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2019/06/28
大人の週末起業

大人の週末起業

老後資金2000万円時代も「週末起業」
 
サラリーマンは、定年したら年金が支給されるまで食つなぐしかない。その支給開始の時期が、どんどん先送りされている。つまり、定年してもなかなか退職できないのが現実だ。解決策として有効なのが「週末起業」だ。「週末起業」とは、会社
に勤めながら、週末に自分のビジネスを立ち上げ、軌道に乗ったら独立する起業スタイルだ...


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■今週の選書
■大人の週末起業
■藤井孝一
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■■選書サマリー  
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老後資金2000万円時代も「週末起業」
 
【1】
 
サラリーマンは、定年したら年金が支給されるまで食つなぐしかな
い。その支給開始の時期が、どんどん先送りされている。つまり、
定年してもなかなか退職できないのが現実だ。
 
解決策として有効なのが「週末起業」だ。「週末起業」とは、会社
に勤めながら、週末に自分のビジネスを立ち上げ、軌道に乗ったら
独立する起業スタイルだ。
 
つまり、定年を迎えた後は会社に頼らず自力で稼げるように、会社
にいる今から自分のビジネスを立ち上げるのだ。そうして組織に頼
らず自力で「稼ぐ力」を身につけるのだ。
 
ただし、普通の「週末起業」ではだめだ。大人は、大人の戦い方を
すべきだ。自分の弱みと強みを客観的に分析し、得意な分野で戦う
のだ。それが「大人の週末起業」だ。
 
【2】
 
「大人の週末起業」では、原則としてこれまでの仕事などで得た経
験を活かして起業ネタを見つける。本業と同じ分野で起業すること
は「普通の週末起業」ではむしろタブーとしてきた。
 
理由は、週末起業の仕事と本業のそれとが同じ分野だと、会社から
目をつけられてしまうことがあるからだ。また、平日と週末の仕事
が似ていることで、ストレス解消が難しくなるからだ。
 
しかし、大人世代はすでにサラリーマンを長年やってきた。仕事の
中で専門分野が確立している。「これだけは負けない」「これに関
しては自信がある」という分野がある。それを活かさない手はない。
 
もちろん、大人でも本業と異なる分野を起業のネタにしたいなら構
わない。たとえば、趣味やこだわりをネタにするなどだ。資格があ
る人が、それを活かすケースもある。それらを使わない手はない。
 
【3】
 
「大人の週末起業」では、大きく成長することは目指さない。成長
には投資が必要だが、投資にはリスクが伴うからだ。大人は、リカ
バリーが難しい。だからリスクは極力回避し、許容範囲に留める。
 
仮にうまくいって成長してしまうと厄介だ。その分、責任が大きく
なるからだ。人を雇い、事務所を借りるようになれば、それがすべ
て固定費になる。
 
抱えるものが大きくなるほど撤退は難しくなる。運よく成長を続け
ることができたとしても、やがて後継者の問題に直面する。自分一
人のビジネスに留めておけば、引退時は自分が辞めれば済む。
 
また「大人」は、若い人と競うべきではない。慢性的に時間が足り
ない週末起業では、多少の無理をせざるを得ないこともある。時間
もお金もなければ、体力・気力で補うしかないのだ。
 
しかし、大人は体力・気力が確実に衰えている。その分、リカバリ
ーに要する時間も長くなる。稼働時間は短くならざるを得ないのだ。
無理は禁物だ。
 
若い人に比べれば、柔軟性も理解力も落ちている。だから、最新の
ビジネススキルは諦めるべきだ。この点で、若い人と競わざるをえ
ないビジネスは、選択肢からはずしておくことだ。
 
【4】
 
大人固有の事情を踏まえれば、必然的に起業ネタは定まってくる。
経験を活かして法人などの相談に乗り、問題を解決するコンサルタ
ントやアドバイザー、コーチなど専門家、スペシャリストだ。
 
これらの仕事なら、大人のメリットを活かし、デメリットをカバー
するのに適している。本業を活かす上で有効だし、リスクも最小限
で済む。何より若手に対してアドバンテージがある。
 
現役時代は、時間も、気力も、お金の余裕もなく、色々と思うに任
せない。だから、残りの時間で「本当にやりたいこと」や「得意な
こと」をやってみるのだ。
 
もちろん、簡単ではないし、時間もかかる。だからこそ、会社にい
る今のうちから、会社の庇護を受け、給与をもらいながら、準備だ
けでも始めておくべきなのだ。
 
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■■選書コメント
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●今週の選書について
 
会社を辞めずに起業する「週末起業」の本です。特に、アラフィフ
世代、大人世代限定のノウハウです。今回、あえて自分の本を紹介
させていただくのは、どうしても読んで欲しいからです。
 
本書は、私が20年ほど前に出し、おかげさまでベストセラーにな
った『週末起業』の応用編の位置づけです。今さら大人用を出した
のは、私たちミドル層が新たな苦難「長寿」に直面したからです。
 
人生は100年になり、年金だけでは足りません。定年退職しても、
収入不足のまま人生だけは続きます。本書は、その対処法は自分で
稼ぐことであり、今から準備すべきだと説き、方法を教えます。
 
先日も、政府が「老後は2000万円の預金が必要」と漏らして大炎上
しました。「話が違う」と言いたくなりますが、これが現実です。
嘆いてもボヤいても、始まりません。
 
頼るべきは、国でも会社でも家族でもなく、自分です。だから、自
力で稼ぐ力をつけるべきです。有効なのが「週末起業」です。会社
に勤めながらビジネスを立ち上げ、軌道に乗ったら独立するのです。
 
私は20年にわたり2万人超のビジネスパーソンに「週末起業」を指
導してきました。その経験から、大人世代が経験や人脈、趣味を活
かして週末起業を始める方法を成功例を交えながら紹介します。
 
本書の特徴は、実用性です。問題提起はそこそこに、徹底的に具体
的なノウハウを語ります。「経験」「人脈」「趣味」が、どうすれ
ばお金に換わるのか、その方法を教えます。
 
現在アラフィフ世代の現役ビジネスパーソンはもちろん、役職定年
を含む定年を控えた人、若いビジネスパーソンでも、今から将来に
備えておきたいと考える人におすすめです。
 
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2019

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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