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2022/05/27
スモールビジネスの教科書

スモールビジネスの教科書

スモールビジネスの概要
 
お金と時間の面で自由になりたければ、スモールビジネスだ。安定して高い収入を得ることができ、充実したプライベートを過ごすことができるからだ。また、自分の独自性を生かすことができ、追求のしがいのある目標が持てる。しかも、共通の価値観を持ち、時間と気持ちに余裕のある友人ができ、対人関係のストレスからも解放される...


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■今週の選書
■スモールビジネスの教科書
■武田所長
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■■選書サマリー  
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スモールビジネスの概要
 
【1】
 
お金と時間の面で自由になりたければ、スモールビジネスだ。安定し
て高い収入を得ることができ、充実したプライベートを過ごすことが
できるからだ。
 
また、自分の独自性を生かすことができ、追求のしがいのある目標が
持てる。しかも、共通の価値観を持ち、時間と気持ちに余裕のある友
人ができ、対人関係のストレスからも解放される。
 
勤め人でこれらを手にすることは難しい。時間的な余裕や安定した高
収入、追及しがいのある目標を生涯保証してくれる会社は少ないから
だ。コロナの影響でその傾向はさらに加速している。
 
高いリスクを取るベンチャー起業は、大きなリターンが期待できる。
資金調達環境や起業ノウハウも改善している。ただ、強いプレッシャ
ーにさらされた生活になるし、成功率も高くない。
 
スモールビジネスで成功してからベンチャービジネスに乗り出すこと
もできる。実際、そうする人は多い。立ち上げたスモールビジネスを
売却していちど休憩する人もいる。
 
このようにスモールビジネスで成功することは、様々な生き方へのパ
スポートになる。外部の株主がいないため、成長も売却も義務ではな
い。自分の生き方を自由に選ぶことができるのだ。
 
【2】
 
ここでは、自由に使える金を年3000万円以上、2年以内に創出でき
るビジネスをスモールビジネスとする。売上は100億円以下だ。成
長より安定を重視し、関係者への利益を最優先するビジネスだ。
 
オーナーの生き方を制約しないように、外部からの資本を入れず、自
己資本で運営する。ただし、副業などの小さなビジネスや、反対に株
式公開を目指すベンチャーなどは除外する。
 
なお、スモールビジネスには、適しているビジネスの基本条件がある。
自分が考えているアイデアが、この条件に適合するかを、最初にチェ
ックしておくべきだ。
 
まず、課題自体に多くの人が気付きづらいビジネスであることだ。ビ
ジネスを生み出す基本フローは「課題に気付く」「解決策を考える」、
「実行する」の3ステップだ。
 
【3】
 
その時、課題が多くの人の目に触れる、気付かれやすいものだと、参
入者が過剰になりがちになる。すると、少ない投資で成功し、安定的
に稼ぐことが難しくなる。
 
だから、そもそも存在さえ知られていない課題に取り組むほうがいい。
少数の人しか持っていない強いニーズを発見したら宝の可能性がある。
これを常に血眼で探すことだ。
 
たとえば「誰かが不満を述べていないか」「特殊な行動を取ってい
ないか」に常に注目するのだ。それを見つけたら「なぜ、そういうこ
とが起きているのか」背景を考えるのだ。
 
自分の趣味や経験が生きることに取り組むべきだ。優位性を持つため
だ。「自分にしかできない」というと大げさなようだが、そんなこと
はない。一般人よりうまくできれば問題ない。
 
属人的ならなおいい。一般に、属人性があると拡大しづらい。だから、
ビジネスの敵とされがちだ。つまり、これがあれば、絶えず拡大を求
められる大企業やベンチャーは参入しづらいのだ。
 
さらに、称賛されないビジネスがいい。称賛されるビジネスは、市場
機会に対して参入が過剰になりがちだ。また、困難な課題に挑むこと
が称賛されることが多い。つまり、成立しにくいビジネスなのだ。
 
【4】
 
「褒められたい」という欲求を排除すれば、成功確率が高まる。褒め
られても儲かるわけではない。不必要な感情からは自由になるべきだ。
そして、利益だけを追求すべきだ。
 
できれば、すでに類似サービスにお金を払っている人がいる市場がい
い。すでに競合がいる分野に参入するのだ。自分でまったく新しい市
場を創出することは難しい。
 
すでに儲かっている市場に参入し、そのお金を少しだけかすめ取るこ
とを考えるのだ。大企業は大量の機会損失を出しているものだ。その
おこぼれをわけてもらうだけで、数億円の売上はすぐ立つのだ。
 
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■■選書コメント
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スモールビジネスのはじめ方です。労働から脱出して、人生を楽しむ
ために、ビジネスを小さく、確実に始めることを目指します。ローリ
スクで実現するアプローチが書いてあります。
 
本書が目指すのは、年間3000万円の自由なお金を2年以内に創出す
るビジネスを作り上げることです。規模の小さすぎる副業や、上場を
目指すベンチャーなども除外しています。
 
著者は、戦略系コンサルティングファーム退職後、20を超えるビジ
ネスを展開し、成功に導いてきたそうです。本書には、確実に成功す
るスモールビジネスを作るプロセスがわかりやすく書かれています。
 
本書では、参入者が多く、競争が激しい市場は徹底的に避けることを
すすめます。代わりに、目立たず、のんびりしていて、楽に勝てる市
場を探して狙います。その具体的な方法を解説します。
 
構成は、はじめにスモールビジネスの定義を解説し、その上で戦略策
定のステップを解説します。さらに、検討の進め方、計画の作成、参
入戦略、実行の方法までを詳しく解説します。
 
戦略系のコンサルティングファーム出身者だけあって、表現がやや硬
いですが、ロジカルかつ体系的に書かれています。実践経験も踏まえ
ているため、机上の空論で終わらない説得性を備えています。
 
読めば、スモールビジネスの魅力がわかり、立ち上げるために何をど
うするべきかがわかるはずです。読んでから始めることで、不必要な
回り道をしなくて済むはずです。
 
というわけで、独立したい人、起業したい人、中でも自由に自分のビ
ジネスに取り組みたいと思っている人はもちろん、企業内で事業立ち
上げにかかわっている人にもおすすめです
 
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2022
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
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