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2025/05/09
リーダーの心得

リーダーの心得


リーダーに資質はいらない
素晴らしいリーダーも優柔不断な面があるなど、リーダーらしくない面もがあるものだ。だが、完璧でなくていい。自分より優秀な部下がいても気にすべきでない。役割に過ぎないからだ。無口でおとなしい人は、リーダーに向いていないと思っている人は多い。だが、そういうリーダーがミーティングで示した案にチームがまとまるというケースもある...

リーダーに資質はいらない

素晴らしいリーダーも優柔不断な面があるなど、リーダーらしくない面もがあるものだ。だが、完璧でなくていい。自分より優秀な部下がいても気にすべきでない。役割に過ぎないからだ。無口でおとなしい人は、リーダーに向いていないと思っている人は多い。だが、そういうリーダーがミーティングで示した案にチームがまとまるというケースもある...




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■今週の選書
■リーダーの心得
■伊庭正康)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書サマリー
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
リーダーに資質はいらない
【1】
素晴らしいリーダーも優柔不断な面があるなど、リーダーらしくな
い面もがあるものだ。だが、完璧でなくていい。自分より優秀な部
下がいても気にすべきでない。役割に過ぎないからだ。
無口でおとなしい人は、リーダーに向いていないと思っている人は
多い。だが、そういうリーダーがミーティングで示した案にチーム
がまとまるというケースもある。
価値観が多様化し、事業の変化など、過去の経験が活かしにくいの
が今だ。引っ張るタイプより、意見を引き出すタイプのほうがうま
くいくこともある。
それでも、優れたリーダーシップには共通点があるものだ。これを
学んで実践すれば、誰でも優れたリーダーとしての役割をまっとう
することができるはずだ。
【2】
リーダーに抜擢されるほどの人なら、部下に語りたい実績の一つや
二つはあるものだ。だが、部下はリーダーの輝かしい実績にほとん
ど興味がない。過去のことはどうでもいいのだ。
部下の関心は、リーダーのことより、自分の未来だ。具体的には、
リーダーがこれから何に挑戦しようとしているのかを知りたいの
だ。その挑戦に自分を託せるかどうかを判断したいのだ。
部下は淡々と業務をこなすだけでなく、チームの挑戦に貢献したい
と思っている。だから、自分がそのチームで何をしたいのか、答え
を用意しておくべきだ。
その時「部下を成長させたい」というとバカにされる。それは当然
の業務だからだ。実現できなければ許されないことを使命のように
言っているだけだからだ。
部下をどうにかしたいと語る前に、自分が何をしたいか、未来予想
図を語るのだ。部下は成長させるのでなく、巻き込むのだ。そうす
れば、背伸びしながら成長していくものだ。
【3】
最近、人手不足が深刻化し、リーダーに向いていない人が急にリー
ダーに抜擢されるケースが増えている。「自分には資質がないの
に」「元同僚が部下になんて」と不安を抱える人もいる。
確かに人を、まとめた経験がなければプレッシャーを感じかもしれ
ない。処方箋は、リーダーと部下の関係を上下関係ではなく役割と
して捉えることだ。
リーダーとメンバーは、それぞれ異なる役割を果たしているだけな
のだ。これに気づけば、リーダーというポジションに対する見方が
変わり、役割を果たすことへのハードルが下がるはずだ。
【4】
リーダーの役割を果たすには、コミュニケーションを怠らないこと
だ。そのためには、コミュニケーションを量と質の両面から充実さ
せることだ。
まず、量については、日常の雑談や情報共有を促すことだ。特に個
人的な情報の共有だ。メンバー一人一人が、どんな状況か、何に取
り組んでいるか、どんな問題や課題を抱えているかを把握する。
そのためには、定期的にミーティングを設け、うまくいったこと、
気になることを共有する機会を持つことだ。リーダーに話しやすい
雰囲気が生まれ、問題を早期に察知し対処できるようになる。
質も大事だ。メンバーの思いをしっかり聞くことだ。特に個別の面
談が重要だ。人は、周囲の前では本心を隠してしまう傾向があるか
らだ。1対1の会話だから素直に話せることもあるものだ。
最後に、方針を崩さないことだ。どんなに小さなチームでも、リー
ダーが目標やビジョンなど方針をしっかり示すことでメンバーは進
むべき方向がわかる。これがブレると信頼を失う。
「リーダー=特別な人」という思い込みは捨て、チームが力を発揮
できる環境を整え、コミュニケーションを大事にすることだ。これ
が、リーダーシップを支えるのだ。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756923852/tachiyomi-22
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■コメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
リーダーの本です。リーダーとしてうまくやるためのコツやメソッド
が書いてあります。特別な才能など不要です。実践すれば、誰でもチ
ームがまとまり、成果が出る方法です。
だから「自分はリーダーに向いていない」という人でも役立ちます。
資質は関係ないからです。ひっぱる力やカリスマ性を身につけるより、
等身大ままリーダーとして成長できる方法です。
著者自身、リーダーに不向きと思いながら、試行錯誤の末にコツを
つかんで成果を出し、今ではリーダーシップの人気講師です。本書
では、そこで語られるセオリーを紹介してくれます。
もともと本書は数年前のベストセラーで、今も読まれるロングセラ
ーです。それを時代に合わせてリニューアルしてあります。長く読
まれているのは普遍の原理原則が書かれているからです。
読めば、部下とのコミュニケーションや、チームで成果を出す仕組
みづくり、仕事の任せ方など、リーダーの役割をシンプルに捉える
ための本質的な方法がわかります。
さらには、チームの無駄をなくす方法や部下のやる気を引き出す目
標設定、目標達成の仕組みの作り、リスクの予防法や部下育成の極
意まで解説します。
著者の経験上、事例には営業リーダーの例が大半ですが、リーダー
に共通するセオリーは同じです。だからこそ職種は問わず、自分の
職種に当てはめることができます。
リーダーとして何をすればいいのか分からず悩んでいる人、「自信
がない」「部下が動いてくれない」「成果が出せずに焦っている」
など、悩めるすべてのリーダーとその予備軍におすすめします。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756923852/tachiyomi-22
──────────────────────────────
◎バックナンバー→ http://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com 
◎登録、変更、解除→ http://www.bbook.jp/mag.html  
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2025
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■リーダーの心得

■伊庭正康)

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リーダーに資質はいらない


【1】



素晴らしいリーダーも優柔不断な面があるなど、リーダーらしくな

い面もがあるものだ。だが、完璧でなくていい。自分より優秀な部

下がいても気にすべきでない。役割に過ぎないからだ。


無口でおとなしい人は、リーダーに向いていないと思っている人は

多い。だが、そういうリーダーがミーティングで示した案にチーム

がまとまるというケースもある。


価値観が多様化し、事業の変化など、過去の経験が活かしにくいの

が今だ。引っ張るタイプより、意見を引き出すタイプのほうがうま

くいくこともある。


それでも、優れたリーダーシップには共通点があるものだ。これを

学んで実践すれば、誰でも優れたリーダーとしての役割をまっとう

することができるはずだ。


【2】


リーダーに抜擢されるほどの人なら、部下に語りたい実績の一つや

二つはあるものだ。だが、部下はリーダーの輝かしい実績にほとん

ど興味がない。過去のことはどうでもいいのだ。


部下の関心は、リーダーのことより、自分の未来だ。具体的には、

リーダーがこれから何に挑戦しようとしているのかを知りたいの

だ。その挑戦に自分を託せるかどうかを判断したいのだ。


部下は淡々と業務をこなすだけでなく、チームの挑戦に貢献したい

と思っている。だから、自分がそのチームで何をしたいのか、答え

を用意しておくべきだ。


その時「部下を成長させたい」というとバカにされる。それは当然

の業務だからだ。実現できなければ許されないことを使命のように

言っているだけだからだ。


部下をどうにかしたいと語る前に、自分が何をしたいか、未来予想

図を語るのだ。部下は成長させるのでなく、巻き込むのだ。そうす

れば、背伸びしながら成長していくものだ。


【3】


最近、人手不足が深刻化し、リーダーに向いていない人が急にリー

ダーに抜擢されるケースが増えている。「自分には資質がないの

に」「元同僚が部下になんて」と不安を抱える人もいる。


確かに人を、まとめた経験がなければプレッシャーを感じかもしれ

ない。処方箋は、リーダーと部下の関係を上下関係ではなく役割と

して捉えることだ。


リーダーとメンバーは、それぞれ異なる役割を果たしているだけな

のだ。これに気づけば、リーダーというポジションに対する見方が

変わり、役割を果たすことへのハードルが下がるはずだ。


【4】


リーダーの役割を果たすには、コミュニケーションを怠らないこと

だ。そのためには、コミュニケーションを量と質の両面から充実さ

せることだ。


まず、量については、日常の雑談や情報共有を促すことだ。特に個

人的な情報の共有だ。メンバー一人一人が、どんな状況か、何に取

り組んでいるか、どんな問題や課題を抱えているかを把握する。


そのためには、定期的にミーティングを設け、うまくいったこと、

気になることを共有する機会を持つことだ。リーダーに話しやすい

雰囲気が生まれ、問題を早期に察知し対処できるようになる。


質も大事だ。メンバーの思いをしっかり聞くことだ。特に個別の面

談が重要だ。人は、周囲の前では本心を隠してしまう傾向があるか

らだ。1対1の会話だから素直に話せることもあるものだ。


最後に、方針を崩さないことだ。どんなに小さなチームでも、リー

ダーが目標やビジョンなど方針をしっかり示すことでメンバーは進

むべき方向がわかる。これがブレると信頼を失う。


「リーダー=特別な人」という思い込みは捨て、チームが力を発揮

できる環境を整え、コミュニケーションを大事にすることだ。これ

が、リーダーシップを支えるのだ。


★本書の詳細、お買い求めは、

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756923852/tachiyomi-22


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リーダーの本です。リーダーとしてうまくやるためのコツやメソッド

が書いてあります。特別な才能など不要です。実践すれば、誰でもチ

ームがまとまり、成果が出る方法です。


だから「自分はリーダーに向いていない」という人でも役立ちます。

資質は関係ないからです。ひっぱる力やカリスマ性を身につけるより、

等身大ままリーダーとして成長できる方法です。


著者自身、リーダーに不向きと思いながら、試行錯誤の末にコツを

つかんで成果を出し、今ではリーダーシップの人気講師です。本書

では、そこで語られるセオリーを紹介してくれます。


もともと本書は数年前のベストセラーで、今も読まれるロングセラ

ーです。それを時代に合わせてリニューアルしてあります。長く読

まれているのは普遍の原理原則が書かれているからです。


読めば、部下とのコミュニケーションや、チームで成果を出す仕組

みづくり、仕事の任せ方など、リーダーの役割をシンプルに捉える

ための本質的な方法がわかります。


さらには、チームの無駄をなくす方法や部下のやる気を引き出す目

標設定、目標達成の仕組みの作り、リスクの予防法や部下育成の極

意まで解説します。


著者の経験上、事例には営業リーダーの例が大半ですが、リーダー

に共通するセオリーは同じです。だからこそ職種は問わず、自分の

職種に当てはめることができます。


リーダーとして何をすればいいのか分からず悩んでいる人、「自信

がない」「部下が動いてくれない」「成果が出せずに焦っている」

など、悩めるすべてのリーダーとその予備軍におすすめします。


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https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756923852/tachiyomi-22


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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

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