意識」
「無意識」「潜在意識」の3つだ。実は、これら3つの意識の奥底
には、もう一つの意識がある。それが「超意識」だ。

この3つの意識は「顕在意識」「無意識」「潜在意識」「超意識」
の順に、一本のパイプでつながっている。「超意識」を目覚めさせ
るなら、このパイプをきれいにしておくことだ。

しかしこのパイプは、目詰まりを起こしている。理由は、大人にな
るにつれて、社会から「禁止のルール」を与えられ、自分の欲望に
ブレーキをかけることを覚えてしまうからだ。

「超意識」とは、いわば人間の本能だ。だから、欲望にブレーキを
かけるとパイプは詰まってしまう。まずはこれをきれいにするのだ。

【3】

ここで「超意識」を引き出す方法を紹介する。大きく三つの段階に
分けて解説することにする。

最初にあなたの「本能」を呼び覚ます。ここでは、本能から生まれ
る行動パターンを知る必要がある。本能から生まれる行動とは、
「身体的な欲求」に結びついた行動だ。

あなたは、身体的な欲求を知り、それを満たすようにするべきだ。
それが満たされるようになったら、続いて物欲を刺激する。

ここで尻込みしてはいけない。なぜなら、高次の欲望は、まず物欲
という形で表に出てくるからだ。たとえば「高級な外車がほしい」
という物欲があるとする。

よく考えると、それは「そんな自分を尊敬してほしい」という自己
承認の欲求、「高級な外車を乗り回すような人間になりたい」とい
う自己実現欲求である可能性が高い。

物欲を否定してしまうと、その先の欲望も否定することになってし
まう。だから、遠慮なく物欲を、できるだけ具体的に意識して欲し
い。できれば、紙に書いていくことだ。

【4】

次に、日常生活での小さな成功体験をカウントしていく。例えば
「電車で席に座る」といった些細なことでいい。小さな成功体験を
カウントすれば、たくさんの幸せに囲まれていることを再認識でき
る。

これが、「次のステップ」へと動かす大切な一歩となる。 物欲も同
じだ。いきなりポルシェが欲しいと願っても手に入らない。 まずは
簡単に手に入る物を見つけ、それをしっかり手に入れることだ。

大切なのは、自分の物欲を一つ一つ「満たしていく」ことなのだ。

続いて、禁止のルールを破っていく。ルールは「超意識」のパイプ
を詰まらせる原因だからだ。子ども時代のいたずらを思い出すこと
だ。子どものいたずらこそ、禁止のルールを破る行為だ。

本能が満たされたとき、人はとてつもない達成感を獲得する。この
達成感という快感を得るために、人は行動するのだ。だからこそ
「超意識」が発動する。それを理解しながら自分を見つめ直して欲
しい。

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■■選書コメント  
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本書は、人が窮地に陥ったときに出る火事場の馬鹿力「超意識」の
存在と、その威力を明らかにし、「超意識」を意図的に引き出す方
法と、トレーニングの仕方を紹介する本です。

この超意識、アメリカでは古くから研究されており、成功者は日ご
ろから鍛えているそうです。「この馬鹿力を、普段から活用しよう」
というのが本書の試みです。

著者は、アメリカで成功哲学を学び、これまで多くの経営者やプロ
スポーツ選手など、著名人をサポートしてきた実績の持ち主です。
その著者が「超意識」の習得法を、手順を踏んで解説します。

「潜在意識」「超意識」などという単語が出てくると、とたんに胡
散臭い響きがします。私も、最初は怪しい本だと思いました。しか
し、書いてあることは、まともなことばかりでした。

この類の本の判断基準の一つは、具体的な方法が書いてあるかどう
かです。悪書の中には、触りだけ書いて「続きは、セミナーで」と
誘導するものがありますが、本書は本文だけでしっかり完結します。

紹介される方法も「毎日10分間、同じ時間に欲望をイメージする」
とか「自分の欲望に忠実になる」など、簡単なものばかりです。
「これなら、自分にもできる」と思わせてくれるはずです。

「潜在意識」や「超意識」に半信半疑でも、書いてあることは「欲
しいことをイメージする」など、成功哲学の基本的な内容です。実
践して、害になるようなことは何一つありません。

「人生を変えたい」と考えている人、ただし大それた事でなく、
「できることから、こつこつと確実に積み上げていきたい」と考え
る人には、一読をお薦めします。

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■■耽読日記 Vol.42
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■ビジネス書をこよなく愛する藤井が、徒然に書きます。
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●気になったら印を付ける

読みながら、文中に気になった単語を見つけたら、すかさず印を付
けます。私は、単語に印をつけるときには、下線でなく、主に「」、
いわゆる鍵括弧を使っています。

括る単語には、主に二つのタイプがあります。一つは、重要なキー
ワードです。初めて聞いた単語、最近よく耳にする単語、自分の仕
事に関係がありそうな単語など、気になった単語をくくります。

もう一つは、複数のキーワードの関係性を明らかにする場合です。
たとえば、文中に●と●という単語が出てきたら、その両方を括弧
に括ります。

その単語は、あとで図示する際、関係性を示す記号を使います。対
立関係であれば、「←→」、同義語であれば「=」、包括する概念
であれば、「・」を使って箇条書きにするなどです。

並列の関係を示す場合は、番号を使います。最初に(1)、(2)、
(3)・・・という数字、その中をさらに細かく並列させる場合は、
○1、○2、○3・・、さらに細かい場合はa. b. c.と振っていき
ます。

このように、読みながら単語や、単語同士の関係性を示す矢印や番
号を記しておくと、そのままメモに書き抜くことができます。

このような、一見面倒な作業をすることで、内容の理解が深まり、
記憶を助け、さらに後日、引用するなど利用しやすくすことです。

なお、このような読み方には、懐疑的な意見もあるようです。線を
引くな、書き込みをするな、読書メモは取るなという意見です。時
間のムダだ、という意見です。

この手の意見を持つ人は、頭が良くて、書いてあることがスラスラ
入ってくるのだと思います。また、一度読だら、すぐに自分の血肉
にしてしまうことができるのでしょう。

どこに書いてあるかすぐに分かる人なら良いと思います。もちろん、
それでも良いと思います。ただ、私には、できません。

(つづく?)

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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