無料版・バックナンバー
- ビジネス選書＆サマリーのバックナンバーをご覧いただけます。
2018/12/21
仕事は嫌いじゃないけど、人間関係がめんどくさい！
-
上司の心を読み、思い通りに操作する
「メンタリズム」を使えば、人間関係が改善できる。これは「心理術」と「トリック」の組み合わせのことで、いわゆるマジックのジャンルだ。100年以上前にショーとして確立したものだ。現代の日本で流布しているメンタリズムの潮流は、イギリスのメンタリストの流れを汲んでいる。心理術や催眠術を活用し、その背景にトリックを使用するのだ...
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■今週の選書
■仕事は嫌いじゃないけど、人間関係がめんどくさい！
■ロミオ・ロドリゲスJr.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★本書の詳細、お買い求めは、
→ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4295402540/tachiyomi
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書サマリー
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
上司の心を読み、思い通りに操作する
【１】
「メンタリズム」を使えば、人間関係が改善できる。これは「心理
術」と「トリック」の組み合わせのことで、いわゆるマジックのジ
ャンルだ。100年以上前にショーとして確立したものだ。
現代の日本で流布しているメンタリズムの潮流は、イギリスのメン
タリストの流れを汲んでいる。心理術や催眠術を活用し、その背景
にトリックを使用するのだ。
心理術である限り、100％通用するわけではない。それでも、心理術
は、しっかりと実験を重ねたものだ。心に通用することが分かって
いる。相手の心を読んだり、コントロールできたりするようになる。
メンタリズムを身につければ、たとえば、相手が「ビジネスでお付
き合いすべきか」「信用して仕事を任せていいか」「この先、裏切
らないか」などが事前にわかる。だから、ビジネスもうまく進む。
【２】
嫌味や長い説教を繰り返す苦手な上司には「スケープゴート」を差
し出すことだ。「スケープゴート」とは「生贄の羊」のことだ。自
分の代わりに生贄を差し出すのだ。
たとえば、上司に説教されたら、もっと教えてほしいと頼る。する
と上司は「やる気があるな」と思う。上司との飲みの席を設けて、
心のうちを吐き出させれば、上司はあなたに説教しなくなる。
人間は常に新しいものからの新しい反応を欲している。だから、あ
なたが毎日飲みに誘われることはない。そして、満足感を与えてく
れたあなたには、よい印象を持つ。ここまでくれば安泰だ。
念には念を入れて、同じ部署の同僚や先輩・後輩の誰でもいいから
「△△さんにもアドバイスをしてあげてくれませんか」とお願いす
る。
そうすれば、上司はもうあなたに対して説教や嫌味を言わなくなる。
なぜなら、新しい攻撃対象をあなたが見つけてくれたからだ。
【３】
上司に特別なことをしているわけでもないのに、妙に上司に好かれ
る人がいる。意識的に「エモーションインフェクト」を使えば、同
じ結果が出るはずだ。
エモーションとは「感情」、インフェクトとは「感染」のことだ。
多くの人は、完璧な人間より、少し欠点のある人のほうに好意を抱
くのだ。これがエモーションインフェクトだ。
ただし、こうした未熟さを上司に「感染」させるには鉄則がある。
自分自身が「きちんと仕事ができる」ことだ。能力がないのに実践
すると、ただ単に嫌われるだけだ。気をつけるべきだ。
女性がこのテクニックを使う際は、もう一つ付け足す。「自信があ
りません。アドバイスをもらえませんか」と上司に話すのだ。表情
は少し困り顔で、ボディータッチをする。
ポイントは、両手で相手の手首や前腕を軽く握ることだ。よく「お
願い」と甘えるときのような感じだ。これで男性上司の心は鷲づか
みになるはずだ。
【４】
上司からいきなり質問をされて、しどろもどろになる人がいる。す
ると、上司は「仕事ができない」というレッテルを貼る。そうなっ
たら最後、大きな仕事を任せてもらえない。
仕事ができる人と思われるには「上司の質問に、できるだけ素早く
返事をする」だけだ。答えが合っているかは関係ない。とにかく、
スピーディーに答える。それだけで「仕事ができるな」と感じる。
ポイントは、なるべく早口で話すことだ。早口は、相手の反論を抑
える効果がある。ただし、早口は「信憑性・信頼性に欠ける」「自
信がない」ととられることもある。
だから、一般的に早口は"いざというとき"だけ使うことをおすす
めする。普段は「ゆっくり」「落ち着いた」話し方を心がけるべき
なのだ。
※↓「これじゃ、物足りない！」「広告が煩わしい」方はコチラ↓
http://www.bbook.jp/paymelmaga.html
★本書の詳細、お買い求めは、
→ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4295402540/tachiyomi
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書コメント
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
人間関係の本です。テレビでもよく目にする「メンタリズム」とい
う心理術を使って、上司や先輩、同僚、部下など、職場の人間関係
を改善させます。
メンタリズムを使えば、無意識に相手の心を読んだり、コントロー
ルができたりします。手品ではありませんので、100％とはいきませ
んが、かなりの確率でそれができるようになります。
著者は、これを「人間の取扱説明書」としています。学んで使えば、
たとえば、相手が考えていることも、おおよそ当てることができ、
コントロールできるそうです。その方法がわかります。
仕事は楽しいのに、人間関係が鬱陶しい－そういう悩みをよく聞き
ます。そんな煩わしい職場の人間関係を、メンタリングで改善する
方法が具体的なテクニックとして紹介されていきます。
経営者や役員、上司、先輩、同僚、部下など、立場ごとに書かれて
います。さらに、自慢話、ひがみ、押しつけなど、ケースごとに書
かれていますので実践的です。
たとえば、自慢する上司には、上には上がいるとわからせる「再否
定の話術」、生意気な部下には、一瞬切れてすぐ笑顔に戻る「シャ
ークケージ効果」という具合に紹介されていきます。
メンタリズムで、嫌な人間を黙らせることができれば、ストレスは
解消し、毎日穏やかに過ごせるようになります。仕事に集中できれ
ば成果も上がるはずです。
「仕事は好きなのに人間関係が耐えられない」という人はもちろん、
もともと人付き合いが苦手・うまくいかないという人など、職場の
人間関係に悩むビジネスパーソンにお勧めします。
※「これじゃ、物足りない！」方は、コチラ
→ http://www.bbook.jp/paymelmaga.html
★本書の詳細、お買い求めは、
→ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4295402540/tachiyomi
──────────────────────────────
◎バックナンバー→ http://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com
◎登録、変更、解除→ http://www.bbook.jp/mag.html
──────────────────────────────
発行元：（株）アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2018
──────────────────────────────
