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2019/09/27
老後になって後悔しないために、知っておくべき88のこと

老後になって後悔しないために、知っておくべき88のこと

後悔しないために、知っておくべきこと

 

仕事の真っ只中にいる現役時代は、忙しい思いをしている。いつも時間に追われていて、やっつけ仕事をすることも多い。だから、先のことを考えたりする余裕がない。だが、そのような中途半端な状態のままで老後の世界に入っていくと、上手に対応できない。今から老後の世界に考えを巡らせた上で、心身両面で準備しておくことが必至の課題だ...


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■今週の選書
■老後になって後悔しないために、知っておくべき88のこと
■山崎武也
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■■選書サマリー  
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後悔しないために、知っておくべきこと
 
【1】
 
仕事の真っ只中にいる現役時代は、忙しい思いをしている。いつも
時間に追われていて、やっつけ仕事をすることも多い。だから、先
のことを考えたりする余裕がない。
 
だが、そのような中途半端な状態のままで老後の世界に入っていく
と、上手に対応できない。今から老後の世界に考えを巡らせた上で、
心身両面で準備しておくことが必至の課題だ。
 
同時に「現在」に真摯に対応し「悔い」が残らないようにしておく
ことだ。家族や友人など周囲にある人間関係にも、丁寧に対応し、
禍根を残さないようにしておくことも必須だ。
 
大事なことは、老後の世界の入口に立った時、何のツケも残ってい
ない状態にしておくことだ。しなければならないことを後回しにし
ていると悔いが溜まり、人生の進行を妨げてしまう。
 
【2】
 
老後は、現役時代に比べて、より「人間的な」生き方が必要だ。人
間味があふれんばかりの行動様式が尊重される。効率重視の考えや
働き方はひんしゅくを買うだけだ。
 
老後になってから、自分の言動を改めることは難しい。早い時期か
ら、人間関係に重点をおいた考え方や行動のパターンを身につける
努力をし「習い性になる」ようにしておくべきだ。
 
「効率」や「結果」を目指す考え方から「中身の充実」や「過程」
に重点を移すのだ。走り回って仕事をしている中でも、時どき「人
生で大切なのは何か」という問題を考えておくのだ。
 
それは、効率や結果を目指す考え方から、中身の充実や課程へと重
点を移すことだ。走り回って仕事をしながらも、時々は人生にとっ
て大切なものは何かを自問してみるのだ。
 
老後になると、ある程度時間がコントロールできるようになり、自
由を享受できるようになる。だが、調子に乗ってはいけない。これ
までどおりの堅実な生き方をしていくことが大切だ。
 
【3】
 
老後の特徴は、仕事がないことだ。真剣に向き合っている仕事が、
なくなるのだ。その変化に、先人や先輩たちが対応できているから、
自分にもできるはずだと安易に考えてはいけない。
 
もちろん、何とかはなる。だが、準備をして万全を期しておいたほ
うがいい。たとえば、今から「疑似老後」の状況に身を置いてみる
ことだ。
 
その一つが長期休暇だ。仕事や仕事関係の人たちから離れた生活を
するのだ。そこには、家族と常に密着した日々が続いたり、まった
く異なった風土や環境の中での暮らしになったりする。
 
そこで家族との「つきあい方」の必要性なども感じ老後の日々の新
たなパターンを発見することがある。また、異なった生き方のヒン
トを学ぶこともある。
 
【4】
 
休日に普段着で知らない人ばかりの土地を歩けば「オジサン、オバ
サン」と呼ばれる。人は、自分を知っているから名前を呼び、丁寧
な言葉遣いで話し掛けてくれるのだ。
 
スーツやドレス姿を来ていれば、知らない人でも礼儀正しく接して
てくれる。立派なオフィスにいれば、相応の遇し方をされる。外見
に「肩書き」が加われば、一人前の立派な「人物」の出来上りだ。
 
店に行って商品やサービスを買えば「お客様」としてもてなしを受
ける。この時は、自分の「金」がものをいっている。つまり、自分
の格や価値は、自分の付属物で決められているのだ。
 
時には、衣装、肩書き、金など、仮に身につけているものすべてを
取り去った「裸一貫」の自分に、どれだけの価値があるかを考えて
みることだ。
 
老後は、仕事と肩書がなくなり、裸一貫に近い環境になってくるも
のだ。実際にそうなる前に、現役のうちから、時には「自分の本質
はどんなものか」見極める意識を持つべきなのだ。
  
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■■選書コメント
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●今週の選書について
 
老後に備える本です。お金、健康、家族、友人など、幸せな老後に
必要なものは、定年前の体力があるうちに備えておくべきです。今
からできること、やっておくべきことを教えてくれます。
 
著者は、著述活動をしながら旅行や茶道など悠々自適に老後を謳歌
しているそうです。そんな老後の先輩が、現役世代のうちからやっ
ておくべきことを88個、項目ごとに教えてくれます。
 
「老後」の本は増えています。でも「2000万円問題」など、お金が
テーマのものが大半です。しかし、それは課題の一つに過ぎません。
他にも健康や人間関係など色々あります。本書はそれも扱います。
 
「備えよ」と言われても、体験したことがない以上、困難です。親
の世代を参考にしても、彼らの時代とは環境が違います。その点を
解説してくれる点で、本書は類書と一線を画しています。
 
たとえば、著者いわく「老後は時間のモード」が変わるといいます。
現役時代の「時間に追われる生活」から「時間が余る暮らし」にど
うシフトするかが大事です。失敗すると引きこもりになります。
 
それを防ぐには、仕事以外の自分を見つめ「1人の人間として何が
好きかを考えることだ」と著者は言います。老後は「ひとりの人間
としての生き方」が問われるのです。
 
そうした老後のリアルを明らかにした上で、今からできることを助
言します。読んで備えれば、人生の集大成を最後まで味わい尽くせ
るようになるはずです。
 
老後が視野に入ってきたアラフィフ世代はもちろん、まだまだ老後
がイメージしにくい若い方も、すでに老後生活を始めている方にも、
オススメしたい一冊です。
 
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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