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2022/07/08
1%の本質を最速でつかむ「理解力」

1%の本質を最速でつかむ「理解力」

理解力に必要なアプローチ
 
理解力を高めることだ。理解力とは「理解したつもり」という壁を乗り越えて、深みへと踏み込む力だ。理解したつもりになったら、そこで理解力の伸びは頭打ちになる。理解力を磨くことは、仕事や勉強、人間関係におけるパフォーマンスを高めることだ。ひいては、人生のクオリティーを高めることにほかならない...


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■今週の選書
■1%の本質を最速でつかむ「理解力」
■山口拓朗
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理解力に必要なアプローチ
 
【1】
 
理解力を高めることだ。理解力とは「理解したつもり」という壁を
乗り越えて、深みへと踏み込む力だ。理解したつもりになったら、
そこで理解力の伸びは頭打ちになる。
 
理解力を磨くことは、仕事や勉強、人間関係におけるパフォーマン
スを高めることだ。ひいては、人生のクオリティーを高めることに
ほかならない。
 
仕事のできる人になりたいなら、対人コミュニケーション力を高め
たいなら、何はともあれ理解力に磨きをかけることだ。その能力を
高めれば、人生全般に大きなリターンをもたらすはずだ。
 
【2】
 
人は「理解の箱」を使って、物事を理解していく。たとえば、映画
を見る時には、その人の頭の中にある「理解の箱」を使ってその作
品を理解する。
 
「ストーリー」という箱しかない人は、ストーリーが「ある・な
し」「おもしろい・つまらない」という点を基準に、その作品を楽
しんだり評価したりしている。
 
一方「感情描写」や「社会問題」などの箱を持つ人は、ストーリー
が平凡でも「感情描写」という箱で「相手を殺した加害者の気持ち
もわかる」という感想が持てる。
 
あるいは「社会問題」という箱において「刑期を終えた犯罪者に厳
しい日本社会の縮図が描かれていた」という感想を述べることがで
きる。
 
よく「見方が深い・浅い」などと言う。その多くが「理解の箱」の
種類が「多い・少ない」の差だ。「理解の箱」の種類を増やすこと
なく、理解力を高めることはできないのだ。
 
【3】
 
理解する上で最大の敵は「理解したつもり」という状態だ。真に理
解力が高い人ほど「理解できていない状態」から「理解した状態」
に移ることで安心・満足しない。
 
いつでも「より深く理解したい」という気持ちを持っているのだ。
その貪欲さが「多角的に見る目」や「掘り下げて考える目」を養い、
新たな「理解の箱」を生み出していく。
 
理解力を高めたいなら、いつでも「理解したつもりになっていない
か」自分に問いかけるクセをつけるべきだ。まだ見えていない理解
が存在することを知ることが「理解の箱」を増やす第一歩なのだ。
 
【4】
 
物事を理解する主なアプローチには「聞く」「読む」「体験する」
「思考する」の4つがある。それぞれのアプローチで理解しようと
している自分を自覚することで、理解力を伸ばしていける。
 
1つ目は「聞く」だ。聞くことは、理解において最も重要だ。人は
話を聞きながら、同時に「理解」を深める。なお、聞く時の理解を
サポートするのが質問だ。人から情報を引き出す強力な助っ人だ。
 
2つ目は「読む」だ。話の結論や大枠は序盤、具体的な事例やデー
タは中盤、今後の展望・展開は終盤のようなセオリーを知っている
だけでも、意識するポイントが変わり、読解力が高まるはずだ。
 
【5】
 
3つ目は「体験する」だ。もっともパワフルなアプローチだ。体験
したことは印象や記憶に残りやすく、脳内ライブラリーからも消去
されにくい。アウトプットにも重みや深みがある。
 
4つ目は「思考する」だ。思考による理解とは、言い換えれば「自
発的な気づき」だ。偶然で起きることもあるが、能動的に問いを持
てば、より起きやすくなる。「問い」は思考を動かす呼び水なのだ。
 
どのアプローチで理解する場合も、自分がその情報を何に活かすの
かを明確にすべきだ。それが明確なら、インプットの際に情報の取
捨選択がしやすくなる。また、足りない情報にも気づきやすくなる。
 
新たな情報に触れた時は、脳内ライブラリーにある「理解の箱」と
の関連性を考えるべきだ。「○○と同じ箱に入れよう」「新規の箱
を作ろう」などの判断がしやすくなるからだ。
 
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■■選書コメント
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理解力を高める本です。情報を素早く、的確に、深く理解する方法
がわかります。具体的なノウハウをプロがわかりやすく教えてくれ
ます。
 
話の要点は的確につかみたいものです。しかし「わかったような、
わからないような」「さっき言われたことを忘れてしまった」とい
うことが起きているのが現実社会です。

それを防ぐのが物事を理解する理解力です。これさえ身に着ければ、
人の話を聞く時はもちろん、自分の考えを人に話したり、書いたり
して伝える際にも役立ち、問題解決能力も高まります。
 
理解力は大事ですが、そのスキルについて学ぶ機会はほとんどない
と著者は言います。それだけ教えることが難しいのかも知れません。
本書はそんな難しいテーマに挑む意欲作です。
 
はじめに、理解力の向上に必要なアプローチとして、理解力は何か
を解説し、それを高める要素とステップを解説、具体的な方法をス
テップごとに解説していきます。
 
さらに、その応用として仕事で求められる理解や理解したことをア
ウトプットに活かす方法なども解説します。難解な手引書をイメー
ジするかも知れませんが、図版も多くわかりやすいはずです。
 
理解力が高まれば、分析力も、コミュニケーション能力も向上しま
す。結果、仕事の成果も上がります。プライベートもさらにうまく
いくようになるはずです。
 
特に、最近はオンライン会議、チャット、メールなど情報がいっそ
う飛び交う社会です。核心に素早くたどりつく力が、ますます求め
られます。その力を育む方法がわかります。
 
「話の要点を的確に理解したい」「相手の真意を素早く正確につか
みたい」「物事の本質をつかむ力が欲しい」など、理解力をいっそ
う高めたいと考えるビジネスパーソンにおすすめします。
 
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2022
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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