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2025/05/16
いい質問が部下を動かす

いい質問が部下を動かす


良い質問が部下を動かす
質問力を磨くべきだ。良い質問のやり方を身につければ、効率よく確実にリーダーに成長できるからだ。これがリーダーシップを高め、チームのパフォーマンス向上にもつながる。部下も色々な考えを持っているものだ。だが、発言する機会を与えられなかったり、勇気がなかったり、意欲が失われていたりして表に出せずにいるだけだ...

良い質問が部下を動かす

質問力を磨くべきだ。良い質問のやり方を身につければ、効率よく確実にリーダーに成長できるからだ。これがリーダーシップを高め、チームのパフォーマンス向上にもつながる。部下も色々な考えを持っているものだ。だが、発言する機会を与えられなかったり、勇気がなかったり、意欲が失われていたりして表に出せずにいるだけだ...




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■今週の選書
■いい質問が部下を動かす
■林 英利
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書サマリー
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
良い質問が部下を動かす
【1】
質問力を磨くべきだ。良い質問のやり方を身につければ、効率よく
確実にリーダーに成長できるからだ。これがリーダーシップを高
め、チームのパフォーマンス向上にもつながる。
部下も色々な考えを持っているものだ。だが、発言する機会を与え
られなかったり、勇気がなかったり、意欲が失われていたりして表
に出せずにいるだけだ。
「あなたはどうしたいの?」と聞いてみるだけで、部下の内面にあ
る考えや意欲を引き出せることもある。それをきっかけに部下が意
外と考えていることを知り、任せる姿勢に変わることもある。
良い質問で部下の考えを引き出すことができれば、必ず部下は変わ
るはずだ。部下が気づきを得て、自分から行動を起こすこともあ
る。ただ上司の指示に従うだけとは大違いだ。
【2】
リーダーの多くが悩んでいる。どうすれば部下の成長に貢献できる
かいつも考えている。部下が自分から動いてくれないばかりに、上
司としての仕事に集中できていないということもある。
解決の鍵となるのが、部下に対する良い質問だ。良い質問さえでき
れば、部下は自ら答えを出し、動き出し、どんどん成長していくも
のだ。
部下の新しい一面を知り、関係性を深めるきっかけになることもあ
る。質問には、人と人との関係を改善する効果もあるのだ。そんな
魔法のような効果を発揮する質問スキルを身につけない手はない。
【3】
ある調査では、8割の中間管理職がZ世代への指導方法に悩んで
いるそうだ。彼らは多様性を重視し、個人としての価値を認められ
ることを強く求める世代だ。
だから、一方的に指示をするのではダメだ。彼らが納得する指導を
しなければならない。そのためには「なぜ、それをやる必要がある
のか」背景を共有する必要がある。
また、Z世代は自己成長を重視する。だから、上司は具体的なフィ
ードバックを行うなど、成長をサポートする姿勢が求められる。も
ちろん、これはどの世代の部下に対しても効果的だ。
【4】
部下が自分で考えて動けないのは、たとえば組織の目標を理解して
いないからかもしれない。目標がわからなければ、手段もプロセス
もわからない。そもそも、動きたいとも思えない。
カーナビは、目的地を設定しなければ始まらない。人も「とにかく
やれ」でなく「どこに向かうのか」が必要だ。さらに「何のため
に」「本当にやるべきか」が見えなければ、やる気はでない。
だから、上司は会社の方針や目標を部下と共有するべきだ。その上
で「君は何をしたいのか」「どんな貢献がしたいのか」について、
本人の自発性を引き出す。これがモチベーションにつながるのだ。
【5】
ただし、いくら質問のスキルを身につけても、それが部下にとって
良い質問となるとは限らない。自分がどんな上司かによって大きく
左右されるからだ。
信頼関係がなければ質問にも素直に答えてくれない。優秀な部下
も、上司との関係が悪ければモチベーションはあがらない。同じア
ドバイスでも、受けた時に抱く感情は上司との関係性次第だ。
質問のスキルを身につける時も、ただ耳障りのいい、かっこいい質
問のワードを覚えるだけではダメだ。それ以前に、部下との間に確
固たる信頼関係性を築いておくべきだ。
それができないうちは、どんなスキルも機能しない。かといって、
ただ穏やかで思いやりのある上司を演じればいいとは限らない。
言葉に耳を傾けてもらうには、令和型リーダーシップが必要だ。
いわゆる支援型「サーバントリーダーシップ」だ。部下を前面に出
し、彼らを後押しすべく行動する。積極的に部下と関わり、部下に
奉仕しながら、進むべき方向性を指し示すことが求められるのだ。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837940285/tachiyomi-22
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■コメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
上司と部下のコミュニケーションです。特に、上司がいい質問をす
ることで、部下を動かし、育てます。それを可能にする質問の方法
や質問力の鍛え方がわかります。
質問は、強力です。部下ができたら、真っ先に質問力を磨くことで
す。いい質問ができれば、効率よく確実に部下を育成することがで
きます。自分も上司として成長できます。
ただし、我流は危険です。たとえば「なぜ?」は禁句です。また、
誘導尋問もNGです。シンプルで究極のいい質問の技術を、多くの
ビジネスリーダーを変革してきた著者が指南します。
人は「とにかくやれ」では動きません。特にZ世代は、その傾向が
顕著です。かわりに正しく質問することで、自分で考え、自分から
動きます。それを可能にするのが質問の力です。
そんな質問をスキルとして体系化したのがコーチングです。傾聴や
質問などを用いながら、相手の気づきや納得感を引き出し、自発的
行動や成長を促します。
本書は、そんなコーチングのスキルを用いて、上司が部下に納得感
を持たせ、自ら行動したり、成長したりするように促す方法を解説
してくれます。
まず、質問が求められる背景やメカニズムを紹介し、部下の悩みや
課題ごとに質問を紹介、さらには会議やミーティング、1on1な
ど、シーン別の活用法まで紹介します。
自ら答えを出せる部下、動き出せる部下、どんどん成長していく部
下を育てたいと考える方、そうすることで、もっと自分の仕事に専
念できると考える方など、すべての悩める上司におすすめします。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837940285/tachiyomi-22
──────────────────────────────
◎バックナンバー→ http://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com 
◎登録、変更、解除→ http://www.bbook.jp/mag.html  
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2025
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■今週の選書

■いい質問が部下を動かす

■林 英利

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■■選書サマリー  

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良い質問が部下を動かす


【1】


質問力を磨くべきだ。良い質問のやり方を身につければ、効率よく

確実にリーダーに成長できるからだ。これがリーダーシップを高

め、チームのパフォーマンス向上にもつながる。


部下も色々な考えを持っているものだ。だが、発言する機会を与え

られなかったり、勇気がなかったり、意欲が失われていたりして表

に出せずにいるだけだ。


「あなたはどうしたいの?」と聞いてみるだけで、部下の内面にあ

る考えや意欲を引き出せることもある。それをきっかけに部下が意

外と考えていることを知り、任せる姿勢に変わることもある。


良い質問で部下の考えを引き出すことができれば、必ず部下は変わ

るはずだ。部下が気づきを得て、自分から行動を起こすこともあ

る。ただ上司の指示に従うだけとは大違いだ。


【2】


リーダーの多くが悩んでいる。どうすれば部下の成長に貢献できる

かいつも考えている。部下が自分から動いてくれないばかりに、上

司としての仕事に集中できていないということもある。


解決の鍵となるのが、部下に対する良い質問だ。良い質問さえでき

れば、部下は自ら答えを出し、動き出し、どんどん成長していくも

のだ。


部下の新しい一面を知り、関係性を深めるきっかけになることもあ

る。質問には、人と人との関係を改善する効果もあるのだ。そんな

魔法のような効果を発揮する質問スキルを身につけない手はない。


【3】


ある調査では、8割の中間管理職がZ世代への指導方法に悩んで

いるそうだ。彼らは多様性を重視し、個人としての価値を認められ

ることを強く求める世代だ。


だから、一方的に指示をするのではダメだ。彼らが納得する指導を

しなければならない。そのためには「なぜ、それをやる必要がある

のか」背景を共有する必要がある。


また、Z世代は自己成長を重視する。だから、上司は具体的なフィ

ードバックを行うなど、成長をサポートする姿勢が求められる。も

ちろん、これはどの世代の部下に対しても効果的だ。


【4】


部下が自分で考えて動けないのは、たとえば組織の目標を理解して

いないからかもしれない。目標がわからなければ、手段もプロセス

もわからない。そもそも、動きたいとも思えない。


カーナビは、目的地を設定しなければ始まらない。人も「とにかく

やれ」でなく「どこに向かうのか」が必要だ。さらに「何のため

に」「本当にやるべきか」が見えなければ、やる気はでない。


だから、上司は会社の方針や目標を部下と共有するべきだ。その上

で「君は何をしたいのか」「どんな貢献がしたいのか」について、

本人の自発性を引き出す。これがモチベーションにつながるのだ。


【5】


ただし、いくら質問のスキルを身につけても、それが部下にとって

良い質問となるとは限らない。自分がどんな上司かによって大きく

左右されるからだ。


信頼関係がなければ質問にも素直に答えてくれない。優秀な部下

も、上司との関係が悪ければモチベーションはあがらない。同じア

ドバイスでも、受けた時に抱く感情は上司との関係性次第だ。


質問のスキルを身につける時も、ただ耳障りのいい、かっこいい質

問のワードを覚えるだけではダメだ。それ以前に、部下との間に確

固たる信頼関係性を築いておくべきだ。


それができないうちは、どんなスキルも機能しない。かといって、

ただ穏やかで思いやりのある上司を演じればいいとは限らない。

言葉に耳を傾けてもらうには、令和型リーダーシップが必要だ。


いわゆる支援型「サーバントリーダーシップ」だ。部下を前面に出

し、彼らを後押しすべく行動する。積極的に部下と関わり、部下に

奉仕しながら、進むべき方向性を指し示すことが求められるのだ。


★本書の詳細、お買い求めは、

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837940285/tachiyomi-22


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■■コメント

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上司と部下のコミュニケーションです。特に、上司がいい質問をす

ることで、部下を動かし、育てます。それを可能にする質問の方法

や質問力の鍛え方がわかります。


質問は、強力です。部下ができたら、真っ先に質問力を磨くことで

す。いい質問ができれば、効率よく確実に部下を育成することがで

きます。自分も上司として成長できます。


ただし、我流は危険です。たとえば「なぜ?」は禁句です。また、

誘導尋問もNGです。シンプルで究極のいい質問の技術を、多くの

ビジネスリーダーを変革してきた著者が指南します。


人は「とにかくやれ」では動きません。特にZ世代は、その傾向が

顕著です。かわりに正しく質問することで、自分で考え、自分から

動きます。それを可能にするのが質問の力です。


そんな質問をスキルとして体系化したのがコーチングです。傾聴や

質問などを用いながら、相手の気づきや納得感を引き出し、自発的

行動や成長を促します。


本書は、そんなコーチングのスキルを用いて、上司が部下に納得感

を持たせ、自ら行動したり、成長したりするように促す方法を解説

してくれます。


まず、質問が求められる背景やメカニズムを紹介し、部下の悩みや

課題ごとに質問を紹介、さらには会議やミーティング、1on1な

ど、シーン別の活用法まで紹介します。


自ら答えを出せる部下、動き出せる部下、どんどん成長していく部

下を育てたいと考える方、そうすることで、もっと自分の仕事に専

念できると考える方など、すべての悩める上司におすすめします。


★本書の詳細、お買い求めは、

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837940285/tachiyomi-22


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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2025

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

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