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2018/12/14
知的生活の設計「10年後の自分」を支える83の戦略

知的生活の設計「10年後の自分」を支える83の戦略

知的生活とはなにか

未来を自分の望む方向に設計するべきだ。だが、不確実な世界にあって、未来を設計することは難しい。鍵になるのが「知的生活」を「設計」することだ。「知的生活」とは、情報との向き合い方だ。本や情報との出会いを楽しみつつ、その過程で生まれる方向性について、意識的であるべきだ。「情報の消費の繰り返し」を「成長する旅路」に変えるのだ...


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■今週の選書
■知的生活の設計「10年後の自分」を支える83の戦略
■堀正岳
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■■選書サマリー  
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知的生活とはなにか

【1】

未来を自分の望む方向に設計するべきだ。だが、不確実な世界にあ
って、未来を設計することは難しい。鍵になるのが「知的生活」を
「設計」することだ。

「知的生活」とは、情報との向き合い方だ。本や情報との出会いを
楽しみつつ、その過程で生まれる方向性について、意識的であるべ
きだ。「情報の消費の繰り返し」を「成長する旅路」に変えるのだ。

「設計」するとは、目標に向かってどれだけのペースで情報を集め、
本棚や書斎はどれだけのスペースを確保すべきか。日々の知的生活
を維持するための日常を設計することだ。

時代は不透明になりつつある。私たちは頼りになる地図のない世界
を生きている。最終的に頼れるのは、外から与えられる見せかけの
答えではない。自分の内面から生まれる好奇心や情熱だ。

知的生活を設計するのは、そうした好奇心や情熱によって今を楽し
みながら、将来に向かって知を貯金するという考え方だ。趣味や発
見を積み上げて、未来を拓くのだ。

【2】

「量が質に転化する」決定的な境目がある。情報との触れあいを積
み上げることで、それが「ありきたりなもの」から「特別なもの」
に転換する瞬間があるのだ。

もし、一つのジャンルについて、まとまった知識を得たいと考え、
そのジャンルに存在する代表作を200冊程度と見積もったとする。
その場合、日に何ページ読めば3年以内に網羅できるか。

こうした数字を意識することで、未来に先回りした思考方法が可能
になる。すなわち、目標達成に向けた行動計画を決めることができ
るようになるのだ。

未来に「どこまで到達したいか」を意識して今日の活動量を決める
ことだ。「未来」を意識しながら「今日」を楽しむのだ。それが「知
的生活を設計する」という考え方なのだ。

【3】

積み上げの「量」を気にするべきだ。理由は、知的刺激から「発見」
や「つながり」を見つけるのは偶然だからだ。確率をあげるには、
ある程度「量」が必要なのだ。

インプットを定常的に行い、確率を高めることだ。マニアックな知
識であるほど、新しいつながりは稀になるものだ。さらに長い期間、
情報のインプットが必要になる。

ランダムな出会いを待つのでは遅いと思うなら、対象ジャンルを絞
ったり、調べる情報を限定したりすることだ。また、定番のパター
ンに従って新しい情報に触れていくことだ。

気ままな活動から一定の知的積み上げを受け取るには、毎日のイン
プット量と、気になるパターンを意識しておくべきだ。無為無策で
情報の海を漂うより、宝の地図を手にするようで楽しいものだ。

【4】

年に一度は、「蓄積した情報が利用可能か」「蓄積の手応えがある
か」をチェックすることだ。たとえば、読書が点と点になって、自
分だけに見えるパターンを生み出しているだろうか?

また、自分の興味が向かっている先はどちらか?セルフチェックを
行う。こうしたチェックを行うことで、知的積み上げの意味が失わ
れることを防ぐことができる。

もう一つは、航路の修正だ。新しいジャンルを開拓したり「新しい
体験が積極的にできていないのではないか?」「同じ場所で足踏み
をしていないか?」振り返りを行うのだ。

気をつけるべきことは、常に知的積み上げを私的なものにしておく
ことだ。積み上げている情報についての感想、感情、そのときの状
況についてもあわせて保存しておくべきだ。

こうした個性化した記録こそが、他では検索できない価値を生み出
すのだ。個性化こそが、他にはない情報の蓄積として成長していく
のだ。

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■■選書コメント
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●今週の選書について

「知的生活」のすすめです。不確実な世界に人生を有意義なものに
するには「知的生活」を送ることです。それが10年後の自分を支え
るとして、具体的な方法を教えてくれます。

「知的」という言葉が、アカデミックなものを連想させますが、決
して難しいことではありません。趣味や読書、映画鑑賞など、気に
なることをブログなどにまとめ続ける生活を推奨するものです。

継続することで、発想力や洞察力、そして、自分にしかできない編
集力が身に付きます。これが、やがて生きる力に繋がります。そん
な「知的生活」を始め、続ける上で必要なことが書いてあります。

本書の特徴は、徹底して具体的なことです。冒頭で「知的生活」の
定義と意味を解説した後は、徹底して「知的生活」をはじめ、続け
る方法を解説していきます。

たとえば、テーマの選定から、作業時間の設計、アウトプットの方
法や秘訣、振り返りのタイミングと方法など、著者を含めた実践者
の実例を交えながら解説していきます。

さらに、書斎の設計や習慣化の方法、お金の話や10年後の人生設計
まで解説します。著者がライフハックの人だけに、その過程で様々
なツールやアプリも紹介します。まさに本書一冊で網羅しています。

構成も工夫されていて、内容が83の戦略として、簡潔に書かれてい
きます。必要な箇所を興味や必要性に応じて拾い読みもできますの
で、分厚い本ですが、読書に不慣れな人でも読みやすいと思います。

先の見えない時代だからこそ、不安を感じながらも対処法が見つけ
られず、ボーッと生きてしまいがちです。これを反省し「何か始め
てみたい」と考える人にお勧めします。

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
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