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2022/11/25
死ぬまで若々しく元気に生きるための賢い食べ方

死ぬまで若々しく元気に生きるための賢い食べ方

糖質のよくある誤解
 
「おやつは脳を働かせるために不可欠だ」と考えるのは間違いだ。間食で糖質を補給しないと集中力が途切れたりイライラしたりするとしたら、それは他の食事の摂り方に問題があるのだ。糖質に頼らなくても、脳は最高の状態を作り出し、癒された状態になれる。むしろ、日常的な糖質過多こそが、イライラを作りだし、パフォーマンスを下げているとさえ言える...


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糖質のよくある誤解
 
【1】
 
「おやつは脳を働かせるために不可欠だ」と考えるのは間違いだ。
間食で糖質を補給しないと集中力が途切れたりイライラしたりする
としたら、それは他の食事の摂り方に問題があるのだ。
 
糖質に頼らなくても、脳は最高の状態を作り出し、癒された状態に
なれる。むしろ、日常的な糖質過多こそが、イライラを作りだし、
パフォーマンスを下げているとさえ言える。
 
日本人の肥満の割合は男性33.0%、女性で23.3%だ。糖尿病で死
亡する人は年間1万4千人、糖質過多が原因となる非アルコール性
脂肪肝疾患は2000万人を超える。
 
これらの疾患が発展し、脳梗塞や心筋梗塞になり、早期死亡や要介
護状態になる。知らずに依存を引き起こし、習慣的に食べ続け、気
づいたら健康被害が深刻になっているというのが糖質の本性だ。
 
【2】
 
糖質は脳のエネルギーになる。だが、エネルギーは糖質だけではな
い。脳や体の他の多くの組織は、糖質がなくてもケトン体をエネル
ギーにできる。糖質を控えれば、中性脂肪からケトン体ができる。
 
ケトン体は、健康寿命をもたらす物質だ。老化防止、肥満の改善、
糖尿病やがんの予防や改善、アルツハイマー病などの脳機能の改
善、メンタル不調の改善など様々な効果を持っている。
 
一方、糖質の摂り過ぎは多くの病気のリスクを高める。朝はおにぎ
りやパンを食べないと脳が働かないという常識は間違いなのだ。人
間が農耕を始めるまで小麦や米をこんなに食べることはなかった。
 
人の体は、大量に糖質を摂らなくても生きていける。もともとエネ
ルギーとしてケトン体を作るシステムを私たちは持っている。その
働きを呼び覚ますことで心と体はもっともっと元気になれるのだ。
 
【3】
 
多くの人が、ストレス解消のために「甘いものを食べる」と言う。
お酒やタバコという声も聞く。だが、甘いもの、お酒、タバコを取
り入れているとストレスが増える。
 
甘いものを食べると、脳で快楽を感じるホルモンがドッと出る。そ
れは数分で消えていく。この快楽を感じる瞬間は高揚感がある。だ
から、ストレスが消えたような錯覚を覚えるだけだ。
 
食べるのをやめれば、すぐに元に戻る。こうして毎日、何度も甘い
もので快楽ホルモンの多量分泌を繰り返していると、普段のホルモ
ン分泌量が少なくなって、幸福のレベルが低くなる。
 
これこそが、ストレスを感じやすい状態だ。イライラや疲労が増え
るので、また甘いもので解消する悪循環にはまる。甘いものがスト
レスを解消するのではなく、ストレスレベルを上げているのだ。
 
【4】
 
脂っぽい食事をすると、体内の脂肪が増えそうだ。しかし、それは
間違いだ。中性脂肪を増やすのは、糖質とアルコールだ。本来、脂
質は体に必要な成分なのだ。
 
ビタミンの吸収に役立つし、細胞膜が安定して脳出血などの予防に
もなる。女性ホルモンや男性ホルモンを臓器に届けるのも、脂質
だ。足りないと運搬できず、更年期の症状が悪化する。
 
脂質を減らしても、糖質を摂り続ける限り、中性脂肪は減らない。
糖質は、体に入った後、エネルギーとして利用されなければ、脂肪
になり、肝臓に蓄えられる。
 
肝臓に過剰に溜まると脂肪肝になる。さらに中性脂肪になって血液
中を漂ったり、体脂肪として肝臓の外に蓄えられたりする。アルコ
ールは分解する時に肝臓で中性脂肪の合成が促進されてしまう。
 
糖質は、麻薬、アルコール、タバコなどと同じように依存物質だ。
食べると快楽が過剰に感じられるため「もっと欲しい」となり、常
に求めるようになってしまう。
 
一旦離れれば、それほど欲しくなくなるが、手軽に手に入り、周り
にも溢れているため、離れることは簡単ではない。脳、心、体への
危険性を考えれば、手軽なドラッグと言えるのだ。
 
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■■選書コメント
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健康の本です。糖質の取り過ぎに警告を鳴らし、糖を取り過ぎてし
まう脳の仕組みを解説、そこから脱却することのメリットや方法を
教えてくれます。
 
糖質を制限することが、健康やダイエットに有効であることは、お
なじみになりました。それでも、白米や麺類、お菓子などを食べる
快楽は格別です。断ち切ることは困難です。
 
理由は、糖質には依存性があるからだそうです。著者は「ドラッグ
のようなもの」とさえ言っています。そんな糖質依存状態から解放
される方法がわかります。
 
スイーツは「ご褒美」などと呼ばれます。白米、パン、麺類も、
「主食」と呼ばれます。どちらも、特別視されがちです。糖質で、
あることには変わりなく、取り過ぎれば健康被害を引き起こします。
 
そこで我慢しようとしますが、気合と根性ではうまくいきません。
依存性があるからです。本書は、そんな糖の依存から解放される方
法をステップで教えてくれます。
 
はじめに、糖質に関する誤解を解き、糖質の怖さを教えます。次い
で、糖質依存になるメカニズムや解放されることのメリットを紹介
します。その上で、依存から解放される方法を教えてくれます。
 
依存を前提としているため、脳を変えることに重きを置いています。
たとえば、五感を磨くトレーニングや食べたい気持ちを溶かす方法、
脱糖ジャーナリングなどが紹介しれていきます。
 
読めば糖を欲する気持ちが消え、糖に手を伸ばす習慣がなくなるは
ずです。その結果、我慢の日々から解放されます。それは、一生も
のの財産になると思います。
 
体重が増えている人、体調がよくない人、ダイエットしたい人、お
菓子を食べ過ぎている人など、もっと健康で幸せになりたいと考え
るすべての人におすすめです。
 
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2022
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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