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2020/07/31
あえて数字からおりる働き方

あえて数字からおりる働き方

1人でも、つながりながら自由に働く
 
組織が個人を一生守ってくれることはない。自力で生き残こらなければならない。そんな空気を感じ「力をつけねば」「人脈を増やさねば」「有名に、何者かにならねばと焦り、躍起になる人がいる。だが、多くの場合うまく行かない。人生が100年になり、仕事の半分がAIに置き換えられる中、新型コロナウイルスが流行し、オンラインファーストの社会へと変化が加速している...


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■今週の選書
■あえて数字からおりる働き方
■尾原和啓
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■■選書サマリー  
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1人でも、つながりながら自由に働く
 
【1】
 
組織が個人を一生守ってくれることはない。自力で生き残こらなけ
ればならない。そんな空気を感じ「力をつけねば」「人脈を増やさ
ねば」「有名に、何者かにならねばと焦り、躍起になる人がいる。
 
だが、多くの場合うまく行かない。人生が100年になり、仕事の半
分がAIに置き換えられる中、新型コロナウイルスが流行し、オン
ラインファーストの社会へと変化が加速している。
 
そんな激動の時代に、生き残れる「何者か」になるためにはどうす
べきかか?組織に依存せず、1人でも周囲とつながりながら、自由
に働くにはどうしたらいいのだろうか?
 
「役に立つ」から生き残れる。だが、誰もがネットで高速学習がで
きる時代だ。役立つだけでは競争過多になる。大事なことは「あな
たに仕事を頼みたい」といわれる存在になることだ。
 
自分が誰かにとって「意味のある」存在になるのだ。その積み重ね
で、よりたくさんの人にとっての「意味のある」存在になれる。そ
うやって人は「何者か」になっていくのだ。
 
【2】
 
小さくても「ありがとう」と言われることだ。不安と焦りから、つ
いわかりやすい数を追いがちだ。「目の前の人のこと」より「自分
のこと」にばかり一生懸命になっている。
 
誰かにとって意味のある存在になることが難しくなったのは「お金」
のせいだ。もともと商い「有り難う」の物々交換だった。だが、物々
交換は相手を探し出すことが大変だ。
 
肉や野菜などは交換相手を探すうちに腐り、価値が減ってしまう。
お金という「価値を数値化」するものに置き換えれば、肉なら肉屋、
野菜なら八百屋という風に交換しやすくなる。
 
だが、そのせいで誰かから「有り難う」と直接言われる機会を失っ
た。それが、誰かにとって「意味のある」存在になれる機会を減ら
してしまったのだ。
 
【3】
 
「いいね!」の数やフォロワー数も同じだ。数値に変換すると、一
人ひとりからの「ありがとう」の意味が薄れ「いいね!」やフォロ
ワーの数ばかり追いかけるようになる。
 
仕組みを提供する企業や組織からすれば、数値、貯金、偏差値、順
位を追いかけることを快感とし、盲目的に追いかけてくれたほうが
楽だ。意図的に病みつきになることを加速することもある。
 
だが、それは提供者の論理だ。「数字のオバケ」に負けずに「自分
の物差し」を育てるべきだ。そのためには誰かから「ありがとう」
と言ってもらえるGIVEを繰り返すことだ。
 
ギブを繰り返すことで、特定の誰かにとっての「意味のある」存在
になれる。特定の誰かにとって「意味のある」存在になることを重
ねていくのだ。
 
それにより、流れの中で特定の人たちに呼ばれる「何者か」になる
ことができる。あえて数字を追う世界から降りることで「意味のあ
る自分」を見つけることができるのだ。
 
【4】
 
これまでは、用意された問題を素早く正確に解くことが重要だった。
そういう時代においては、近くにいる同質な仲間とスクラムを組ん
で走ることが成功ルールだった。
 
しかし、現代のように変化が激しく、昨日までの正解が突然通用し
なくなる時代においては、遠くの人と緩くても意味ある絆で多様に
つながっているほうがいい。
 
誰かが穴に落ちても、他の誰かは傷が浅かったり、むしろ時代の前
線に立っていたりして助け合うことができるからだ。同質な仲間で
固まり過ぎると、全員が穴に落ちるリスクが増える。
 
何か1つに依存した状態から自立すべきだ。依存しないのでなく「依
存先を複数に増やす」のだ。少数でも、遠くの人から「あなたを助
けたい」と思ってもらえる意味のある存在になるべきなのだ。
 
 
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■■選書コメント
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新しい働き方のヒントです。先が見通しにくい時代です。組織から
自立した人材になることが求められます。その時「目指す姿」「あ
るべき姿」としてイメージされるものは、数字になりがちです。
 
たとえば「年収一億円」「フォロワー数100万人」「100万部突破
のベストセラー作家」などです。しかし、そのために今、自分が何
をすべきか、見えづらいのも事実です。
 
著者は「まず目の前の相手にギブすることから始めよ」と言います。
マッキンゼー、グーグル、リクルートなどの人気企業を歴任した著
者が教える自分を最大限活かす方法です。
 
変化の時代は、組織よりも個人の時代のです。「どこに勤めている」
とか「どこに所属している」とかでなく「自分に何ができるか」と
いう個人の力量がダイレクトに問われます。
 
そんな時代に生き残るために、スキルを身に着け、人脈を作り、キ
ャリアを切開こうと焦る人が少なくありません。それ以前に「自分
に何ができるのか」が見つからずに途方に暮れる人もいます。
 
著者は、本当に大事なことは「誰かにとって意味のある存在になる
こと」だと言います。それが、結果的に自分を「何者か」にしてく
れると言います。その方法を教えます。
 
最初に、個人の時代に生きる上で大事なことを紹介、GIVEを仕
事の柱にすることを推奨します。そして、著者のやり方、与えられ
るものの見つけ方、仕事と成長を設計する方法などを解説します。
 
激動の時代に生き残るために、副業、独立、転職などを試みて頑張
る人、焦っている人に、きっと勇気とヒントをくれるはずです。特
に若いビジネスパーソンにおすすめします。
 
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『まぐまぐ大賞2019』(ビジネス部門)第3位選ばれました
 
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2020
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

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