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2025/06/06
信頼されるリーダーになるための37の「やめる」

信頼されるリーダーになるための37の「やめる」


部下が安心して働くための「やめる」
「どうすれば、自分の話が部下に伝わるか?」「部下が自発的に動くようになるには何をすればいいのか?」など、リーダーは伝え方で悩んでいる。リーダーとして信頼され、職務人生を切り開いていけるかどうかは、部下が安心して話をできるかどうかで決まる。部下の話を聞き、一緒に取り組めるリーダーこそが信頼されるのだ...

部下が安心して働くための「やめる」

「どうすれば、自分の話が部下に伝わるか?」「部下が自発的に動くようになるには何をすればいいのか?」など、リーダーは伝え方で悩んでいる。リーダーとして信頼され、職務人生を切り開いていけるかどうかは、部下が安心して話をできるかどうかで決まる。部下の話を聞き、一緒に取り組めるリーダーこそが信頼されるのだ...




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■今週の選書
■頼されるリーダーになるための37の「やめる」
■荻阪哲雄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書サマリー
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
部下が安心して働くための「やめる」
【1】
「どうすれば、自分の話が部下に伝わるか?」「部下が自発的に動
くようになるには何をすればいいのか?」など、リーダーは伝え方
で悩んでいる。
リーダーとして信頼され、職務人生を切り開いていけるかどうか
は、部下が安心して話をできるかどうかで決まる。部下の話を聞
き、一緒に取り組めるリーダーこそが信頼されるのだ。
リーダーの仕事は、部下の成長を促し、人と組織をつないで、職場
の文化をより良い方向に変えていくことだ。そうして組織に貢献
し、メンバーの潜在能力を開花させ、実践の質を高めることだ。
そのためには、やめるべきことをやめることだ。やる前にやめるこ
とを決めるのだ。マネジメントでやめることを決めれば、優先順位
が示される。部下はやることに集中できるようになる。
【2】
信頼されるリーダーは、目的があいまいな会議を真っ先にやめる。
いつも「何のための会議か」をチーム全体に問い、主旨や議論が曖
昧な会議はすべてやめていく。
こうしたやめる戦略を進めることで、部下が前向きな仕事に集中で
きる時間を生み出していく。前向きな時間を1分でも1秒でも増や
すことができれば、部下は安心感を持つはずだ。
会議の目的を定めると、主旨にあう最適な時間、適切なメンバー、
必要な資料が明確になる。にもかかわらず、目的が曖昧な会議に費
やされている時間の割合は90%以上と言われている。
リモートと対面の使い分けが可能になり、会議の効率化が進む一方
で、主旨や議題が曖昧な会議は減っていない。目的があいまいな会
議や打合せは、今も日本の職場に無数にあるのだ。
【3】
そもそも、会議には5つの目的がある。報告・説明、問題の発見、
アイディア出し、決定解決、人的交流の5つだ。会議の生産性を下
げるのは、目的の重複と未定だ。
目的の重複とは、報告・説明、アイディア出し、決定・解決の3つ
を同じ会議に詰め込むことだ。こうなると関係ない人まで会議に呼
んでしまい、不要な資料作りや議論の長時間化になる。
目的が未定の会議とは、議題やテーマがあっても、目的を明確に定
めずに会議をはじめてしまうことだ。気がつくと会議そのものが目
的になってしまう。
あいまいな会議の原因は、主旨があいまいで無駄だと思いながら、
誰も口に出せない職場のカルチャーが根底にある。信頼を築くリー
ダーは、これを克服して、会議の生産性を上げ続ける。
大事なことは、会議の目的をひとつに絞ることだ。そうすること
で、最適な時間、適切なメンバー、必要な資料が揃う。その結果、
生産性が向上するはずだ。
【4】
建前で話すことはやめることだ。組織には役職があり肩書がある。
立場によって、責任の範囲が定められ、役割や予算、情報が会社か
ら与えられる。立場で動くことが前提なのだ。
信頼されるリーダーは、立場を離れ、全体にとって必要な考え方や
意見を部下に語る。自分が考えていることや持っている情報を包み
隠さず、早めに部下に伝える。これが部下に安心感を与える。
上司が本音を語らず、自分の立場から無難な建前の発言ばかりする
姿を見て育つと、部下たちは働く意欲を下げ、上司に不安を持つ。
こうして上司と部下は反目し合い、すれ違うようになる。
部下には上司の思いがわからないから、言われたことしかやらなく
なる。縦割り組織に生まれる不信感が、イノベーションを阻む障壁
になる。
上司は、建前の会話をやめて本音で語るべきだ。これが、部下に安
心感を与える。上司と部下が本音で話し合える日常こそが、安心の
バロメーターになるのだ。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4827215006/tachiyomi-22
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■コメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
リーダーのNG集です。部下と良い関係を築き、組織を良い方向に
導くために、リーダーが「やってはいけない」ことを組織開発のプ
ロが教えてくれます。
成功するリーダーは、やらないこと決めてから、やるべきことに取
り組むと言います。本書はその思考や行動スタイルを解説します。
「やめる」に特化している点で、きわめてユニークです。
リーダーがやりがちな37の悪習慣を紹介し、なぜやめるべきか、
どうすればやめられるかを事例を交えて解説します。部下に信頼さ
れ、チームの力を引き出すリーダーになるための必読書です。
本書で取り上げられるやめるべきことは、たとえば「メールに書く
のをやめる」「両腕を組むのをやめる」「建前で話すのをやめる」
「悩みを1人で抱え込むのをやめる」などです。
いずれも、ついやってしまいそうなことばかりです。事例を取り上
げて解説されるので、自分の職場に置き換えてイメージできるはずです。
最初から順番に読むのもいいですが、気になるページから読んでも
わかるように書かれています。本書を実践ガイドにすれば、自分と
部下のあり方を見つめ直すことができます。
部下や後輩を持つ30代・40代から、組織のチーム力をもっと向上
させたい中堅管理職、部下と信頼を築きながら、自己成長を目指し
たい方にもおすすめします。
他にも、店のオーナーや店長、スタートアップ企業の経営者や役
員、スポーツ組織のリーダー、先輩と呼ばれる方、病院や学校で働
く先生や団体の責任者、家族をまとめる保護者も参考にできます。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4827215006/tachiyomi-22
──────────────────────────────
◎バックナンバー→ http://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com 
◎登録、変更、解除→ http://www.bbook.jp/mag.html  
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2025
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■今週の選書

■頼されるリーダーになるための37の「やめる」

■荻阪哲雄

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部下が安心して働くための「やめる」


【1】


「どうすれば、自分の話が部下に伝わるか?」「部下が自発的に動

くようになるには何をすればいいのか?」など、リーダーは伝え方

で悩んでいる。


リーダーとして信頼され、職務人生を切り開いていけるかどうか

は、部下が安心して話をできるかどうかで決まる。部下の話を聞

き、一緒に取り組めるリーダーこそが信頼されるのだ。


リーダーの仕事は、部下の成長を促し、人と組織をつないで、職場

の文化をより良い方向に変えていくことだ。そうして組織に貢献

し、メンバーの潜在能力を開花させ、実践の質を高めることだ。


そのためには、やめるべきことをやめることだ。やる前にやめるこ

とを決めるのだ。マネジメントでやめることを決めれば、優先順位

が示される。部下はやることに集中できるようになる。


【2】


信頼されるリーダーは、目的があいまいな会議を真っ先にやめる。

いつも「何のための会議か」をチーム全体に問い、主旨や議論が曖

昧な会議はすべてやめていく。


こうしたやめる戦略を進めることで、部下が前向きな仕事に集中で

きる時間を生み出していく。前向きな時間を1分でも1秒でも増や

すことができれば、部下は安心感を持つはずだ。


会議の目的を定めると、主旨にあう最適な時間、適切なメンバー、

必要な資料が明確になる。にもかかわらず、目的が曖昧な会議に費

やされている時間の割合は90%以上と言われている。


リモートと対面の使い分けが可能になり、会議の効率化が進む一方

で、主旨や議題が曖昧な会議は減っていない。目的があいまいな会

議や打合せは、今も日本の職場に無数にあるのだ。


【3】


そもそも、会議には5つの目的がある。報告・説明、問題の発見、

アイディア出し、決定解決、人的交流の5つだ。会議の生産性を下

げるのは、目的の重複と未定だ。


目的の重複とは、報告・説明、アイディア出し、決定・解決の3つ

を同じ会議に詰め込むことだ。こうなると関係ない人まで会議に呼

んでしまい、不要な資料作りや議論の長時間化になる。


目的が未定の会議とは、議題やテーマがあっても、目的を明確に定

めずに会議をはじめてしまうことだ。気がつくと会議そのものが目

的になってしまう。


あいまいな会議の原因は、主旨があいまいで無駄だと思いながら、

誰も口に出せない職場のカルチャーが根底にある。信頼を築くリー

ダーは、これを克服して、会議の生産性を上げ続ける。


大事なことは、会議の目的をひとつに絞ることだ。そうすること

で、最適な時間、適切なメンバー、必要な資料が揃う。その結果、

生産性が向上するはずだ。


【4】


建前で話すことはやめることだ。組織には役職があり肩書がある。

立場によって、責任の範囲が定められ、役割や予算、情報が会社か

ら与えられる。立場で動くことが前提なのだ。


信頼されるリーダーは、立場を離れ、全体にとって必要な考え方や

意見を部下に語る。自分が考えていることや持っている情報を包み

隠さず、早めに部下に伝える。これが部下に安心感を与える。


上司が本音を語らず、自分の立場から無難な建前の発言ばかりする

姿を見て育つと、部下たちは働く意欲を下げ、上司に不安を持つ。

こうして上司と部下は反目し合い、すれ違うようになる。


部下には上司の思いがわからないから、言われたことしかやらなく

なる。縦割り組織に生まれる不信感が、イノベーションを阻む障壁

になる。


上司は、建前の会話をやめて本音で語るべきだ。これが、部下に安

心感を与える。上司と部下が本音で話し合える日常こそが、安心の

バロメーターになるのだ。


★本書の詳細、お買い求めは、

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4827215006/tachiyomi-22

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■■コメント

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リーダーのNG集です。部下と良い関係を築き、組織を良い方向に

導くために、リーダーが「やってはいけない」ことを組織開発のプ

ロが教えてくれます。


成功するリーダーは、やらないこと決めてから、やるべきことに取

り組むと言います。本書はその思考や行動スタイルを解説します。

「やめる」に特化している点で、きわめてユニークです。


リーダーがやりがちな37の悪習慣を紹介し、なぜやめるべきか、

どうすればやめられるかを事例を交えて解説します。部下に信頼さ

れ、チームの力を引き出すリーダーになるための必読書です。


本書で取り上げられるやめるべきことは、たとえば「メールに書く

のをやめる」「両腕を組むのをやめる」「建前で話すのをやめる」

「悩みを1人で抱え込むのをやめる」などです。


いずれも、ついやってしまいそうなことばかりです。事例を取り上

げて解説されるので、自分の職場に置き換えてイメージできるはずです。


最初から順番に読むのもいいですが、気になるページから読んでも

わかるように書かれています。本書を実践ガイドにすれば、自分と

部下のあり方を見つめ直すことができます。


部下や後輩を持つ30代・40代から、組織のチーム力をもっと向上

させたい中堅管理職、部下と信頼を築きながら、自己成長を目指し

たい方にもおすすめします。


他にも、店のオーナーや店長、スタートアップ企業の経営者や役

員、スポーツ組織のリーダー、先輩と呼ばれる方、病院や学校で働

く先生や団体の責任者、家族をまとめる保護者も参考にできます。


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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2025

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

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