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2025/04/11
絞り込み思考

絞り込み思考


絞り込み思考とは
絞り込み思考とは、無限にある情報の中から、制約というフィルターを通して絞り込んでいき、テーマや問題の答えを最短で効果的に導き出す思考法だ。実践すれば、従来より短時間で答えを出すことができ、問題の全体像がクリアになり、判断ミスがなくなり、コンセプトがブレないままゴールにたどりつけるようになる...

絞り込み思考とは

絞り込み思考とは、無限にある情報の中から、制約というフィルターを通して絞り込んでいき、テーマや問題の答えを最短で効果的に導き出す思考法だ。実践すれば、従来より短時間で答えを出すことができ、問題の全体像がクリアになり、判断ミスがなくなり、コンセプトがブレないままゴールにたどりつけるようになる...




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■今週の選書
■「制約」を使って最短で答えを出す!絞り込み思考
■山岡俊樹
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書サマリー
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
絞り込み思考とは
【1】
絞り込み思考とは、無限にある情報の中から、制約というフィルタ
ーを通して絞り込んでいき、テーマや問題の答えを最短で効果的に
導き出す思考法だ。
実践すれば、従来より短時間で答えを出すことができ、問題の全体
像がクリアになり、判断ミスがなくなり、コンセプトがブレないま
まゴールにたどりつけるようになる。
この方法を学べば、製品開発や企画の立案、アイディア発想、複数
の選択肢から最適解を選択する時など、公私を問わず様々なシーン
で必ず役に立つはずだ。
【2】
絞り込み思考の鍵を握るのが、制約と絞り込みだ。人は意識的か無
意識的かは別として、様々な制約をもとに、日常的に絞り込みを行
っている。
たとえば、自宅、食事、通勤、仕事、遊びなどの選択は、すべて制
約と絞り込みから導き出されている。自宅は職場からの距離、家族
構成、面積、形式、価格などの制約から絞り込んで選んだ結果だ。
仕事を選ぶ際も、自分の能力、適性、やる気などの制約から絞り込
んで選んだはずだ。選択とは、制約と絞り込みから導き出くことな
のだ。
【3】
たとえば、売れる製品の開発を考えるとする。通常は、様々なアイ
ディアを出した上で、それがユーザ思考に合っているか、価格や機
能がクリアできているかを確認する流れとなる。
それができていなければ、再度はじめからやり直すことになる。同
じ作業を繰り返すのだから時間の無駄だ。これを避けるには、アイ
ディアを出す前に制約を明確にしておくことだ。
最初から制約を厳密に決めすぎると、斬新なアイディアを出すこと
が難しくなると思われがちだ。それなら、制約の中に斬新な製品企
画につながる情報を入れておけばいいのだ。
【4】
製品開発をする際など、多くの人が売れ行きに直結する表面的な事
項に目を向けがちだ。たとえば「デザイン思考をすれば斬新な製品
が生まれる」「ユーザ体験を感じさせる製品を作ろう」などだ。
このような手法は、確かに魅力的だが、表面的なミクロ的アプロー
チだ。より良い製品を開発するには、時代の流れや社会の視点など
製品の本質を考えマクロ的アプローチが必要だ。
そのためには、マクロな視点から目的やコンセプトを徹底的に考え
ることが大切だ。これを可能にするのが、目的やコンセプトを制約
として情報を絞り込んでいく絞り込み思考なのだ。
絞り込み思考を用いて情報を絞り込んでいけば、どんなに悩んで
も、最後までぶれることなく、最短で答えを導き出すことが可能
だ。しかも幅広い分野で応用できる。
【5】
世の中の思考法は、様々な人の意見を聞きながら結論を見出す協創
が前提だ。しかし、これらが有効なのは、たとえば街に新たな道路
を作るなど、利害関係者の合意を得る時だけだ。
協創では、斬新なアイデアが生まれにくい。だから、製品開発など
には適さない。テーマに関する高感度人間を集めても最終判断する
のは主催者だ。主催者が目利きでなければ最適な判断はできない。
だからこそ、目的に合った答えを最短で導き出せる絞り込み思考こ
そが有効なのだ。しかも普段の思考がベースになっているため、決
して難しくない。誰もができる思考法だ。
新しい時代は、オリジナルが求められる時代だ。それは会社だけで
なく個人の生き方も同じだ。絞り込み思考を使えば、様々なテーマ
や問題について最適解を
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866677155/tachiyomi-22
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■コメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
思考法の本です。絞り込み思考という新しい考え方を学びます。目
的とコンセプトを明確にした上で、制約に沿って絞り込みながら考
えていくことで、最適解に短時間でたどりつくことができます。
情報過多の時代です。集めるよりも絞り込むことに価値がありま
す。ですが、無限の情報から必要なものだけを厳選するには、判
断基準と方法論が必要です。 
絞り込み思考では、自分がなすべきこと、取り組むべきことを整理
した上で情報を絞り込み、可視化して判定していきます。本書はそ
の方法をわかりやすく教えてくれます。
絞り込み思考では、制約条件で情報をふるいにかけて最適解に最短
にたどり着きます。斬新な発想もできます。本書は、そんな絞り込
み思考の具体的な方法をテーマごとに解説しています。
応用編としては、仕事以外の様々なシーンで思考を活用する方法も
紹介します。たとえば、人間関係の問題をひも解いて見せてくれま
す。応用範囲の広さを感じさせます
読めば、絞り込み思考の基本から応用までがわかります。あらゆる
問題の最適解を得る考え方やアイディアの導き方を身に付けること
ができます。
なお、絞り込み思考の真骨頂は、可視化にあります。複雑な事象を
解きほぐし、一覧に図示します。本書も、多くの図解を用いて解説
されます。ぜひ、本文も確認していただきたいと思います。
仕事で斬新なアイディアを出したい人や問題を解決したい人、効率
的に仕事がしたい人や論理的に話したい人、さらには人間関係の悩
みを解決したいなどの悩みをかかえる人にもおすすめします。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866677155/tachiyomi-22
──────────────────────────────
◎バックナンバー→ http://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com 
◎登録、変更、解除→ http://www.bbook.jp/mag.html  
──────────────────────────────
発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2025
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■今週の選書

■「制約」を使って最短で答えを出す!絞り込み思考

■山岡俊樹

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■■選書サマリー  

■■

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絞り込み思考とは


【1】


絞り込み思考とは、無限にある情報の中から、制約というフィルタ

ーを通して絞り込んでいき、テーマや問題の答えを最短で効果的に

導き出す思考法だ。


実践すれば、従来より短時間で答えを出すことができ、問題の全体

像がクリアになり、判断ミスがなくなり、コンセプトがブレないま

まゴールにたどりつけるようになる。


この方法を学べば、製品開発や企画の立案、アイディア発想、複数

の選択肢から最適解を選択する時など、公私を問わず様々なシーン

で必ず役に立つはずだ。


【2】


絞り込み思考の鍵を握るのが、制約と絞り込みだ。人は意識的か無

意識的かは別として、様々な制約をもとに、日常的に絞り込みを行

っている。


たとえば、自宅、食事、通勤、仕事、遊びなどの選択は、すべて制

約と絞り込みから導き出されている。自宅は職場からの距離、家族

構成、面積、形式、価格などの制約から絞り込んで選んだ結果だ。


仕事を選ぶ際も、自分の能力、適性、やる気などの制約から絞り込

んで選んだはずだ。選択とは、制約と絞り込みから導き出くことな

のだ。


【3】


たとえば、売れる製品の開発を考えるとする。通常は、様々なアイ

ディアを出した上で、それがユーザ思考に合っているか、価格や機

能がクリアできているかを確認する流れとなる。


それができていなければ、再度はじめからやり直すことになる。同

じ作業を繰り返すのだから時間の無駄だ。これを避けるには、アイ

ディアを出す前に制約を明確にしておくことだ。


最初から制約を厳密に決めすぎると、斬新なアイディアを出すこと

が難しくなると思われがちだ。それなら、制約の中に斬新な製品企

画につながる情報を入れておけばいいのだ。


【4】


製品開発をする際など、多くの人が売れ行きに直結する表面的な事

項に目を向けがちだ。たとえば「デザイン思考をすれば斬新な製品

が生まれる」「ユーザ体験を感じさせる製品を作ろう」などだ。


このような手法は、確かに魅力的だが、表面的なミクロ的アプロー

チだ。より良い製品を開発するには、時代の流れや社会の視点など

製品の本質を考えマクロ的アプローチが必要だ。


そのためには、マクロな視点から目的やコンセプトを徹底的に考え

ることが大切だ。これを可能にするのが、目的やコンセプトを制約

として情報を絞り込んでいく絞り込み思考なのだ。


絞り込み思考を用いて情報を絞り込んでいけば、どんなに悩んで

も、最後までぶれることなく、最短で答えを導き出すことが可能

だ。しかも幅広い分野で応用できる。


【5】


世の中の思考法は、様々な人の意見を聞きながら結論を見出す協創

が前提だ。しかし、これらが有効なのは、たとえば街に新たな道路

を作るなど、利害関係者の合意を得る時だけだ。


協創では、斬新なアイデアが生まれにくい。だから、製品開発など

には適さない。テーマに関する高感度人間を集めても最終判断する

のは主催者だ。主催者が目利きでなければ最適な判断はできない。


だからこそ、目的に合った答えを最短で導き出せる絞り込み思考こ

そが有効なのだ。しかも普段の思考がベースになっているため、決

して難しくない。誰もができる思考法だ。


新しい時代は、オリジナルが求められる時代だ。それは会社だけで

なく個人の生き方も同じだ。絞り込み思考を使えば、様々なテーマ

や問題について最適解を


★本書の詳細、お買い求めは、

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866677155/tachiyomi-22


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■■コメント

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思考法の本です。絞り込み思考という新しい考え方を学びます。目

的とコンセプトを明確にした上で、制約に沿って絞り込みながら考

えていくことで、最適解に短時間でたどりつくことができます。


情報過多の時代です。集めるよりも絞り込むことに価値がありま

す。ですが、無限の情報から必要なものだけを厳選するには、判

断基準と方法論が必要です。 


絞り込み思考では、自分がなすべきこと、取り組むべきことを整理

した上で情報を絞り込み、可視化して判定していきます。本書はそ

の方法をわかりやすく教えてくれます。


絞り込み思考では、制約条件で情報をふるいにかけて最適解に最短

にたどり着きます。斬新な発想もできます。本書は、そんな絞り込

み思考の具体的な方法をテーマごとに解説しています。


応用編としては、仕事以外の様々なシーンで思考を活用する方法も

紹介します。たとえば、人間関係の問題をひも解いて見せてくれま

す。応用範囲の広さを感じさせます


読めば、絞り込み思考の基本から応用までがわかります。あらゆる

問題の最適解を得る考え方やアイディアの導き方を身に付けること

ができます。


なお、絞り込み思考の真骨頂は、可視化にあります。複雑な事象を

解きほぐし、一覧に図示します。本書も、多くの図解を用いて解説

されます。ぜひ、本文も確認していただきたいと思います。


仕事で斬新なアイディアを出したい人や問題を解決したい人、効率

的に仕事がしたい人や論理的に話したい人、さらには人間関係の悩

みを解決したいなどの悩みをかかえる人にもおすすめします。


★本書の詳細、お買い求めは、

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866677155/tachiyomi-22


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◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com 

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

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