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2022/04/15
非クリエイターのためのクリエイティブ課題解決術

非クリエイターのためのクリエイティブ課題解決術

課題の本質を見つける「探る」「聞く」「見る」
 
クリエイティブはビジネスにも必要だ。クリエイティブには「表現のクリエイティブ」のほかにビジネス上の課題を解決する「ビジネスのクリエイティブ」もあるのだ。多くのビジネスパーソンに「ビジネスのクリエイティブ」が求められ
ている。ビジネスを機能させる手段、ビジネスを成功に導く枠組みを作るクリエイティブが必要になのだ...


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■今週の選書
■非クリエイターのためのクリエイティブ課題解決術
■齋藤太郎
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■■選書サマリー  
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課題の本質を見つける「探る」「聞く」「見る」
 
【1】
 
クリエイティブはビジネスにも必要だ。クリエイティブには「表現の
クリエイティブ」のほかにビジネス上の課題を解決する「ビジネスの
クリエイティブ」もあるのだ。
 
多くのビジネスパーソンに「ビジネスのクリエイティブ」が求められ
ている。ビジネスを機能させる手段、ビジネスを成功に導く枠組みを
作るクリエイティブが必要になのだ。
 
言いかえれば、課題の本質を見つけ出し、仮説を立て、解決策につな
げる力だ。見たり聞いたり探ったり考えたり想像したり生み出したり、
動かしたり選んだり伝えたりする力が求められているのだ。
 
新しい工夫をしたり、既存の思い込みを排除したり、物事を俯瞰で見
たり、ひと工夫加えて何か変える。少し違う角度から、アイデアを紡
ぎ出す。そういうクリエイティブこそが、今求められているのだ。
 
【2】
 
優秀な営業担当者は、クライアントの御用聞きで終わらない。クライ
アントの事業を理解して、抱えている悩みや課題に答えることができ
る。クライアントの壁打ち相手として、頼れる存在になっているのだ。
 
クライアントの商品が売れていくにはどうすべきか、課題を見つけ、
仮説を立て、解決策の骨組みを作ることができる。クリエイティビテ
ィを発揮して課題の解決に結びつけることができるのだ。
 
難しく考える必要はない。人間は一人ひとり違う。一人ひとりが、そ
れぞれ固有のクリエイティブな部分を持っている。そこに磨きをかけ
て仕事に活かしていく。顧客の課題の発見やその解決に活かしていく。
 
そんな風に活かせるのが、ビジネスクリエイティブだ。そんなクリエ
イティブ思考は、本来誰にでも備わっている。そのことに、ぜひ気づ
いてほしい。
 
【3】
 
ビジネス上の課題解決には、次の3つのステップある。ステップ1は、
「課題の本質を見つける」ことだ。ここで必要になってくるスキルは
「探る」「聞く」「見る」ことだ。
 
まず「探る」だ。ビジネスの全体像を理解することだ。自分が携わる
仕事、部門に詳しくても、それ以外や全体が見えていないことが多い。
それでは、クライアントの立場で考えたり、物を見ることはできない。
 
また、クライアントのオリエンテーションを鵜呑みにしないことだ。
クライアントがいう課題は一度疑ってみるべきだ。その上で、フラッ
トな目線で考えるようにすることだ。
 
最初から着地点を決めないことだ。自社の課題が正しく抽出できてい
ない企業は多い。そういう時、いきなり解決策に走ることは危険だ。
手段と目的を間違えてはいけないのだ。
 
【4】
 
次に「聞く」だ。質問力を鍛えることだ。まず相手に興味を持つこと
だ。キラークエスチョンは「この商品で世の中はどう変わりますか」
だ。この質問で、狭くなった相手の視野を大きく広げることができる。
 
最後に「見る」だ。3つの眼で見ることだ。まず、俯瞰でものを見る
「鳥の眼」だ。これは、本当の課題を見つけるために、大切なことは
俯瞰でものを見る意識を持つことだ。
 
一歩引いて全体を冷静に見てみれば、近視眼的に見ていたときにはわ
からなかったことに気づくことも多い。業界や世の中を俯瞰すれば、
そうした誤りは回避できるものだ。
 
2つ目は、より対象に近づいて見ていく「虫の眼」だ。日常に根ざし
た時、人にどんな便益をもたらしてくれるのかをつぶさに見ていく視
点が必要だ。
 
3つ目は、流行やトレンドを見る「魚の眼」だ。時代の流れを見てい
くのだ。普段から「何が流行っているか」「どんなトレンドが現れて
いるのか」を把握しておくのだ。
 
これらを見逃せば、時代の流れに逆らうことになりかねない。「魚の
眼」を意識していれば、変化に気づく。そこにクライアントの課題の
原因や解決策のアイデアが見つかることも少なくないはずだ。
 
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■■選書コメント
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クリエイティブの本です。というと、デザイナーやクリエイターの人
の本を連想しそうですが違います。本書が扱うのは、普通のビジネス
パーソンが課題をクリエイティブに解決する方法です。
 
は当たり前のやり方では、モノやサービスは売れません。売り上げを
伸ばし、ビジネスを成功させるには、誰もがクリエイティブに発想し
ないと難しい時代なのです。
 
そんな誰もがクリエイティブを求められる時代に、クリエイターでな
い人、クリエイティブ職を経験したことがない人が、経営やビジネス
の課題をクリエイティブに解決するスキルと手法が学べます。
 
『角ハイボール』ブームを巻き起こし『GO!』や『ポケトーク』の
仕掛け人でも注目のクリエイティブディレクターが、「非クリエイタ
ー」のためにクリエイティブ思考を指南します。
 
とはいえ、テーマはビジネス上の課題解決の本ですから、項目だけ見
れば、ごく一般的なビジネス書です。章立ても「課題の本質を見極め
る」「仮説を立てる」「解決策につなげる」という具合です。
 
ただ、その手法は独特です。それは、各項目の表現にも表れています。
「オリエンは信じない」「顧客に憑依する」「タグライン、コンセプ
トワードを決める」「プレゼンはしない」 などユニークです。
 
読めば、普通の人でも、目からうろこの課題解決ができるようになる
はずです。従来の常識が通用しない現代で活躍するための手引きにな
ると思います。
 
「売上げを伸ばしたい」「新商品を開発したい」「組織を活性化させ
たい」など、課題を解決する新しい考え方・方法論を学びたいという
人におすすめします。
 
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2022
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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