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2019/07/12
一発OK!をもらえる人のエビデンス仕事術

一発OK!をもらえる人のエビデンス仕事術

情報収集プラン
 
仕事の多くは、人を説得し、巻き込むことで成り立っている。自分の主張が相手に100%スムーズに伝われば、仕事はもっと快適になるはずだ。コミュニケーションがうまく行かずにすり減ることがなくなる。そうなれば、もっと仕事そのものに集中できる。それを実現するために必要なのが「エビデンス」だ...


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■今週の選書
■一発OK!をもらえる人のエビデンス仕事術
■光成 章
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■■選書サマリー  
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情報収集プラン
 
【1】
 
仕事の多くは、人を説得し、巻き込むことで成り立っている。自分
の主張が相手に100%スムーズに伝われば、仕事はもっと快適にな
るはずだ。
 
コミュニケーションがうまく行かずにすり減ることがなくなる。そ
うなれば、もっと仕事そのものに集中できる。それを実現するため
に必要なのが「エビデンス」だ。
 
「エビデンス」とは、ビジネスで判断する際に、必要な「統計デー
タや科学的研究」「1枚の写真」「消費者のひと言」などだ。「根
拠となる"事実"」のすべてを指している。
 
どんなに言葉を尽くしてもうまく伝わらなかったことが、たった一
つエビデンスを提示するだけで伝わることがある。言葉や熱意より、
エビデンスが相手の心を動かすことも少なくないのだ。
 
【2】
 
ビジネスで「成功」することの定義は、人によって大きく変わる。
だが、一般的には「仕事の規模を大きくする」「仕事の効率を良く
する」の2つがゴールになるはずだ。
 
実は、これら2つを目指す上で、達成するべきことは共通している。
「周囲の人をうまく巻き込むこと」だ。そのためには、エビデンス
がとてつもなく有用だ。
 
ただし、エビデンスを提示して相手を巻き込むためには条件がある。
「この方向に進めば、確実に良い未来が待っている」というビジョ
ンを相手と共有することだ。
 
各自が互いの立場から、主観的な好き嫌いで行動していては、大き
な仕事も、効率的な仕事もできない。エビデンスは、違う立場の人
同士の目線を揃え、建設的な議論ができるようにする力がある。
 
迷っている時間が減り、仲間の協力を充分に得ることができれば、
仕事は早く片づき、今までにない大きなプロジェクトを動かすこと
ができるはずだ。
 
【3】
 
まず、必要なエビデンスを特定することだ。エビデンスは主張の根
拠になる事実のことだが、主張は相手に対して行うものだ。だから、
常に相手の存在を念頭におきながらエビデンスを収集するべきだ。
 
そうしないと、いくら情報を集めてきてもムダになる。逆に、相手
が、そのエビデンスを見て納得してくれれば、集めるべきエビデン
スは、たった一つでもいいかもしれない。
 
だから、自分の主張を補完する情報を集める時に、いきなりグーグ
ルに向かうべきでない。「相手に何をどう伝えるべきか」まず戦略
を立てることだ。集めるべきエビデンスをしっかり見定めるのだ。
 
【4】
 
エビデンスを集める上で考えるべき観点は2つある。まず「自分が
感じている課題を特定すること」だ。自分の思考は、思っているほ
どはっきりとししていないものだ。
 
だから、自分の課題意識を明確にした上で、それを補強するエビデ
ンスとロジックを組み立てるべきだ。そのほうが効果的だ。
 
次いで「説得する相手を知ること」だ。課題意識に関する認識が、
相手と自分との間でどれだけズレているのかを確かめるのだ。自分
と他者では、同じ現象を見ていても違う認識を抱くものなのだ。
 
たとえば「女性の幹部比率が10%だ」という事実に対して「10%し
かいない」と感じている人が「10%もいる」と感じている人に対し
て、女性幹部比率向上の施策を伝えても、心に響かない。
 
議論のスタートが「女性の幹部比率を上げるべきか?否か?」なの
か「女性の幹部比率をいかに上げるべきか」なのかで、集めるべき
エビデンスは変わってくるものなのだ。
 
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■■選書コメント
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●今週の選書について
 
効果的なデータ収集の方法です。話に説得力を持たせる上で不可欠
な客観的根拠、すなわち「エビデンス」の効率的な集め方や活用法
をプロがわかりやすく説明してくれます。
 
どんな主張にも、根拠が必要です。いくら情熱を傾けても、言葉を
尽くしても、根拠のない話では、人は動きません。その状況が、た
った一つの根拠で、ガラリと変わることがよくあります。
 
しかし、効果的なエビデンスを入手することは困難です。世の中に
情報は溢れるようになりましたが、だからこそ「必要なこと」が埋
もれるのです。それを上手に発掘する方法がわかります。
 
本書の言う「エビデンス」は、ビジネスの判断材料になる根拠のす
べてです。たとえば、統計データや科学的研究はもちろん、写真や
消費者の一言などはすべて含みます。
 
最近は、データ収集にあたっては、まずパソコンを用いるのが普通
です。それでも、役立つデータを見つけることは簡単ではありませ
ん。パソコンにかじりついて1日終わってしまうことさえあります。
 
そこで、効果的な方法をプロに学びます。著者は30年以上、リサー
チャーとして活躍してきたそうです。そんなプロが、すぐに使える
とっておきのテクニックを教えてくれます。
 
紹介されるのは、誰でもすぐに使える方法です。たとえばグーグル
の検索オプションやグーグルスカラーなどの論文検索サイトなどを
使います。誰でも、素早く必要な情報にたどり着けます。
 
つい主観で話して客観性を欠きがちな人、自分の話にもっと説得力
を持たせたいと思う人、レポートや論文などを書く機会が多い人な
どビジネスパソンに広く勧めします。
 
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2019

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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