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2020/09/18
個人力

個人力

自らの「本質」を知る
 
これから求められる資質は「個人力」だ。先の見えない時代に社会の荒波を生き抜き、楽しく、満足できる人生を送るには、強い「個」の力が不可欠なのだ。「個人力」を手にするには勇気が必要だ。世間や会社や学歴など、所属する場所や特定の場合にしか通用しないものさしに縛られず、飛び出していく必要があるからだ...


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■個人力
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自らの「本質」を知る
 
【1】
 
これから求められる資質は「個人力」だ。先の見えない時代に社会
の荒波を生き抜き、楽しく、満足できる人生を送るには、強い「個」
の力が不可欠なのだ。
 
「個人力」を手にするには勇気が必要だ。世間や会社や学歴など、
所属する場所や特定の場合にしか通用しないものさしに縛られず、
飛び出していく必要があるからだ。
 
ただし「個人力」は誰もが既に持っている。内面にある個の力を存
分に解放すれば、今より充実した人生が送れる。強い「個人力」を
持てば人生が楽しく豊かになり、気持ちいい生き方ができる。
 
「個人力」は、ありたい自分のまま人生を楽しむ力だ。ひとりで生
きる力ではない。多様な人たちと助け合い、楽しく生きる力だ。そ
れを身につける過程は「ありたい自分」を確立する過程そのものだ。
 
【2】
 
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界は同時にリセットされ
た。その結果、時代は大きく変わりつつある。終息しても従来の働
き方が元通りになることはない。また、そうすべきでもない。
 
時代は元には戻らないのに、以前と変わらず、他人が決めたやり方
に従う働き方を選ぶべきではないからだ。自分で新しい働き方や生
き方を模索していくべきだ。これは自分で選択できることだ。
 
そこで問われるのは「個」として何ができるのか、そして何を選ぶ
かだ。今後、会社は個人を守れない。そんな組織に寄りかかって生
きている人は会社という枠がなければ自分の価値を測れない状態だ。
 
「個」として生きるということは、信念を持って生きる姿勢だ。今、
自分に付随する学歴や会社名や肩書きなどをすべて取り払った先に
残る本当の自分だ。
 
それは「Being」すなわち「ありたい自分」のことだ。誰かから与え
られたものではない。自分の中から強く湧き出てくるものだ。すべ
ての人が、今こそ「個」に立ち戻るべきなのだ。
 
【3】
 
これからの時代は、「Being」(ありたい自分)の強度がポイントだ。
「Being」は、困難にぶつかったり、決断を迫られたりした時、究極
の基準になるものだ。
 
自分の「ありたい姿」を言葉にすることで、立ち戻って考えること
ができる。その言葉があれば迷いがなくなる。それこそ、自分の憧
れに対する思いの強さや、やりたいことへの情熱だ。
 
自分の内面から湧き出る感情に、もっと正直になるべきだ。誰に遠
慮する必要もない。とりあえず自分の頭の中だけでも、自分の好き
勝手にすればいいのだ。
 
【4】
 
金脈は自分の中にある。「個」を研ぎ澄ますことは、自分と真剣に
向き合う中で、自ずと見出せるはずだ。悪い表現だが「自分中心」
に考えればいい。もっと「自己中」でいいのだ。
 
自分は自分の外にいるのではない。既にここにある。そのことに気
づくべきだ。他者や周りの世界に対して「Being」(ありたい自分)
の答えを求める姿勢では、大きく道を誤ることになる。
 
一方「Being」を多くの人に伝える手段や道具を、外に求めるのはあ
りだ。自分という金脈が、自分の中に埋もれていることは明らかだ。
必要なのは「掘り出す道具」だ。
 
金脈そのものでなく、それを掘り出す道具を探しに行くことはどん
どんやってみるべきだ。自分の金脈は、どこかで掘り当てるもので
はない。自分の中に必ずあるものだ。闇雲に掘らなくていい。
 
必要なのは、それを掘り出す勇気だ。掘る道具を調達するとは、他
人の言葉やアイデアを借りることかも知れないし、行動して確証を
得ることかも知れない。
 
大事なことは「自分」という金脈を掘り出すためにやっていること
を自覚することだ。他人から与えられたものに本物の金は混じって
いない。掘り出す作業は、あくまでも自分でやるべきなのだ。
 
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■■選書コメント
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新しい生き方・働き方を提言します。ニューノーマルに対応する自由
な仕事術です。それを実行するには「個」を研ぎ澄まし、自分の本質
を見つめることだと著者は言います。
 
堅苦しく考える必要はありません。誰もが内面に秘めているものを探
り当てればいいのです。「ありたい自分」が未来を創るのです。それが
活躍の鍵になるのですから、むしろワクワクするはずです。
 
とは言え、自分の本質を探り当てることは簡単ではありません。特
に私たち大人は、それを封印して生きています。本書は、その封印
を解き、実際に行動する方法を教えてくれます。
 
仕事人生にも、色々なことがあるものです。私もバブル崩壊、リー
マンショック、東日本大震災などを経験してきました。ただ、コロ
ナは別格です。世界に同時にインパクトを与えたからです。
 
国家も企業も大打撃を受けています。私たちの働き方も当然大きく
姿を変えていきます。たとえば、あれほど進まなかったリモートワ
ークは瞬時に普及しました。
 
そこでは、これまで以上に個の力量が問われます。大事なことは、
「自分はどうありたいか」を知り、それを軸に行動することだと著
者は言います。そんな風に新しい時代の「働く力」を描き出します。
 
withコロナを考える本は、店頭に並び始めています。ただ、多くが
マクロ視点です。その点、本書はコロナ以降、個人がどう振る舞う
べきかを教えてくれる点で斬新です。
 
将来に不安を感じる人も、これを奇貨として飛躍したい人も、新時
代の生き方・働き方を模索しているすべてのビジネスパーソンが、
今読むべき本だと思います。
 
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『まぐまぐ大賞2019』(ビジネス部門)第3位選ばれました
 
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2020
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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