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2025/07/18
結果を出すコンサルだけが知っている「伝わらない」がなくなる話し方の順番

結果を出すコンサルだけが知っている「伝わらない」がなくなる話し方の順番


なぜ、あなたの話は伝わらないのか
正しいことを正しく伝えているのに相手が動いてくれないのは、相手を動かすことを目的に話をしているからだ。「伝える」とは「相手に何かを渡して動いてもらう」という意味だ。つまり「伝える」とは、言葉で相手を動かすことではなく。相手に動いてもらうことなのだ。「動かす」と「動いてもらう」の違いは、前者が自分主体、後者が相手主体だ...

なぜ、あなたの話は伝わらないのか

正しいことを正しく伝えているのに相手が動いてくれないのは、相手を動かすことを目的に話をしているからだ。「伝える」とは「相手に何かを渡して動いてもらう」という意味だ。つまり「伝える」とは、言葉で相手を動かすことではなく。相手に動いてもらうことなのだ。「動かす」と「動いてもらう」の違いは、前者が自分主体、後者が相手主体だ...




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■今週の選書
■「伝わらない」がなくなる話し方の順番
■高橋輝行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書サマリー
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
なぜ、あなたの話は伝わらないのか
【1】
正しいことを正しく伝えているのに相手が動いてくれないのは、相
手を動かすことを目的に話をしているからだ。「伝える」とは「相
手に何かを渡して動いてもらう」という意味だ。
つまり「伝える」とは、言葉で相手を動かすことではなく。相手に
動いてもらうことなのだ。「動かす」と「動いてもらう」の違い
は、前者が自分主体、後者が相手主体だ。
そのためには、相手がやる気を出し、具体的に動いているイメージ
を持ち、自信を持って行動できるようにガイドすることだ。これを
相手の思考の解像度を上げるという。
【2】
伝わる話し方をするために捨てるべき思い込みがある。まず「会話
の主役は自分だ」と考えることは思い込みだ。話し手の仕事は、相
手のやりたいことを見つけることなのだ。
自分の考えで相手を動かそうという意識でいると、押し付けるよう
な話し方になる。「どうしたい」「どうなるといい」と相手がやり
たいことを引き出す話し方をするべきだ。
そのためには、相手に主体的に考えさせ、自ら動いてもらうように
ガイドすることだ。押し付ける話し方に気づいたら聞き出す話し方
に変えてみることだ。
行動の主体は、自分でなく、あくまでも相手であることを意識する
べきだ。相手の頭の中にあるやりたいことを引き出すことができれ
ば、相手は自然と動き出すはずだ。
【3】
「いつもの順番で説明すれば分かるはずだ」と考えるのも思い込み
だ。できる人は、いつもの手順で説明し、相手が理解できないと
「なぜできないのか」と責める。相手は身動きが取れなくなる。
自分の理解した順番でなく、相手が理解できる順番で話すべきだ。
相手に動いてもらうには、相手の立場に立ち「どこまでわかってい
て、どこまでわからないのか」を確認しながら話すことだ。
そのためには、相手のできることを増やしていく。小さな成功体験
を積ませることで自信を持って行動できるようになる。できて当た
り前とか、できなかったことを責めるとやる気と自信を失わせる。
相手が頭の中で、自分が行動して成功しているイメージを作り出す
ことが大切だ。これを目指して、相手の行動を促す質問を投げかけ
ていくことが重要なのだ。
【4】
「正解を伝えることが会話の目的だ」と考えることも思い込みだ。
頭の回転が早い人は、正解を言えば、相手はわかると思いがちだ。
伝わらない相手に対しては「頭が悪い」と感じてしまう。
だが、自分の正解を伝えることが会話の目的ではない。それを一方
的に伝えられた側は「あの人の話はよく分からない」となる。これ
がすれ違いの原因になる。
大事なことは、正解までの自分の思考の道筋を示すことだ。正解に
たどり着くまでの考え方の道筋が理解できないと相手は納得ができ
ない。
大事なことは、自分が正解を導き出した背景と考え方を伝えること
だ。そこではじめて相手はそれが正解であることを理解できるよう
になるのだ。
【5】
「やっておいて」で相手は動くと考えるのも思い込みだ。思考の丸
投げは相手の動きを止める。言えばできるとうのは幻想だ。人は、
頭の中に完成のイメージができていなければ動けないのだ。
大事なことは一緒に考えることではない。相手の思考の半歩先を行
くことだ。考えるべき要素を提示し、相手の考えを引き出し、考え
が出ないところは提案で補うことだ。
そのためには、相手の思考の状態を読み取り、相手の思考の半歩先
から次に考えるべきことをガイドしていくのだ。そうすることで、
相手は自ら考え、やってみようと思うのだ。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866677031/tachiyomi-22
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■コメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ビジネスコミュニケーションの本です。相手に動いてもらう対話術
です。「論理的に説明しているのに動いてもらえない」そんな悩み
をよく聞きます。
理由は、順番を無視しているからかも知れません。相手を動かすに
は、相手の思考を動かす必要があります。そのためには、思考の解
像度を上げながら伝える必要があります。
そこで大事なのが、話す順番なのです。本書では、その具体的な方
法がわかります。教えるのは相手を動かすプロであるコンサルタン
トです。理論と実践でわかりやすく説明してくれます。
前半では、コミュニケーションにありがちな思い込みを排し、正し
く伝わる考え方を解説します。後半は、相手に伝わる話し方を実現
するテクニックをステップごとに紹介していきます。
具体的には、思考のスイッチを入れる話し方・聞き方、相手の頭の
中のイメージをつかむフレームワーク、イメージを言語化・図式化
する問いかけ、行動を促す思考ガイドなどです。
ここで紹介されるのは、コンサルタントが実際に行っている相手の
思考の解像度を上げる話し方です。事例も幅広く、身近なものを取
りあげています。だから理解が進みます。
読めば、相手の理解を促す話し方ができるようになります。その結
果、相手の行動につながるはずです。相手に伴走し、成果を上げさ
せたいと思う人は必読です。
部下や社員に「伝わらない」と悩むビジネスパーソンはもちろん、
親や学校の先生、運動選手のコーチ、医療介護従事者など、自分の
言葉で人を動かす役割を担うすべての人におすすめです。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866677031/tachiyomi-22
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◎バックナンバー→ http://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com 
◎登録、変更、解除→ http://www.bbook.jp/mag.html  
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2025
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■今週の選書

■「伝わらない」がなくなる話し方の順番

■高橋輝行

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■■選書サマリー  

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なぜ、あなたの話は伝わらないのか


【1】


正しいことを正しく伝えているのに相手が動いてくれないのは、相

手を動かすことを目的に話をしているからだ。「伝える」とは「相

手に何かを渡して動いてもらう」という意味だ。


つまり「伝える」とは、言葉で相手を動かすことではなく。相手に

動いてもらうことなのだ。「動かす」と「動いてもらう」の違い

は、前者が自分主体、後者が相手主体だ。


そのためには、相手がやる気を出し、具体的に動いているイメージ

を持ち、自信を持って行動できるようにガイドすることだ。これを

相手の思考の解像度を上げるという。


【2】


伝わる話し方をするために捨てるべき思い込みがある。まず「会話

の主役は自分だ」と考えることは思い込みだ。話し手の仕事は、相

手のやりたいことを見つけることなのだ。


自分の考えで相手を動かそうという意識でいると、押し付けるよう

な話し方になる。「どうしたい」「どうなるといい」と相手がやり

たいことを引き出す話し方をするべきだ。


そのためには、相手に主体的に考えさせ、自ら動いてもらうように

ガイドすることだ。押し付ける話し方に気づいたら聞き出す話し方

に変えてみることだ。


行動の主体は、自分でなく、あくまでも相手であることを意識する

べきだ。相手の頭の中にあるやりたいことを引き出すことができれ

ば、相手は自然と動き出すはずだ。


【3】


「いつもの順番で説明すれば分かるはずだ」と考えるのも思い込み

だ。できる人は、いつもの手順で説明し、相手が理解できないと

「なぜできないのか」と責める。相手は身動きが取れなくなる。


自分の理解した順番でなく、相手が理解できる順番で話すべきだ。

相手に動いてもらうには、相手の立場に立ち「どこまでわかってい

て、どこまでわからないのか」を確認しながら話すことだ。


そのためには、相手のできることを増やしていく。小さな成功体験

を積ませることで自信を持って行動できるようになる。できて当た

り前とか、できなかったことを責めるとやる気と自信を失わせる。


相手が頭の中で、自分が行動して成功しているイメージを作り出す

ことが大切だ。これを目指して、相手の行動を促す質問を投げかけ

ていくことが重要なのだ。


【4】


「正解を伝えることが会話の目的だ」と考えることも思い込みだ。

頭の回転が早い人は、正解を言えば、相手はわかると思いがちだ。

伝わらない相手に対しては「頭が悪い」と感じてしまう。


だが、自分の正解を伝えることが会話の目的ではない。それを一方

的に伝えられた側は「あの人の話はよく分からない」となる。これ

がすれ違いの原因になる。


大事なことは、正解までの自分の思考の道筋を示すことだ。正解に

たどり着くまでの考え方の道筋が理解できないと相手は納得ができ

ない。


大事なことは、自分が正解を導き出した背景と考え方を伝えること

だ。そこではじめて相手はそれが正解であることを理解できるよう

になるのだ。


【5】


「やっておいて」で相手は動くと考えるのも思い込みだ。思考の丸

投げは相手の動きを止める。言えばできるとうのは幻想だ。人は、

頭の中に完成のイメージができていなければ動けないのだ。


大事なことは一緒に考えることではない。相手の思考の半歩先を行

くことだ。考えるべき要素を提示し、相手の考えを引き出し、考え

が出ないところは提案で補うことだ。


そのためには、相手の思考の状態を読み取り、相手の思考の半歩先

から次に考えるべきことをガイドしていくのだ。そうすることで、

相手は自ら考え、やってみようと思うのだ。


★本書の詳細、お買い求めは、

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866677031/tachiyomi-22


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■■コメント

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ビジネスコミュニケーションの本です。相手に動いてもらう対話術

です。「論理的に説明しているのに動いてもらえない」そんな悩み

をよく聞きます。


理由は、順番を無視しているからかも知れません。相手を動かすに

は、相手の思考を動かす必要があります。そのためには、思考の解

像度を上げながら伝える必要があります。


そこで大事なのが、話す順番なのです。本書では、その具体的な方

法がわかります。教えるのは相手を動かすプロであるコンサルタン

トです。理論と実践でわかりやすく説明してくれます。


前半では、コミュニケーションにありがちな思い込みを排し、正し

く伝わる考え方を解説します。後半は、相手に伝わる話し方を実現

するテクニックをステップごとに紹介していきます。


具体的には、思考のスイッチを入れる話し方・聞き方、相手の頭の

中のイメージをつかむフレームワーク、イメージを言語化・図式化

する問いかけ、行動を促す思考ガイドなどです。


ここで紹介されるのは、コンサルタントが実際に行っている相手の

思考の解像度を上げる話し方です。事例も幅広く、身近なものを取

りあげています。だから理解が進みます。


読めば、相手の理解を促す話し方ができるようになります。その結

果、相手の行動につながるはずです。相手に伴走し、成果を上げさ

せたいと思う人は必読です。


部下や社員に「伝わらない」と悩むビジネスパーソンはもちろん、

親や学校の先生、運動選手のコーチ、医療介護従事者など、自分の

言葉で人を動かす役割を担うすべての人におすすめです。


★本書の詳細、お買い求めは、

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866677031/tachiyomi-22


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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2025

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

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