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2017/10/27
仕事の「生産性」はドイツ人に学べ

仕事の「生産性」はドイツ人に学べ

ドイツ人に学ぶ仕事の「生産性」

ドイツはある意味、日本に"近い"国だ。国土面積は、ほぼ同じだし、GDPでも、日本が世界3位、ドイツが4位だ。このように、ランキングが隣同士ということが多いのだ。また、どちらの国も第2次世界大戦後、敗戦国として焼け野原からスタートし、必死に経済復興をした。それ以降は、常に自国通貨が強く、経済を質的に向上させねばならなかったところも同じだ...


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■今週の選書
■仕事の「生産性」はドイツ人に学べ
■隅田貫
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ドイツ人に学ぶ仕事の「生産性」

【1】

ドイツはある意味、日本に"近い"国だ。国土面積は、ほぼ同じだ
し、GDPでも、日本が世界3位、ドイツが4位だ。このように、
ランキングが隣同士ということが多いのだ。

また、どちらの国も第2次世界大戦後、敗戦国として焼け野原から
スタートし、必死に経済復興をした。それ以降は、常に自国通貨が
強く、経済を質的に向上させねばならなかったところも同じだ。

だが「違い」もある。労働生産性だ。OECDの調べでは、ドイツ
は、時間当たり65.5ドル、日本は42.1ドルだ。つまり、単純に比
較すれば、ドイツは日本の1.5倍以上の生産性があると言える。

【2】

ドイツ人の働き方で象徴的な例は「休暇は年に5~6週間分取る」
「日々の残業は限定的」「仕事が終わるとすぐ帰宅し、夕飯を家族
で囲む」点だ。余裕のある働き方をしつつ、成果をあげているのだ。

理由の一つに、国が産業の国際競争力を戦略的に育てていることが
挙げられる。それ以上に、国民1人ひとりに、日本と比べて、はる
かに「柔軟性」があるのだ。

彼らは、いつも100点を目指すのでなく、場合によっては70点でも
良いと考えている。そのメリハリが効率化につながっている。これ
が、ドイツが日本に比べて投入労働時間が少ない理由と言える。

日本では、政府が「働き方改革」を経済対策の一つとして掲げ、に
わかに働き方を見直す議論が起きている。だが、トップダウン式で
なく、ボトムアップ式で個人が実践できることのほうが重要だ。

日本人が、ドイツの働き方を参考にするなら、もっとも注目すべき
は、個人個人が持っている意識の部分だ。そのヒントを、ドイツの
働き方・会社のリアルの中から見つけるべきだ。

【3】

自分の意識を変えずに、働き方や生き方は変わらない。産休後に職
場に復帰する際、会社と16時に帰ると合意していても、周囲に気兼
ねしていればうまくいかない。原因は「同調圧力」だ。

ドイツでは、早く帰る人がいても、在宅勤務の人がいても「ずるい」
とならない。会社に必要な人材なら、どんな働き方でも構わない。
優秀ならどんな働き方をしていようがリーダーになれる。

日本でも、今後ますます女性の社会進出が増えていくはずだ。外国
人の雇用も増えてグローバル化していく。多様な働き方を受け入れ
る下地はできつつある。

それに備えて、会社が働き方の多様性を認める仕組みを作り始めて
いる。同時に、働く人の意識も変わるべきだ。これができて、初め
て多様な働き方が実現できるのだ。

【4】

ドイツ人が多様な働き方を受け入れているのは「人は人、自分は自
分」という意識が強いからだ。それは「自分の人生を生きている」
ということだ。

自分の人生を第一に考えているから、働くことに対しても客観視が
できている。問答無用で仕事を優先させるのでなく「その仕事を本
当に自分がするべきか」と考えてから決断するのだ。

しかし、会社の仕組みや風土を変えることは容易ではない。周囲の
評価も簡単には変えられない。変化を望んでいたとしても、いつ変
わるかはわからない。

さらに「同調圧力」に屈したくないと考えていても、周りにある程
度合わせないと社会人としてやっていけない。それでも心まで他人
に支配されるべきではない。

たとえば、自分だけでも時短勤務の人をフォローしてあげるとか、
理解してあげるというだけでも大きな変化と言える。残業も5回に
1回は断るなどして、自分の時間を優先する方法もある。

そんな小さな変化からライフ・ワーク・バランスを実現することが
できるのだ。このように自分を進化させていくことができれば、人
生は魅力的になるはずだ。


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■■選書コメント
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生産性を向上させるヒントです。コツは、上からの方針でなく、個
人の取り組みにあります。その方法をドイツ人の働き方から学ぶと
いうユニークな試みの本です。

ドイツの生産性は、日本の1.5倍と言われています。色々と似てい
る点の多い日本とドイツですが、この違いはどこから来るのでしょ
うか?

逆に言えば、似ているからこそ、違いに答えが眠っているのです。
そんな発想のもと、ドイツのビジネス業界に20年以上、身を置いた
著者が、ドイツ人の仕事のリアルに迫ります。

著者は、日本人とドイツ人の働き方の違いには「仕事の位置づけ」
「自立・独立の意識」「優先順位をつけ方」「コミュニケーション」
などが背景にあると分析します。これを変えることが必要です。

ただ、いきなりは難しいでしょうし、一人ではできないこともあり
そうです。そこで、本書では、個人が気軽に始められることに特化
して紹介しています。

具体的には「残業しないと決める」「決定はすぐ、作業は明日」「会
議は目的を明確に」「休暇予定の見える化」「報・連・相は限定的」
「超・簡潔なメール文」などです。

日本の常識からすると、意外なものもあるかもしれません。でも、
その常識こそが、世界の非常識であり、低い生産性の根源かもしれ
ません。それを変える所から始めるべきと言えそうです。

会社で働きながら、仕事量のわりに成果が上がっていない、無駄な
仕事が多すぎる、いくら働いても楽にならないなど、悩んでいる人
にお奨めしたい本です。

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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