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2019/11/01
なぜ僕らは、こんな働き方を止められないのか

なぜ僕らは、こんな働き方を止められないのか

ラクにする工夫&ヤメる勇気
 
清潔で安全で快適で便利な国に住みながら、多くの人が生きづらさを抱えたまま、日々を過ごしている。自由に生きるためには、自分なりの創意工夫を果てしなく繰り返すしかない。成長や気付きは、同じことを何回繰り返したかでなく、試行錯誤を何回繰り返したかで決まる。10回試行錯誤した人は、10回分の、100回繰り返した人は、100回分の気付きが得られるのだ...


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■今週の選書
■なぜ僕らは、こんな働き方を止められないのか
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ラクにする工夫&ヤメる勇気
 
【1】
 
清潔で安全で快適で便利な国に住みながら、多くの人が生きづらさ
を抱えたまま、日々を過ごしている。自由に生きるためには、自分
なりの創意工夫を果てしなく繰り返すしかない。
 
成長や気付きは、同じことを何回繰り返したかでなく、試行錯誤を
何回繰り返したかで決まる。10回試行錯誤した人は、10回分の、100
回繰り返した人は、100回分の気付きが得られるのだ。
 
日々の生活も全く同じだ。毎日試行錯誤を繰り返せば、少しずつ仕
事の能率が上がり、時間の無駄が減り、自分のために使える時間が
増えていく。浮いた時間は、幸せに感じることに使えばいいのだ。
 
【2】
 
人間は幸せを感じたり、不幸を感じたりする。できれば、幸せに感
じる時間を増やしたいものだ。幸福度の算出方法はとてもシンプル
だ。「幸福度=現実-期待値」だ。
 
たとえば「自分は1000万円の価値がある」と信じているのに、現実
の年収が300万円の場合は「300万円-1000万円」で、幸福度は、
マイナス700万円になる。
 
仮に年収が倍の600万円になっても、幸福度はまだマイナス400万
円だ。ところが、期待値を300万円にすれば、そもそも最初から不
幸ではない。500万円稼げれば、かなりハッピーに感じられる。
 
つまり、幸せに感じるには「現実>期待値」の時間をなるべく増や
せばいいのだ。ただ「幸せは心の問題だから、期待値を下げておけ
ばそれで大丈夫」という簡単な話ではない。
 
年収の期待値を100万円に抑えれば110万円稼げば幸福度はプラス
10万円だ。だが、年収110万円では生活できない。だから、現実の
値を上げる努力も必要だ。時には「損切り」つまり諦めも必要だ。
 
【3】
 
期待値を平らに保ちつつ、現実の値を上げるには、色々な世界を知
ることだ。世の中には、どこにもそれなりに幸せに生きている人が
いる。それを知るだけでも、気持ちの持ちようは変わる。
 
また、ソーシャルメディアはほどほどにするべきだ。次から次へと
情報が流れていくからだ。これを見ていると、どうしても自分と比
較してしまい、現実に満足できなくなってしまう。
 
身の丈を知ることも大事な体験だ。自分が凡庸な人間であることを
知れば、余計な勘違いをする余地がない。身の丈を思い知らされる
体験は定期的にするべきだ。
 
失敗に慣れることも大事だ。普段から失敗を極端に避けていると現
実が見えなくなる。いざ失敗した時にダメージから立ち直れず、不
幸感が強くなる。本当は「失敗」ほどいい先生はいないのだ。
 
さらに、自分を磨くことだ。自分の「現実」の値を上げるなら、勉
強が最も効果的だ。自分の専門以外のスキルで、費用対効果が高い
のは、英語、IT、金融知識の3つだ。
 
【4】
 
転職時でも新卒時の就職でも、職業選択は「幸せ」を感じられるか
が大きなポイントだ。適職に就くポイントは、無理せず、楽にでき
ることを仕事にすることだ。
 
ある程度好きなことをやることだ。興味がないことは続かないもの
だ。死ぬほど好きでなくてもいい。いずれ好きになることもある。
「好きなこと」を仕事にすることにこだわり過ぎるべきではない。
 
人の役に立つことをやることだ。どんなに自分に向いていて、かつ
好きなことでも、人様の役に立たないことは仕事として成立しない。
需要がないからだ。
 
できれば「得意」「好き」「役に立つ」の3つが重なることを仕事
にすることだ。また「生活できればいい」と考えることだ。別に大
儲けできなくてもいいはずだ。
 
できれば学生時代に「やっていて苦痛でなく、そこそこ得意なこと」
は何か見つけておくことだ。それを、うまく人の役に立てる形に落
とし込めれれば適職が見つかるはずだ。
 
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■■選書コメント
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●今週の選書について
 
生き方を考える本です。ムダだらけの日本で忙殺されることなく、
自分らしく生きる方法が見つかります。著者が日々の試行錯誤から
得た方法です。
 
著者は、米国アップル本社でマネジャーとして生き抜き、今では米
国とセブ島で会社を経営しているそうです。そんな著者が自ら編み
出した仕事や生活をラクにするコツが学べます。
 
安全、快適、清潔、便利な日本で、なぜか多くの人が生きづらさを
感じています。その元凶は、日本にはびこる無駄にあります。そん
中で、ラクに楽しく過ごす方法が見つかります。
 
日本が生きにくい国であることは「世界幸福度ランキング」の低さ
が物語っています。理由は、過去の成功体験を引きずって、制度や
仕組みが時代に合わなくなっているからだと思います。
 
といっても、一人の力で会社の文化や制度を変えることはできませ
ん。抗ったところで、変わる前に自分の人生が終わってしまいます。
だから、せめて自分だけでも変えてみることです。
 
本書では、そのコツが学べます。日本企業で時間捻出する方法や、
メンタルをやられても生産性を保つ方法「おっさん化」を遅らせる
方法や生きにくさを軽くするライフハックなどです。
 
個人的には「おっさん化」を遅らせるコツを熟読しましたが、他に
も、無駄だらけの日本社会で潰されない方法論が詰まっています。
取り入れれば、いろいろな気付きが得られるはずです。
 
仕事や家事に忙殺されている人、自分が本当にやりたいことができ
ない人、暮らしの見通しが立たない人など、窮屈な日本社会で、ハ
ードな人生を送っている人におすすめしたい一冊です。
 
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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