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2020/07/24
世界のエリートは「自分のことば」で人を動かす

世界のエリートは「自分のことば」で人を動かす

リーダーは「心を揺さぶる」ストーリーを語る
 
次世代のリーダーにはストーリーが必要だ。ストーリーで語ることは、今やマーケティング戦略に必要不可欠だ。にもかかわらず、ストーリーを語れるリーダーが日本には少な過ぎるのが現状だ。リーダー自らが、ストーリーをマーケティング戦略と位置づけて語っていくべきだ。そうしないと、世界規準からどんどん遅れていってしまう...


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■今週の選書
■世界のエリートは「自分のことば」で人を動かす
■リップシャッツ信元夏代
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■■選書サマリー  
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リーダーは「心を揺さぶる」ストーリーを語る
 
【1】
 
次世代のリーダーにはストーリーが必要だ。ストーリーで語ること
は、今やマーケティング戦略に必要不可欠だ。にもかかわらず、ス
トーリーを語れるリーダーが日本には少な過ぎるのが現状だ。
 
リーダー自らが、ストーリーをマーケティング戦略と位置づけて語
っていくべきだ。そうしないと、世界規準からどんどん遅れていっ
てしまう。
 
ストーリーと言われても、多くの人は漠然としたイメージしか持て
ないはずだ。物語ると言っても、小説や脚本を書くわけではない。
あくまでもビジネスにつながる、現実のストーリーを語るのだ。
 
荒唐無稽でドラマティックなフィクションを語る必要はない。体験
に裏打ちされた、心奥深くにある、自分だけのストーリーを語るの
だ。これが、聞いた人を動かすのだ。
 
【2】
 
体験は、1人の中で留まれば個人の体験だが、ストーリーになれば、
多くの人にとって大切な発見や知恵となる。ところが、ビジネスパ
ーソンは、自分の体験をシェアする機会が少ない。
 
そんなことは個人的で、語るに足りないと考えている。だが、そこ
にこそストーリーの鉱脈がある。天才的起業家やビジネス界のレジ
ェンドでなくても、すべてのビジネスパーソンが持っているのだ。
 
ストーリーを作ることは、自分の内側を掘り下げていく作業だ。自
分の経験や苦労、気づきなどパーソナルな体験が人を動かす。自分
らしいストーリーを、自分らしい言葉で語れる人になるべきだ。
 
【3】
 
ストーリーは相手の心を開く。人は誰しも、情報でなくストーリー
に惹きつけられるものだ。また、壮大なストーリーより、日常の話
を素晴らしく語るほうが聞き手の脳裏には焼き付くものだ。
 
ストーリー語ることは、企業戦略の常識だ。なぜなら、ストーリー
は物語であるために、伝播力、すなわち広く伝わっていく力がある
からだ。
 
リーダーが企業コンセプトをストーリーに乗せて語れれば、社員は
コンセプトをしっかり把握して、それを伝播することができる。ま
た、聴いた受け手も他者にそのコンセプトを伝えやすい。
 
リーダー1人が必死に自社の宣伝をするより、聴いた人が次々伝播
してくれたほうが、強いブランディングになるはずだ。そのために
は、メッセージを面白いストーリーで伝えるべきなのだ。
 
さらに、ストーリーなら、単なる製品の宣伝に留まらず、会社のイ
メージアップにもつながるはずだ。聞き手が会社のファンになるか
らだ。それこそ究極のマーケティングなのだ。
 
【4】
 
これからのリーダーは「ファシリテーター型」のリーダーシップを
発揮すべきだ。「あれやれ」「これやれ」指示するだけでなく、部
下が考える余地を残し、コミュニケーションを対話型にするのだ。
 
部下からアイデアを引き出すように働きかけ、個人を尊重しながら
共通の目的に向かって協働させるリーダーシップだ。必要なのは、
聞く力とストーリーを話せるコミュニケーション能力だ。
 
ストーリーを語るのことの重要さは、相手を動かすのみに留まらな
い。自分にとっても非常に有益だ。なぜなら、ストーリーを考える
ことで「内省」という重要なことを行うからだ。
 
内省とは「自分と向き合い、自分の考えや言動を振り返り、気づき
を得ることで今後につなげる、ポジティブな視点のフィードフォワ
ード」だ。
 
自分の決定や行動、知識を省みる能力がある人だから、会社や組織
を、成功へ導くことができるのだ。内省ができるリーダーは強い。
だから、世界のトップリーダーはみんな内省しているものだ。
 
内省から生まれたストーリーは「憧れのリーダーのマネ」でない。
自分らしさを確立したリーダーは、周りの人を惹きつけてやまない
はずだ。
 
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■■選書コメント
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リーダーのためのプレゼンテーションの本です。セールスや会議な
ど、ビジネスのプレゼンテーションにストーリーを用いることを推
奨、その方法を教えます。説得力のある伝え方が出来ます。
 
会社や自社製品などについて、トップやリーダーが語ることは、今
や世界の常識です。そこにストーリーを用いれば、自分の言葉で人
を導くことができるようになります。
 
著者は、日本で生まれ育ちながら、今では英語と日本語で講演活動
するプレゼンテーションのプロフェッショナルです。そんな著者が
教える世界標準のテクニックです。
 
プレゼンと言うと、話し方に注目が集まりがちです。表情はこう、
発声はこう、ジェスチャーはこう、資料の作り方はこう、という具
合です。いわゆる表現の仕方にフォーカスしがちなのです。
 
でも、伝え方より大事なことは、やはり話の中身です。といっても、
ただ良い話をすればいいということではありません。伝わるように
工夫する必要があります。本書は、そこに切り込みます。
 
具体的には、現実に起きて自分が体験したストーリーを盛り込みま
す。そうすることで、自分らしい、説得力のある、人を動かすプレ
ゼンができるようになると言います。
 
内容は、極めて具体的です。ストーリーの重要性を伝えた後、さっ
そくストーリーの構築法からテクニック、ストーリーの盛り込み方、
自分の言葉で話す方法などを紹介します。
 
感動する話、身体が動いてしまう話は、こんな風に作られるのかと
気づけるはずです。そして、自分もそんな話しができるようになる
はずです。ビジネスで話す機会があるすべての人におすすめです。
 
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『まぐまぐ大賞2019』(ビジネス部門)第3位選ばれました
 
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2020
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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