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2025/11/28
1100億アイデアの生み出しかた

1100億アイデアの生み出しかた


アイデアの生み出し方
アイデアには仕事や人生の局面を変える力がある。だが、必要な時に限って何も浮かばないものだ。焦るばかりでどこから考えればいいのかわからないとなりがちだ。アイデアは、ぱっと降りてくるというイメージが強い。だが、その考えこそがアイデアを遠ざけている。ゼロから生み出すのは奇跡だ。そう思っていると、いつまでも何も浮かばない...

アイデアの生み出し方

アイデアには仕事や人生の局面を変える力がある。だが、必要な時に限って何も浮かばないものだ。焦るばかりでどこから考えればいいのかわからないとなりがちだ。アイデアは、ぱっと降りてくるというイメージが強い。だが、その考えこそがアイデアを遠ざけている。ゼロから生み出すのは奇跡だ。そう思っていると、いつまでも何も浮かばない...




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■今週の選書
■1100億アイデアの生み出しかた
■津谷祐司
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書サマリー
■■
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アイデアの生み出し方
【1】
アイデアには仕事や人生の局面を変える力がある。だが、必要な時
に限って何も浮かばないものだ。焦るばかりでどこから考えればい
いのかわからないとなりがちだ。
アイデアは、ぱっと降りてくるというイメージが強い。だが、その
考えこそがアイデアを遠ざけている。ゼロから生み出すのは奇跡
だ。そう思っていると、いつまでも何も浮かばない。
アイデアはゼロから生まれるものではない。目の前にある何かを見
つめ、手を加えて、違う形に作り替えることで生まれるのだ。粘土
をこねて形を整えて造形を作るようなイメージだ。
【2】
アイデアとは、今あるものをより良くする力だ。今あるものをどう
見つめるか、より良い状態とは何か、どう変化させるのか、この3
つの視点を押さえて発想の形と手順を学ぶ必要があるのだ。
特に、事業においてはロジカルな発想が不可欠だ。クリエイティブ
とロジカルの2つの発想術を身につけて、かけ合わせることで大き
な武器になる。
生成AIが登場して、誰でもアイデアが出せるようになった。あり
きたりな発想では、もはや差別化できない。だからこそ、発想の本
質を理解し、型と手順を身につけておくことが重要なのだ。
アイデアは特別な才能がある人だけのものではない。誰でも学び、
身につけることができるスキルだ。実際、優れたアイデアの多くは
偶然でなく、一定のプロセスを経て生み出されているのだ。
【3】
アイデアとは、現状を理想の状態に導く変化の原動力だ。アイデア
が求められる場面は多岐にわたり、目指すゴールも様々だ。一つの
発想方法ですべてに対応することは難しそうだ。
だが、アイデアに求められる役割を突き詰めれば、問題を解決する
ことと新しい価値観を作ることの2つに集約できる。言い換えれば
「解決」と「ネタ」だ。
「解決」のアイデアの役割は、マイナスをゼロにすることだ。現実
的な思考で、今ある問題を解決することだ。たとえば商品改善やチ
ーム運営、不便解消がこれにあたる。
一方「ネタ」のアイデアの役割は、ゼロをプラスにすることだ。未
来思考で新しい価値を生み出す。新商品やキャンペーン、ブログや
副業のアイデアがこれにあたる。
このように解決とネタでは、役割が明確に違う。当然、発想のプロ
セスも異なる。自分が欲しいのは、解決かネタかを見極めるところ
からはじめるべきだ。
【4】
解決アイデアの手順は「問題は何か?→問題箇所の特定→原因の明
確化→原因部分を変える」という流れになる。たとえば「最近よく
眠れず、日中の集中力が落ちている」とする。
この場合、睡眠状態を振り返り、眠りが浅いと気づいたら「寝る前
のスマホ」「運動不足」「枕の不具合」などの原因を突き止めて、
できる工夫をする。商品改善やチーム問題にも共通する考え方だ。
一方、ネタアイデアの手順は「自分の強みを整理する→想定客やニ
ーズを考える→自分の強みに新しい要素を掛け合わせる→有効策を
絞り込む」となる。
たとえば、ブログのネタを考え時、まず自分が興味や関心を持った
ことを書くはずだ。興味や経験ないことはネタにしづらいからだ。
自然と書けるテーマを選ぶはずだ。
次に、読者がどんな人かを想像し彼らに響きそうな切り口を探すは
ずだ。その上で相手にとっての価値を意識する。テーマが決まった
ら、調べて内容を充実させ、引きつける形に変えていく。
つまり、ネタアイデアを考える際には、自分が出発点になる。自分
が提供できるものの中から、相手が興味を持ちそうなものを見つ
け、それを魅力的に膨らませていくのだ。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482721526X/tachiyomi-22
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■コメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アイデア発想の方法です。ビジネスで活かせるアイデアを、解決ア
イデア、ネタアイデア、事業アイデアと分類し、それぞれどうすれ
ば発想できるか、その型と手順を体系的に解説します。
著者は、広告会社を経て、社内ベンチャーでネット事業を立ち上
げ、上場を果たしたそうです。その過程で確立したアイデアの発想
術をわかりやすく解説してくれます。
著者いわく、アイデアは誰もが学び、磨くことのできるスキルで
す。実際、多くの社員たちが著者に学び、コンテンツや事業を生み
出してきたそうです。本書には、その技術がまとめてあります。
本書では、アイデア発想の技術が、役割とアプローチごとにまとめ
られています。そのため、頭から順番に読まなくても、必要なとこ
ろ、気になったところから読めば十分に役立ちます。
具体的には、まずアイデアを解決とネタの2種類に集約、それぞれ
手順を解説、その上で発想に生かせる8つのアプローチを紹介しま
す。さらに、アイデアの評価と新事業アイデア発想も語ります。
ポイントは、ひとくくりにされがちなアイデアを分類した上で、そ
れぞれの発想法を解説してくれるところです。そのため、現場で求
められる様々なタイプのアイデアに応えます。
読めば、単なる思い付きや夢物語でない、お金を生み出す自分らし
いアイデアが発想できるようになります。また、問題解決や原稿な
どのコンテンツ作成などにも活かせます。
広告代理店や商品開発など、仕事でアイデアが必要な人、コンサル
タントなど問題解決が仕事の人、その両方が必要な経営者や起業し
たい人など、アイデア発想法を広く学びたい人におすすめです。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482721526X/tachiyomi-22
──────────────────────────────
◎バックナンバー→ http://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com 
◎登録、変更、解除→ http://www.bbook.jp/mag.html  
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2025
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アイデアの生み出し方


【1】


アイデアには仕事や人生の局面を変える力がある。だが、必要な時

に限って何も浮かばないものだ。焦るばかりでどこから考えればい

いのかわからないとなりがちだ。


アイデアは、ぱっと降りてくるというイメージが強い。だが、その

考えこそがアイデアを遠ざけている。ゼロから生み出すのは奇跡

だ。そう思っていると、いつまでも何も浮かばない。


アイデアはゼロから生まれるものではない。目の前にある何かを見

つめ、手を加えて、違う形に作り替えることで生まれるのだ。粘土

をこねて形を整えて造形を作るようなイメージだ。


【2】


アイデアとは、今あるものをより良くする力だ。今あるものをどう

見つめるか、より良い状態とは何か、どう変化させるのか、この3

つの視点を押さえて発想の形と手順を学ぶ必要があるのだ。


特に、事業においてはロジカルな発想が不可欠だ。クリエイティブ

とロジカルの2つの発想術を身につけて、かけ合わせることで大き

な武器になる。


生成AIが登場して、誰でもアイデアが出せるようになった。あり

きたりな発想では、もはや差別化できない。だからこそ、発想の本

質を理解し、型と手順を身につけておくことが重要なのだ。


アイデアは特別な才能がある人だけのものではない。誰でも学び、

身につけることができるスキルだ。実際、優れたアイデアの多くは

偶然でなく、一定のプロセスを経て生み出されているのだ。


【3】


アイデアとは、現状を理想の状態に導く変化の原動力だ。アイデア

が求められる場面は多岐にわたり、目指すゴールも様々だ。一つの

発想方法ですべてに対応することは難しそうだ。


だが、アイデアに求められる役割を突き詰めれば、問題を解決する

ことと新しい価値観を作ることの2つに集約できる。言い換えれば

「解決」と「ネタ」だ。


「解決」のアイデアの役割は、マイナスをゼロにすることだ。現実

的な思考で、今ある問題を解決することだ。たとえば商品改善やチ

ーム運営、不便解消がこれにあたる。


一方「ネタ」のアイデアの役割は、ゼロをプラスにすることだ。未

来思考で新しい価値を生み出す。新商品やキャンペーン、ブログや

副業のアイデアがこれにあたる。


このように解決とネタでは、役割が明確に違う。当然、発想のプロ

セスも異なる。自分が欲しいのは、解決かネタかを見極めるところ

からはじめるべきだ。


【4】


解決アイデアの手順は「問題は何か?→問題箇所の特定→原因の明

確化→原因部分を変える」という流れになる。たとえば「最近よく

眠れず、日中の集中力が落ちている」とする。


この場合、睡眠状態を振り返り、眠りが浅いと気づいたら「寝る前

のスマホ」「運動不足」「枕の不具合」などの原因を突き止めて、

できる工夫をする。商品改善やチーム問題にも共通する考え方だ。


一方、ネタアイデアの手順は「自分の強みを整理する→想定客やニ

ーズを考える→自分の強みに新しい要素を掛け合わせる→有効策を

絞り込む」となる。


たとえば、ブログのネタを考え時、まず自分が興味や関心を持った

ことを書くはずだ。興味や経験ないことはネタにしづらいからだ。

自然と書けるテーマを選ぶはずだ。


次に、読者がどんな人かを想像し彼らに響きそうな切り口を探すは

ずだ。その上で相手にとっての価値を意識する。テーマが決まった

ら、調べて内容を充実させ、引きつける形に変えていく。


つまり、ネタアイデアを考える際には、自分が出発点になる。自分

が提供できるものの中から、相手が興味を持ちそうなものを見つ

け、それを魅力的に膨らませていくのだ。


★本書の詳細、お買い求めは、

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482721526X/tachiyomi-22


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■■コメント

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アイデア発想の方法です。ビジネスで活かせるアイデアを、解決ア

イデア、ネタアイデア、事業アイデアと分類し、それぞれどうすれ

ば発想できるか、その型と手順を体系的に解説します。


著者は、広告会社を経て、社内ベンチャーでネット事業を立ち上

げ、上場を果たしたそうです。その過程で確立したアイデアの発想

術をわかりやすく解説してくれます。


著者いわく、アイデアは誰もが学び、磨くことのできるスキルで

す。実際、多くの社員たちが著者に学び、コンテンツや事業を生み

出してきたそうです。本書には、その技術がまとめてあります。



本書では、アイデア発想の技術が、役割とアプローチごとにまとめ

られています。そのため、頭から順番に読まなくても、必要なとこ

ろ、気になったところから読めば十分に役立ちます。


具体的には、まずアイデアを解決とネタの2種類に集約、それぞれ

手順を解説、その上で発想に生かせる8つのアプローチを紹介しま

す。さらに、アイデアの評価と新事業アイデア発想も語ります。


ポイントは、ひとくくりにされがちなアイデアを分類した上で、そ

れぞれの発想法を解説してくれるところです。そのため、現場で求

められる様々なタイプのアイデアに応えます。


読めば、単なる思い付きや夢物語でない、お金を生み出す自分らし

いアイデアが発想できるようになります。また、問題解決や原稿な

どのコンテンツ作成などにも活かせます。


広告代理店や商品開発など、仕事でアイデアが必要な人、コンサル

タントなど問題解決が仕事の人、その両方が必要な経営者や起業し

たい人など、アイデア発想法を広く学びたい人におすすめです。


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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2025

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

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