vol.64 2008年9月12日
テーマ :耽読日記 読書術

勉強会、読書会を主催する

本の活用法の最後に、絶対にお薦めしたい方法があります。それが勉強会です。

勉強会とは、同じテーマに関心のある人たちが、特定のテーマを決めて定期的に集まり、互いに情報や意見を交換し合ったり、持ち回りで講師を務めたりする活動のことです。

これは、読書でインプットした情報を、人前でアウトプットする極めて学習効果の高い手段です。

大学受験の世界でも、資格試験の世界でも、成績の良い人たちは、ただ、知識を吸収するだけでなく、勉強会を日常生活に組み込み、習慣にしています。そうすることで、アウトプットを行っているのです。

勉強会を効果的に使っているのが、政治家です。彼らは超多忙でありながら、新しい法案や政策について勉強しなければなりません。そのために、議員連盟や政策研究会などの勉強会に連日のように参加しています。

本書の読者には、読書会をお薦めします。読書会とは、あらかじめ課題図書を決めておき、参加者全員が読んで集まり、学びや感想を交換し合う勉強会です。

人に感想や意見を伝える機会を定期的に持てば、読書や自分の意見をまとめるモチベーションにもなります。

何回か続けるうちに習慣にできます。自分の意志の弱さを補うために、人の力を借りることになるのです。

ビジネス書なら、多くの人が読んでいるので、関心を集めやすく、メンバーの募集が楽です。

大した準備がいりませんので、参加のハードルも低いです。また、運営が簡単なので、主催者の負担が少なく、継続しやすいのがメリットです。

実は、コンサルタントの世界では、読書会は結構、一般的な活動です。クライアントの経営者を集める口実にしたり、クライアント先の従業員教育の一環でやったりします。


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