vol.60 2008年8月13日
テーマ :耽読日記 読書術

社内報などの読書欄を担当する

雑誌の書評欄への連載を売り込むことをお薦めしましたが、実績もない人が、いきなり誰もが知っているような、大手の雑誌社に売り込んでも、断られる可能性が高いと思います。

そこで、まずは発行部数の少ない業界紙や専門誌、企業が発刊している会報誌などにあたってみることをお薦めします。世の中には、一般に知られている以上に、様々な刊行物があるものです。

書店の店頭に並んでいるものだけでも、業界紙などを含めると、相当の種類の雑誌があります。日ごろ興味がないので、気が付かないだけです。

他に、地方の自治体や、商工会、商工会議所などに代表される公的な機関が出している雑誌、さらに企業がお得意様向けにサービスで出している会報誌もあります。

これらの組織は、本部組織だけでなく、全国に支部があり、地方ごとに媒体を発刊している場合があります。そして、それら刊行物のほとんどに、決まって書評欄があります。

書評なら、その気になればいくらでも書かせてもらえるチャンスがあるはずです。私も、かつてはこうした書籍の書評欄を、自分から売り込んだり、相手から頼まりたりして、よく書いていました。

それでも難しいと考えるなら、自分の会社の社内報や、自社が発刊しているお得意様向けの会報誌などの書評欄を担当するところから始めてみてはいかがでしょうか?

原稿料はもらえなくても、継続的に書くことで文章の練習になります。誰かに読まれていることを意識することで、客観性のある文章が書けるようになります。

さらに、それが人脈を広げるきっかけになるかも知れません。場合によっては、他の媒体を紹介してくれたり、新しい原稿の依頼をもらったりすることもあるかも知れません。

どんなことでも情報発信をすることで、自分の所在を知らしめることになります。やがて、読んだ人から連絡をもらうなどして、ご縁につながることがあるかも知れません。

何事も行動すること、自分から世の中に向けて発言し、世の中に働きかけて動くことです。それが、人脈を作る上、もっとも確実で、最も有効な手段なのです。


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