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2008/02/22
雨がふってもよろこぼう!

雨がふってもよろこぼう!

感情をコントロールできれば、望むものは手に入る
人生を良い方向に導く簡単な方法がある。それは心を変えることだ。
心を変えるというのは「出来事や物事の受け取り方を変える」「考
え方を変える」という意味だ。
なぜ、心を変えれば、人生が良い方向にいくのか。たとえば、雨が
降るとする。多くの営業マンは「面倒だ」と考えて外回りをしない
はずだ。


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■雨がふってもよろこぼう!
■嶋津良智/フォレスト出版
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■■選書サマリー  
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感情をコントロールできれば、望むものは手に入る

【1】

人生を良い方向に導く簡単な方法がある。それは心を変えることだ。
心を変えるというのは「出来事や物事の受け取り方を変える」「考
え方を変える」という意味だ。

なぜ、心を変えれば、人生が良い方向にいくのか。たとえば、雨が
降るとする。多くの営業マンは「面倒だ」と考えて外回りをしない
はずだ。

できる営業マンは、それを「競合が少なくてチャンスだ」と考える。
そして、実際に次々成果をあげていく。つまり、雨が降ったという
出来事でも、受け取り方、考え方の違いで結果が大きく変わるのだ。

受け取り方、考え方を変えるには、まず「怒らない」ことだ。怒ら
ないようになれば、心や感情のコントロールができるようになり、
チャンス、人間関係、好運、ヤル気などに恵まれるようになる。

【2】

人生をうまくいかせるためには、3つのルールがある。1つ目のル
ールは、命と時間を大切にすることだ。命と時間だけは、どんな人
にも平等に与えられているものだからだ。

ところが、命と時間を浪費してしまう行為がある。それが、怒ると
いう行為だ。たとえば、不愉快に思うことがあるとする。しかし、
いくら怒っても、得られる成果が変わらないことがほとんどだ。

もし、得られる成果が変わらないなら、怒るにことに費やす時間は
無駄な時間と言える。少し我慢するだけで、同じ成果が得られるな
ら、不快にならない選択肢を選んだ方が、結局自分のためだ。

免疫学の権威で『免疫革命』などの著書がある新潟大学大学院医学
部教授の安保徹先生は「すぐ怒る人は早死が多い」と断言している。
この点からも、怒ることは、命と時間の浪費といえるのだ。

【3】

2つ目のルールは、人生は思い通りにいかないことを知ることだ。
そうすれば、うまくいかないからといって怒ったり、落ち込んだり
して、時間を無駄にすることがなくなる。

むしろ、思い通りにならないからこそ楽しいのだ。ゴルフはよく人
生にたとえられるが、人生もゴルフと同じで、難しいからこそ楽し
いのだ。はじめからうまくできたら、決して面白くないはずだ。

人生は、妥協の連続だ。どんなにスゴい人でも、何かに甘んじ、我
慢しながら生きている。あのビル・ゲイツでも、妥協していること
があるはずだ。妥協の連続が人生なのだ。

ただ、妥協の数は一つでも減らしていくべきだ。妥協を減らす努力
を続けるからこそ、人生はよりすばらしいものになるのだ。おそら
く、ビル・ゲイツと普通の人とでは、妥協の数が違うのだと思う。

一般の人が、毎日8つ妥協をしているところを、ビル・ゲイツは一
日3つしか妥協しないのかも知れない。その差が、大きな差を生み
出してきたのだ。

【4】

3つ目のルールは、苦悩と喜びはパッケージだということだ。ある
人材派遣会社が、30?40代の活躍しているビジネスパーソンに、活
躍の秘密を探るべく、アンケートをとった。

すると、彼らには、20代のうちに、他の20代が体験しないような、
とてつもない苦労をしたという共通点があることが分かった。成功
したビジネスパーソンの今は、若き日の苦労のおかげなのだ。

ただし、苦しんでいるだけではだめだ。苦しみから脱出するために
試行錯誤することが大切だ。それこそが、成長の原動力になるのだ。

人は、経済力、能力、人間力、健康、社会的地位など、現時点のポ
ジションはいろいろだ。だが、それは過去にどんな経験をしてきた
かで決まる。輝きを得るためには、苦労や困難も必要なのだ。

世の中には、ゴネて得をする人もいる。しかし、プロセスを省略し
て結果だけ得ても、その後の人生は実りあるものにはならない。い
ずれ痛い思いをするはずだ。

結果よりもプロセスの方が、ずっと大切なのだ。人は結果からでな
く、プロセスからのみ学ぶ生き物なのだ。

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■■選書コメント  
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本書は、人生で成功するためには、感情をコントロールが重要だと
いうこと、そしてそのために何をすればよいのかについて、独自の
考え方と手法を紹介してくれる本です。

著者は、自ら経営する会社を株式上場に導き「ビジネスマン」とし
て成功した後、現在シンガポールを拠点に「教育者」として活躍し
ています。「上司学」でご存知という方もいるかも知れません。

その著者自身、仕事、投資、勉強、目標達成、スポーツなど、生活
の様々な局面で、物事がうまくいくようになったのは、感情をコン
トロールするようになってからだそうです。

そうした実体験の中で培った習慣を「心を鍛える25の習慣」と「11
の特効薬」として、紹介してくれます。どれもすぐに実践できるも
のばかりですが、大きな変化が期待できます。

メンタル面の優劣で、パフォーマンスは大きく異なってきます。同
じ状況でも、気の持ちようで世界は全く違って見え、結果、得られ
る成果も大きく違ってくるのです。

成功者は、間違いなく「心のあり方」「考え方」「モノの見方」を
重視しています。ところが、これまで自分の感情に着目し、それを
コントロールする方法を説いた本は、あまりありませんでした。

その点、本書は極めてユニークです。語り口は、分かりやすく、取
り上げる手法も「チェックリストを作る」「目標を低く設定する」
など、極めて具体的、かつ実践的なものばかりです。

本書読めば、きっと「心のあり方」「考え方」「モノの見方」が変
わり、人生が良い方向に廻りはじめることを実感できるはずです。
より良い人生を望む、すべてのビジネスパーソンにお勧めします。

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■■耽読日記 Vol.44
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■ビジネス書をこよなく愛する藤井が、徒然に書きます。
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●マインド・マップを使うのか?

メモといえば、メモを図示する手法として、最近「マインド・マッ
プ」という方法を使う人が増えています。読者の中にも、使ってい
る人が多いのではないでしょうか?

念のため紹介すると、これはトニー・ブサンという人が開発した手
法で、一つの概念について、関連するキーワードを放射線状に広げ
ながらメモしていくものです。

メモする際、色や図を使ったり、線の太さにバリエーションを持た
せたりしてメリハリをつけます。文字を列挙するのと違い、視覚的
にインパクトがあるので、記憶にも残りやすくなるそうです。

最近は、パソコンで記録できるように、マインド・マップを作成す
るソフトまで売られているそうです。それくらい、普及していると
言うことなのだと思います。

私も「立体的に図示しながらメモしている」というと、しばしば、
「やっぱり、マインド・マップを使うのですね?」と尋ねられます。

しかし、私はマインドマップを使っていません。できあがったもの
には、似ているところもありますが、マインド・マップのルールに
沿った記述方法ではありません。

そもそも、マインド・マップが普及する以前から、もう十年以上、
今の書き方で書いています。一度でき上がったやり方を変えるのは
簡単ではありませんし、特に必要性も感じていません。

ただ、放射線状ではないものの色も使いますし、時々イラストも使
いますので、共通点はあるのかも知れません。。

たまに「マインド・マップは、どう思います?」と訊かれることも
あります。使ったほうがよいと思うか?という意味だと思います。

私は、どちらでもいいと思います。ただ、自分流の手法を開発する
には、ある程度時間がかかります。ですから、これから始めるなら、
マインドマップに限らず、すでに普及した手法を、まずは導入する
のが良いと思います。

それを使いこなしながら、少しずつ自分流に、自由にアレンジすれ
ば、いいのではないでしょうか?やがてオリジナルな手法ができあ
がるのではないでしょうか?


(つづく?)

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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